自転車教室新入生が新しい自転車を買ってもらって練習する風景も見られますが、自転車の練習も『正しい方法』があります。古典的な練習は、 1、補助輪のついた自転車にのる。 2、後ろを支えて貰って走る。(『ちゃんと持ってるか~?』とびくびくしながら走っては転けるの繰り返し) これは、時間もかかりますし、呑み込みの早い子供ならともかく、大人になってからでは身につきません。 正しい方法(『正しい』の基準は、簡単に、確実に、安全に。日本サイクリング協会も推薦。)をご紹介します。 ★事前準備 ・補助輪がついていたら外す。 ・新車の場合は、ペダルをつけないでおく。 ・サドルの高さを体に合わす。 【ここから練習】 1、自転車を押して歩く。(ちゃんと体に沿って車体がついてくるまで) 2、自転車にまたがって歩く。(このとき、ペダルが外してあると足に当たらない) 歩幅を広げて、足が地面につくまで体重を車体にあずけられるまで。 3、(ここからペダルをつける。)片足で地面を蹴ったあと、反対の足でペダルを踏み込む。 これが何度かできれば、連続してペダルの踏み込みができ、自転車に乗れるようになります。 ちなみに、長女に教えた時は20分程でOK。弟は同じように姉ちゃんに教わったので、オヤジは何もせず。 (翌日には水鉄砲を持って片手運転していました。) TVの紹介番組では、『呑み込みが悪いのを自認するオバサン』も、2時間で乗れるようになってサイクリングに出発していました。 考えてみれば、自転車の歴史は、ペダルもチェーンもない、『またがり歩き』で始まり、改良のうえに現在の形があるので、この『練習法』は、自転車の進化をたどるわけです。 そこに合理性があるといえるでしょう。 ※なお、『アイススケート練習法』、『スキー練習法』もあります。 数学でも歴史でも、同じようなもので、『古典的』な暗記中心の方法では非合理的。 |