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2012年12月22日

データブロックサイズの変更と分析系クエリへの性能影響(SSD編)

PostgreSQL Advent Calendar 2012(全部俺)のDay 22です。

最近、PostgreSQL上でデータ分析処理をよく行うようになってきました。また、いろいろなところでSSDも使うようになってきました。

PostgreSQLとデータ分析とSSD、という組合せを考えた時、どのようにチューニングするのが望ましいのか、あるいはどのようなチューニングができるのか、個人的にはまだまだ試行錯誤中だったりします。

SSDはハードディスクと比べてブロックサイズが大きいという特徴があります。また、DWH系のデータベースでは大きいブロックサイズを使うとパフォーマンス上のメリットがある、と言われています。

今回は、SSD上でPostgreSQLを使ってデータ分析系の処理を行う時に、データブロックのサイズを変えるとクエリのパフォーマンスにどのような影響を与えるのか、実際にクエリを実行しながら見ていきます。

■ブロックサイズの変更方法と確認方法


PostgreSQLでデータブロックのサイズを変更するには、PostgreSQLのブログラムバイナリをビルドする際にブロックサイズを指定する必要があります。

具体的にはconfigureスクリプトのオプションに--with-blocksizeというオプションを与えて、ここでブロックサイズを指定します。