昨日の記事は @kabaome さんによる 拡張統計情報とテーブル結合 でした。
本エントリでは、PostgreSQLのカラムナーDB拡張である cstore_fdw について、その基本的な使い方から、 DBT-3 のスキーマとクエリを使ってベンチマークをしてみた結果を解説してみます。
とは言え、私自身、cstore_fdw をそれなりに使ったのはこれが初めてですので、あまり深く踏み込めていないところもあるかと思いますが、そういったところがありましたら、コメント欄や Twitter などで補足いただけると助かります。
■cstore_fdw とは
cstore_fdw は Citus Data によって開発されているオープンソースの PostgreSQL 拡張で、PostgreSQL 本体に手を加えなくてもカラムストア型(カラムナー型)の備えたテーブルを利用することができるようになるものです。
cstore_fdw では、テーブルを外部テーブルとして定義することによって、 PostgreSQL のオリジナルのストレージ構造をバイパスして、独自のストレージフォーマットを持つテーブルを保持することができるようになっています。