2015年5月19日

[Postgres Toolkit] pt-table-usage/pt-index-usageコマンドの使い方

今回は、前回のエントリで紹介した Postgres Toolkit に含まれるコマンドのうち、pt-table-usageコマンドとpt-index-usageコマンドを紹介します。

「Postgres Toolkitって何?」という方は前回のエントリからどうぞ。
pt-table-usageとpt-index-usageコマンドは、それぞれテーブルとインデックスの利用状況を確認するためのコマンドです。

PostgreSQLの統計情報についてご存じの方はお分かりの通り、通常、PostgreSQLでこれらの情報を取得するには、複数のシステムビューやシステムテーブルを組み合わせなければなりません。

そのため、DBAにとって、もっとも頻繁に行う作業のひとつであるにも関わらず、かなり面倒な部類に入る作業です。

pt-table-usageとpt-index-usageは、これらの作業をコマンドひとつで実行できるようにしたものです。

2015年5月12日

Postgres Toolkit 0.2をリリースしました

本日、Postgres ToolkitというPostgreSQLのDBA向けツールキットをリリースしました。

■「Postgres Toolkit」とは何か


Postgres Toolkitは、PostgreSQLの運用管理を楽にするためのスクリプトやツールのコレクションで、DBA業務の品質や生産性を高めることを目的としたツールキットです。

Postgres Toolkitを使うことで、複雑なSQLを実行したり、自前のスクリプトをメンテする必要性が減少します。コンセプトとしては、「PostgreSQL DBA向けのVictorinox(スイスアーミーナイフ)」のようなイメージです。

もともとは、私がトラブルシューティングなどに呼ばれた時などに、現場で使えるツールがあまりに少なく、なかなか生産性が向上しないと感じていたことが発想の原点であり、書き捨てのスクリプトを毎回作るのではなく、いつでも誰でも使えるような便利なツール類が必要なのではないか、と感じていました。位置付けとしてはMySQLのPercona Toolkitと似ています。

Postgres Toolkit 0.2は、PostgreSQLのバージョン9.0、9.1、9.2、9.3、9.4をサポートしており、OSはRed Hat Enterprise Linux 6/CentOS 6で動作確認をしています。Python 2.6がインストールされている必要があります(Python 2.6はRHEL6/CentOS6のデフォルトです)。