2014年12月2日

PostgreSQLカンファレンス2014開催のお知らせと見どころのご紹介 #pgcon14j

この記事はPostgreSQL Advent Calendar 2014の12/3の記事です。

12月5日(金)にPostgreSQLユーザの方にはおなじみのPostgreSQLカンファレンスが開催されます。
私も企画に少しかかわっていますので、このエントリでは今回のカンファレンスの見どころをご紹介してみようと思います。

■5トラック同時進行で多彩なセッション

今回のカンファレンスは、レギュラーセッションに加えてさまざまな企画系のセッションがあります。
  • キーノートセッション
  • ハンズオンセッション
  • レギュラーセッション
  • チュートリアルセッション
  • インターナショナルセッション
キーノートやレギュラーセッションは通常通りと言えますが、それ以外にも、豪華講師陣による「ハンズオンセッション」、PostgreSQLの初学者でも半日で効率良く学べる「チュートリアルセッション」、海外から参加する講師による英語のみの「インターナショナルセッション」など、さまざまなセッションがあります。

2014年9月7日

第4回PostgreSQLアンカンファレンスを開催しました #pgunconf

昨日9月6日、第4回PostgreSQLアンカンファレンスを開催しました。
土曜日にも関わらず30名近い方に参加いただき、発表も17本もあり、今回も盛況なイベントになりました。参加いただいた方、発表いただいた方、ありがとうございました。

「アンカンファレンス」では、事前にはプログラムを決めず、当日イベント開始後に発表したい人が右の写真のように付箋紙で張り付けてプログラムを作っていくという仕組みで、一つのセッションが10~15分と短い代わりに、より多くの人が発表機会を得られる、というスタイルのイベントです。

そのため、毎回バラエティに富んだ話題に触れられるので、企画する側としてもプログラムができあがっていく様子を見るのがひとつの楽しみになっています。今回も始まって10~15分でほとんどの枠が埋まっていました。

アンカンファレンスに初参加だった方は1/3程度だったようですが、新人さんが2本も発表していたりして、気軽に発表できるイベントとして認知されつつあるようで、企画者としては嬉しく思いました。

2014年7月22日

もうひとつの「PostgreSQL Internals」技術文書が公開されました

最近、精力的にPostgreSQL関連の検証や技術情報の公開をしている日本HPさんから、「PostgreSQL Internals」という技術文書がPDFで公開されました。
上記ページの下の方に「PostgreSQLエンジニア向け!ストレージ内部構造および内部動作検証報告」というタイトルのPDFファイルをダウンロードすることができます。
章レベルで目次を抜き出すと以下のような内容になっています。
  1. 本文書について
  2. プロセスとメモリー
  3. ストレージ構成の検証
  4. 障害対応
  5. パフォーマンス関連
  6. SQL文の仕様
  7. 権限とオブジェクト作成
  8. ユーティリティ
  9. システム構成
  10. ストリーミング・レプリケーション
  11. ソースコード構造
  12. Linuxオペレーティング・システム設計

2014年6月10日

Chef/serverspecを使ってPostgres-XLを2分でデプロイする(デモ動画あり)

先月、PostgreSQLのMPP拡張であるPostgres-XLがリリースされました。
PostgreSQLでも最近はデータウェアハウス系のトピックが増えてきており、Postgres-XLも注目を集めています。

一方で、このようなクラスタ系のツールや拡張は、複数のサーバから構成される複雑な構成を取ることも多く、なかなか簡単に試してみるというわけにはいきません。

そのため、今回、Postgres-XLの最少構成をデプロイするためのChefのレシピと、そのデプロイのテストをするためのserverspecスクリプトのツールキット一式を作成しましたのでご紹介します。

2014年5月5日

技術解説Wiki「PostgreSQL Internals」を立ち上げました

今年1月に筑波大学で開講された「情報システム特別講義D」での私の講義内容「Inside PostgreSQL Kernel」の内容をWikiにして公開しました。
もともと学生さん向けの講義ということで、RDB技術とトランザクション処理の入門的な内容になっておりますが、PostgreSQLにおける実装に興味のある向きにはぜひご覧いただけると幸いです。

講義の当日は時間の都合上説明できなかったところや、そもそも準備が間に合わなかったところなどもいろいろありますが、せっかくWikiにしたので、これから少しずつメンテナンス・拡充していければと思っております。成長していくコンテンツ、ということで。