この設定をきちんと行うことによってセキュリティのレベルを高めることができますが、粒度の細かな設定が必要となるため、手間がかかるのも現実です。
今回は、このテーブルへのアクセス権限の設定(アクセスポリシーの作成)を、アクセス統計情報を用いることで(半)自動化してみます。
■アクセス統計情報とは
PostgreSQLには、他のRDBMS製品と同様、アクセス統計情報を取得する仕組みがあります。
アクセス統計情報とは、どのテーブルにシーケンシャルスキャンを何回実行したか、インデックススキャンを何回実行したか、あるいは何ブロックの読み取ったか、といった情報のことで、この情報を使うことによってデータベースにおけるアクセスの特徴やパターンを把握することができます。
もちろん、パフォーマンスチューニングの時には、この情報を活用することになります。