流れる雲に霞みながら
一人 空往く月に
心重ねるように
私は 想いを空に向けた
いつも変わらず
自分であり続けることの意味を
無言の中に 教えてくれる月
満ち欠けはあれども
人の心照らす光は
雨を嫌わず 雲を払わず
淡々と 心沁み入る調べを 奏でゆく
澱みに浮き沈みする心を 静かに包み
時の流れを ゆっくりと光に溶かしながら
闇に彷徨う全ての心を 優しさの中に
抱きしめてくれる
あぁ・・・月よ
貴方の翳りの無い その汚れ無き心に
どれほど癒され 励まされてきたことだろう
私は 貴方のように なれないかもしれない
しかし
貴方のような 何物にも侵されない心で
自分の道を 創っていきたいと思う
- Moonlit Night -