
井上功一であります。
李克強氏は、暗殺されたのだと思いますが、
益々、粛清を強化する習近平体制の末期かもしれませんが、
支那人民の支持回復を狙い、
台湾、尖閣、沖縄侵攻の日も近いかもしれません。
さて、
穏やかな暖かい秋晴れの本日は、
午後、
大阪日台交流協会令和5年10月例会
"現代中国のナショナリズムのなかの「台湾統一」"
に参加。
非常にタイムリーな演題で、
大陸側から見た台湾侵略(統一)がどう見えるか。
現代中国のナショナリズムとは、如何なるものか。
非常に勉強になりました。
鄭成先生のお知り合いの作家、
唐辛子さん、劉燕子さんも御参加。
講師:鄭成氏
1971年中国上海生まれ。
専門は現代中国史。学術博士(早稲田大学)。
対外経済貿易大学(中国北京)専任講師、
早稲田大学社会科学総合学術院准教授を経て現職。
単書に
『国共内戦期の中共・ソ連関係:旅順・大連地区を中心に』(御茶の水書房、2012年)
論文に
『中国建国初期の小中学校における思想政治教育―トレーニングとしての愛国主義教育―』
『建国初期における青年知識人の社会主義への思想転向』等がある。
特に、印象的だったのは、
鄭先生が、10年前初めて台湾を訪問された時、
「夢の様だ。」
と感じられたこと。
大陸で、
「ありがとう」というと
「どういたしまして。」
と返されるが、
台湾では、
「ありがとう」というと
「ありがとう」
と返され、
人としての暖かさを非常に感じ、
感動された、ということ。
また、
本音トークで、
近代史四方山話に花が咲いた
質疑応答、討論会において、
・支那の歴史教育では、
中国5000年の歴史、
歴代の専制政治、易姓革命を繰り返す自國の歴史を
教えているが、
歴史は、史実を検証することが中心で、
民衆、英雄が悪徳政権を倒したが、
具体的な優れた統治方法をしらなかったので、
統治が未熟で、
再び、その民衆、英雄が、倒した政権の真似をして、
悪徳政権になり、再び倒される。その繰り返し。
それに終止符を打ったのが、
マルクス共産主義の革命、統治方法を用いた
中華人民共和国の『毛沢東』である。
と教えている。ということでした。
なかなか巧妙な洗脳で、
大部分の支那人民は、
そのまま受け入れているのだと思います。
・中国人という概念は、孫文の辛亥革命以降の概念。
今は、モンゴル人、チベット人、ウイグル人、満洲人、
朝鮮人という概念はなく、
伝統文化宗教も民族浄化され、
中国人の中におけるモンゴル族、チベット族、
ウイグル族、満族、朝鮮族。
となっており、民族意識が希薄になっている。
<講義で印象的だったところ>
・現代中国のナショナリズムに台湾統一は、必然
国共内戦で、
蒋介石と、蒋介石を支援するアメリカを敵視するところから始まっている。
支那共産党のプロパガンダとしては、
「人民の敵を殲滅し、台湾を解放せよ。」
「疲弊する台湾人民を、米帝に支配された蒋介石の独裁圧制から
解放するのが、台湾統一。」
建國の原点は、中華民國(台湾)を殲滅し、
中華人民共和国に統一すること。
よって、
支那人民も、多くが支持していた。
1960年代になると、中華人民共和国は、「大躍進政策」「文化大革命」で疲弊、
知識人、富裕層弾圧によって、
支那人民の共産党政権への不平不満が増大し、
蒋介石が、反転攻勢してくる可能性もあった為、
ナショナリズムプロパガンダを、更に強化。
蒋介石政権を支援するアメリカ蔑視、憎悪も強化
1980年代は、「解放、改革路線」
支那共産党は、人民の為にあることを示す為、
経済発展にも注力。
・現代中国のナショナリズムの中心は、
-悠久の歴史
-伝統文化
-列強の利害侵害排除
*改めて、
中華民國の政体を破棄し、
台湾共和國として独立し、
台湾共和國憲法を自主憲法として制定して、
真なる独立國家となることが重要だと思いましたし、
元統治國である日本は、台湾共和國を承認し、
日台同盟を締結することが出来ることではないか。
と思います。
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- 2023/10/28(土) 20:36:40|
- 軍事外交、再軍備、核武装、科学技術
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