年の瀬の大晦日にこの記事を書いています。 つらつらと今年のことも含めて書いていたら長文になってしまいました。
書いてあることを最初に要約すると
- この一年はコロナ禍時時期に比べてアクティブにできたことがあった
- いろんな人とお話しできてよかった
- VimConfに参加して最高でした
ってことが書いてあります。
VimConf 2024が開催されるまでのできごと
前回はコアスタッフとしてVimConfに関わらせていただきましたが、コロナ禍になってからは個人的な事情もあってコアスタッフから離れました。
VimConf Tinyの参加レポも書いていなかったということも思い出して、今、そこからふりかえっています。
いち参加者としてまた楽しみたいなと思って、久々に開催されたVimConf Tinyでは個人参加をしました。当日はセッション内容をゆったりと聞いて、懇親会ではお久しぶりな方々とゆったりお話をしたりして、それもすごく楽しかったです。
コロナ禍でそうした機会が減っていたなか、ゴリラさんの発表で「もっと勉強会やコミュニティが増えていくといいな」と語られていて「いい話をするなぁ」と思ったのと同時に、自身がVimを使い出してから好みや設定が整ってからは変化が少なくなったということや、コロナ禍も相まってリアルなコミュニケーションを主体としていたYokohama.vimも随分と開催していないことも思い出しました。
Tinyが終わってしばらく経ったある日、vim-jpのslackでemteeさんが「熱々の小籠包を食べたい」という何気ないつぶやきから、「横浜の中華街でYokohama.vimをやりましょう!」と機運が高まり、2023年の12月に開催できたのは、きっと自分にも周りの方にもVimConf Tinyの余韻が残っていたからで、勢い力って大事ですね。
そんなこんなで開催したYokohama.vimはとても楽しくて、場づくりくらいしかできなかったけど、やってよかったなと思えました。コロナ禍前はTwitterで見かける顔ぶれだと思ったのが、今はvim-jpのslackで見かける顔ぶれと感じるようになったのは、自分が投稿をする場所だったり日頃から接しているツール、ライフワークがここ数年で随分と変わったからかもしれません。
2024年の7月にはIKさんが「目黒.vimとか横浜.vim開催の時に顔出せればいいなと思ってます!」と、つぶやいているのを教えてくださって、Yokohama.vimを開催しました。
ここ数年まったく開催していなかったのに、数ヶ月後に開催できてなんてなんということでしょう! そこでも参加者の方々から「開催してくださりありがとうございます。楽しかったです。」と言ってもらえて、「いやいや、楽しませてもらったのは自分です」なんてことを思っていました。
IKさんに誘われて二次会的に元町のカフェでお茶をして、懐かしい話(IKさんが学生の頃に出会っていたので)をしたり、社会人になってからの出来ごとや心境を聞かせてくれました。 コロナ禍になった時「最近どう?」みたいなDMをしようかなと思っていたんですけど、リアルに会ってお互い伝えたかったことが言えるまで溜めておいてよかったなぁと。職場の上司や同僚など環境にも恵まれているようで、すごくやる気に満ち溢れている漢になっていて、刺激を受けました。
この7月開催の会で tomoyaさんから vim-jp radio に関する小話を聞かせていただき、初回放送をわくわくしながら待っていたのでした。今思えばこういう機会があったからそういう楽しいことにも巡り会えたんじゃないかなと。
そして、秋が深まりVimConf 2024が開催されるというアナウンスがありました。
VimConf 2024 開催にあたって
前置き
前置きが長くてすいませんでした。なにしろ数年ぶりのブログ記事なのでもう少し前置きを・・・ とう冗談はさておき、ブログ記事を書かなくなってしまったのは幾つかの理由があって、そのあたりにも少し触れておこうと思います。
「実は私、転職していました!」ということをこのブログにははっきり書いてなかったんですよね。VimConf 2018と2019でプラチナスポンサーをした「アットウェア」という会社に15年前に入社しました。
会社ブログに経験したことを書いたり、社内Qiita的なのがあって駄文はそこに書くことが多くなりました。そうやって書くネタが減ってしまったのと、IT系とは別趣味の個人ブログも書くようになったり、2016年のふりかえりエントリーを下書きに入れたまま年を越してしまい、めっきりとこちらのブログに書くことが減ってしまいました…
VimConf 2024のことを書きたくて、さっき、2016年のふりかえり記事を公開して、今こうしてふりかえり記事を書いています!
気持ちよく VimConf 2024 当日を迎えるために
VimConfのスポンサーをしたいと言い出したのは自分で、その想いは会社のブログに書きました。もしよければ見てください。
社内のことはさておきとして、2019年にコアスタッフをしていた時に私が担当をしていた「名札づくり」について、5年ぶりに当時のことを思い出しながらゴリラさんと引き継ぎのやり取りをしました。
コンセプトや自動化を含めたワークフロー的なものをまとめたスライドを作ってあったので、それで解説しながらローカル環境で再現させたものでデモし、当時使っていたコードと一緒にお渡ししました。
しばらく経ってから、ゴリラさんから「うまくいきました!」と一報を受けて、小さくガッツポーズしました(笑)
そんなこんなで、会社でやることもやったし、個人でもやることやったという状況にできて、当日を安心し迎えることができました。
VimConf 2024 の感想
感想まで辿り着くのに長くなりました。 午前中の基調講演はあっという間という表現が適しているというくらい、聞き入ってしまいました。 OSSって継続して提供され続けるというのも、ひとえにメンテナーの方々あってのことなので、使い続けられる有り難みが身に沁みました。
午後のセッションも面白く、同じようなシチュエーションになったら真似してみたいテクニックや考え方もありました。「Switch between projects like a Ninja 🥷」で紹介してくださっていた、session機能は自ら意識的に使ったことなかったなと。発表はイメージができるように話してくださっているから、聴いていると「これは便利そう」と、真似したくなるんですよね。実際に試してしっくりきたり、何度も使い続ければそのまま設定や使う習慣が残っていき、頻繁に使わなければ忘れてしまうことも私は多かったので、今の自分には使う意識をもって手数を増やすのが大事だなと感じました。
そうやって、午後もあっという間に時間が過ぎて、楽しいLTも終わって懇親会になだれ込みました!
懇親会では「話題のネタにどうぞ」と渡されたカードにあった「あなたのお気に入りの設定」という会話で、自身でもなんとなくわかっていたけど、あらためて実感したことがありました。
自身のvim設定はかなり前に落ち着いてしまい、仕事や個人で使っているパソコンを変えるタイミングで、プラグインを少し入れ替えることはあるのですが、自身が基本としているキーマップはあまり変えず、設定がデフォルトなのか、それとも自分が設定したものなのか忘れてしまうほど、馴染んでしまっています。
以前は「環境ポータビリティ」という思考でサーバー上でも自分の環境を再現したくなっていましたが、今はサーバーにログインしない開発環境や運用環境が多くなり、ローカル環境で整えばそれでよしという、落ち着き(?)具合になっています。
パソコン移行時もクリーン・インストールしていた派でしたが、最近は丸っとそのまま環境を引き継ぎ、その都度ローカルでちょいちょい手直しをして、GitHubのconfigリポジトリにはpushせずじまいとなっていました。
Vimを設定の注ぎ足しで使い続けてきたんだけど、Neovimに乗り換えて設定も0から作り直すのも面白いかもなと思って、来年は私物のパソコンで環境を変えてみようかと。
また、懇親会ではお久しぶりな方にご挨拶できたり、声をかけていただけてうれしかったです。 ゆっくり話すには時間が足りませんでした。まぁ、これくらいが名残惜しくていいかもしれないですね。二次会では5人で秋葉原の飲食店へ、そこで今回の発表者でもあるdisuzuさんと隣席になりました。ここ数年のVimConfでは懇親会や会場でお話しする機会がなくて、面識もそこまであったわけではなかったのですが、Yokohama.vimを初めて開催した1〜3回目あたりで参加していただいた時のこと話したら覚えていてくださり感謝です。二次会ではVimの話だけでなくそれ以外の日常の話題もあって、自分だけでなく、みなさんそれぞれが色んなチャレンジや領域で頑張っているんだなぁと刺激を受けました。
Tinyから2024年にかけてのVimConfは自分にとっては地続きで、人と実際に会ったあとの連鎖反応で何かが起こるという連続で楽しい期間でした。そういった流れで、VimConf当日に次回のYokohama.vimをする機運が高まって、実際に翌月の2024年12月にまた開催できたのも驚きで、実際に熱量があるまま、お話を聞けたりして楽しかったです。
来年は自分が今やっていることを形にして、自分から楽しい話をできるといいなぁ。 読んでくださりありがとうございました。