年末年始「青春18きっぷ」旅(五日目)②  紀勢線、乗ったかどうかあやふやな区間もようやく制覇

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規模は小さくなれど今も要衝の駅、亀山。


柘植駅から加太越えして亀山駅に到着
西と東海の境界駅ですのであり、非電化と電化区間の境界でもあるので、
JR東海の電車と、西、東海両方の気動車が行き交います。
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乗ってきたキハ120の隣に停まっている
JR東海キハ25が次の乗車列車でしたが、
時間がまだあるのでリュックだけシートに置いて、
駅構内をブラブラ。

2・3番ホームの大きな木製上屋が、かつて長大編成が数多く行き来し、
乗り換え利用も多かったことを示しています。
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ただ現在は名古屋方面でもさほど長い編成ではなく、
加茂・紀勢線方面は長くても2両程度。
今では長く幅も広いホームを持て余し気味。
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上越新幹線、北陸新幹線の開通により、
在来線ホームが余剰施設になった越後湯沢駅のように、
新幹線開通にともない様相が変わった駅は多いですが、
亀山駅のように新幹線関係なしに
主要ルートでなくなり閑散とした駅となったのは珍しいかも?
・・と思ったけど、北海道、九州のかつての炭鉱地帯だとザラにありそうだし、
留萌駅みたいにもうすぐなくなってしまう駅もある。


かつては機関区もあった名残で転車台も残っている
広大な車両区も今は停泊する車両はまばら。
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2015年夏以来の亀山駅訪問ですが、
大正2年以来という意外と古いスペイン瓦風屋根の駅舎は、
駅前広場に雨除けが作られてやや外観を損ねてしまっている。
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出入り口にある明り取りの窓は開業時にはなかったようです。
なお、駅前広場の入り口にあった鳥居は
駅前再開発でなくなってしまっていたようですが、
そっち側は確認し損ねた。

名古屋、加茂、紀勢線各方面とも日中はきっちり一時間に1本ずつ
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しかも、毎時14分、16分、24分の発車ですので、
一時間のうち10分間だけに集中しているというのは面白い。

紀勢線方面の日中は全て参宮線に直通する鳥羽行きのみで、
多気駅から先の紀勢線には、亀山駅始発は1本だけで、
他は多気駅始発となってます。
それも含めて新宮方面への各駅停車は一日10本だけと少ない。

これまで乗ったことがあるのかどうか、
記憶が曖昧だった亀山~一身田も今回ようやく「はっきり」乗車。
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一身田駅で行き違いのため5分間停車
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2年前の春にも訪れた駅舎ですが、
ここは何度でも見ておきたい。
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全国的に見ても、「現在の交通量と駅舎や
ホームの立派さが噛み合ってない」ランキングなら上位にクラスです。
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大正12年改築で、今年はそこから100周年。
この立派な駅舎がいつまでも残ってくれたら嬉しいけど、
次に訪れる田丸駅のようにならんとも限らん。

その田丸駅、今年の春ごろに現在の駅舎が解体されるということで、
是非見ておきたいとスケジュールに組み込んだんですが、
そこで下車して次の列車を待つとなると、
どちらの方向でも60分から90分の待ち時間。
駅からのバスの便も悪くどうしたもんか悩んでいたんですが、
今乗っている列車は田丸駅で3分の停車。
駅舎のある側のホームに停まるので、これなら撮影は可能。

松阪駅近辺で並行する近鉄の駅が近ければ歩いて移動したんだけどね。
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津駅で出発がやや遅れるも、
多気駅に着くころには回復してくれたんですが、
今度は多気駅での行き違い待ちでまた遅れる。
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今回も多気駅から先、多気町前村のまだ見ぬ我が本籍地訪問は今回も見送り
松阪駅からのバスを利用したら上手く回れそうなので、次にチャレンジしてみよう。
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多気駅を2分程度の遅れで出発して、2駅先が田丸駅。
果たして駅舎を正面に出るだけの時間は確保できるかどうか。

次回へ続く

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