巳年正月三が日は景観保存地区巡り④ 石切神社って参道を「下る」んだね

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新・三大車窓にしてもいいんではなかろうか?

今年からはついにおせち料理を購入するようになった我が実家ですが、
雑煮についてはオフクロが作って、変わらぬ味をキープ。

で、正午前には一人でお出かけして、
奈良方面に向かうショートカットとして、淡路からおおさか東線に乗って、
河内永和で近鉄奈良線の各駅停車に乗車。
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こいつは東花園止まりだったので、次のやってくる準急を待つ。

東大阪市もここまで来ると、生駒山系がかなり近くまで迫ってくるのね。
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大阪万博の開催も迫ってくる中、各鉄道会社ともに
多種多様な万博ラッピング車両で盛り上げようとしてますが、実際のところどうなんかな?
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本線と直角に留置線がある東花園検車区には団体専用の「新あおぞらⅡ」がお休み中
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近鉄奈良線は東花園駅から先、瓢箪山・枚岡・額田・石切と
生駒トンネルの手前まで30パーミル以上の勾配が続く、
大手私鉄で頻繁に列車が走る通勤区間としては屈指の急勾配区間となります。
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生駒トンネルに至るまでの区間を直線で進むと30パーミルの勾配では済まなくなるので、
右へ左へと急カーブも連続して登坂のための距離を稼ぐのもこの区間の特徴で、
気が付けば、列車に乗車したときには同じ目線の高さにあった大阪の高層ビル群を、
遥か眼下に眺める位置にまで到達しています。
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晴れていれば遠く淡路島まで見通すことができ、
夜は都会の煌めく夜景が車窓に広がる

国内でいわゆる「三大車窓」と呼ばれているうち、狩勝峠はルートが変わり、
肥薩線の矢岳越えも復旧の見込みが立たず、
現在も列車が走ってるのは篠ノ井線の姨捨のみという状況を考えると、
そろそろ「三大車窓」も決めなおしていいように思えます。
その際にはこの近鉄奈良線の生駒越えは是非候補に入れて欲しい。
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近鉄の前身、大阪電気軌道が難工事の末に大正3年に開通させた生駒トンネルは、
現在の場所よりもやや北側にあり、トンネルの手前に孔舎衛坂(くえざか)駅が存在していましたが、
車両の大型化に伴う新トンネルの建設が必要となり、昭和39年に現在のトンネルが開通。
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旧孔舎衛坂駅のホームは現在も残されていて、旧トンネルもけいはんな線の
新生駒トンネルの生駒方の出口部分で一部再利用されています。

石切駅は「でんぼ(腫れ物)の神様」として参拝客で賑わう石切剣箭(つるぎや)神社の最寄り駅で、
駅から参道を登れば上之社、下れば通称「石切さん」の本殿へと至ります。

私は「石切さん」の参道って、この日ここに来るまで、
石切駅から「登っていく」ところが賑わっているところだと思ってました。
つまり、本殿というのは山の中腹辺りにあるもんだと勘違いしてた。
しかし駅を降りて参道に向かうと、賑わっているのは下の方。
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「少し下の方から参道が始まってるのかな?」と思い、まずは下っていくことにすると、
人混みはどんどん増していって、「石切さん」の参道でも有名な漢方薬の店や、
占いの店が軒を並べていて場所によっては行列も出来ている。
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ここらへんで、ようやく自分の間違いに気づき、
このまま「降りていく」ことで「石切さん」の本殿を目指すことに。
下に行けばいくほどに人混みが激しくなっていって、
ちょうどお昼時ということもあってか、名物の「よもぎだんご」の店やら、
おでんの店なんかにも人だかりができていました。
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で、本殿やおみくじ売り場は物凄い行列
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参拝客の列は絵馬殿の先にも続いていて、境内の外になる二之鳥居の外まで続いてました。
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この二之鳥居と一之鳥居は中央部分が盛り上がった唐破風鳥居という形状。
このスタイルのものとしては最大級のものじゃないでしょうか?

本殿まで降りてくると、けいはんな線の新石切駅はすぐそば。
次の目的がけいはんな線完乗なので、本殿が山腹ではなく下の方にあってよかった。

デザイン的に攻めまくった大阪メトロの最新車両にも初乗車となります。
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次回へ続く
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