ガルパンついでに上田交通別所線訪問②

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風情、情緒、旅情・・まさに情感豊かな駅

別所温泉駅から上田駅方面に戻っていって、
最初に下車したのが中塩田駅。
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駅舎を正面から見ると、別所温泉駅と同じような造り
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外装、内装はリニューアルされていますが、
建物そのものは上田丸子電鉄に名称が変わった昭和20年前後のもの。
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古いままというのも風情がありますが、
こうやってデザインを崩さずに綺麗にするのも大事なことです。

窓枠、ベンチ、改札とどこもかしこも気の温もりを感じさせる長閑な駅舎です。
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元々は行き違い可能駅で、対面式ホームだったようですが、
現在は行き違い用だった線路に作業用車両が留置されています。
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一つ先の下之郷駅で行き違いがあるので、
少しの待ち時間で別所温泉行きがやってきました。

次に下車したのは終点のひとつ手前の八木沢駅。
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この駅の先から別所温泉駅にかけて勾配が急になっていきます。

鉄道むすめ「八木沢まい」がお出迎え
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この駅も別所温泉駅、中塩田駅と同時期に建てられた駅舎が現存
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ただし、駅舎正面に駅名標はなし。
かっては駅員配置駅だったそうですが、駅務室の痕跡はありません。
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現状は駅舎というよりは待合室です。

八木沢駅のいいところは、
古びた佇まいの駅舎と、周囲の風景が見事にマッチングしているところ。
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ホームにあるベンチは外装をリニューアルしたときに、
プラスチック製から木製に戻したようです。
背もたれのところにハートマークがあしらってあって、
「恋愛成就のベンチ」という願掛けになっているようです。
駅名標の隣に、愛の鍵モニュメントもあって、
「ベンチで写真撮って、愛の鍵ロックして」という流れのようですが、
残念ながら鍵の方は3つ程度しかかかってませんでした。

なんでこの駅にそのような細工がしてあるかというと、
AKB48の「夕陽を見ているか?」と、
いきものががりの「ふたり」のMVなど、
この駅が映画、ドラマ、MVなどのロケ地として結構有名だから。


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上田市自体がフィルムコミッションとして、ロケ地の誘致に積極的だし、
上田交通も活性化の手段の一つとしてそれを活用しているようです。

別所温泉駅を折り返して来た電車に乗って、
中間駅では唯一の有人駅で車庫もある下之郷駅へ。
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下之郷駅止まりの1000系「自然とともだち2号」ラッピング車が待機。

留置線には丸窓デザインを施した「まるまどりーむ号Mimaki」もいました。
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ホーム上にある駅舎(駅務室兼待合室)は
近隣にある生島足島神社をイメージした社殿風の外壁
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下之郷駅はかっては西丸子線の分岐駅で、
昭和38年まで使われていたホームは現在も残っています。
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上田交通の鉄道路線は現在は別所線のみですが、
真田傍陽線、丸子線、西丸子線、青木線と数多くの鉄道線を有していました。
青木線は1938年に、丸子線は1969年、真田傍陽線は1972年に廃止されました。
現在も上田市内の何か所かで廃線跡を確認することが出来ます。

下之郷駅の両側はどちらも大きなカーブで撮影ポイントになりそうな場所。
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下之郷駅で50分ちょい待ち時間があったので、
すぐ近くの生島足島神社も訪問。
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境内の池・・ではなく、その縁でカモとアヒルが寛いでました。
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下之郷駅に戻り上田行きに乗車。
上田駅に戻ってきたのが11時過ぎで、
TOHOシネマのある上田アリオ内で昼食をとり、
12時10分から「ガールズ&パンツァー最終章第2話」を見て、
この日のノルマ終了。
映画については公開中なので感想は控えます。
ただ一言・・・また第3話まで一年半待つのかと思うと辛い。
今度はブランク短めにお願いしたい。
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