ガルパンついでに上田交通別所線訪問①

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今回は何も購入せず

長野県内(東北信)での「ガールズ&パンツァー最終章第2話」の上映館は、
長野市ではなく上田市のTOHOシネマズ。
もちろんDVD発売を待つなんてことも出来ず、
何よりも劇場で爆音にさらされてナンボでもあるので、
迷わずに上田まで遠征。

とはいえ、僅か一時間ばかりの上映時間の為だけに
上田まで足を延ばすのも勿体ないということで、
長野県内で最後の未乗区間である上田交通別所線の完乗と駅巡りを上映前に実践。

厳密には昭和59年の5月の人生3度目の信州旅行で、
上田駅から千曲川渡って次の駅、城下駅までは乗車して写真を少しだけ撮っています。
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なんと丸窓電車がまだ現役で走っている時でした(廃車はこの2年後)。

早朝、湘南色の115系で長野から上田へ
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お隣には北しなの線で運用の元祖長野支社色
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2020年7月から新車が投入されるしなの鉄道。
すぐに115系が全部なくなるわけではないですが、
上記2色としなの鉄道オリジナル色に加え、
スカ色、台湾自強号色、2代目長野支社色、コカ・コーララッピング色と、
多彩な塗色の115系をまとめて見られる期間も今のうちだけになりそうです。

上田駅での下車も実に久しぶり。
しなの鉄道、上田交通の駅構内どちらも暖簾がけにして旅情を醸し出していました。
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上田交通別所線の鉄道娘は2キャラクター
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厳密に言えば鉄道むすめは「八木沢まい」のほうで、
もう一人は「別所線存続支援キャラクター」の「北条まどか」
「八木沢まい」は後で紹介する八木沢駅と舞田駅からとっていますが、
「北条まどか」は別所線沿線の塩田平に勢力を伸ばし、
「信州の鎌倉」と現在もこの地が呼ばれるようになった元を築いた、
北条氏(塩田流)と「丸窓電車」からの連想で「まどか」となっています。
ちなみに鎌倉時代は東信地方は北条氏の勢力が強く、
鎌倉幕府滅亡後も北条残党の地盤となったエリアでもあります。

上田駅のアナウンスはこの北条まどかの声を担当する、
声優の真田あさみが吹き込んだものを使っており、
通常の駅アナウンスとは一味違った柔らかい雰囲気になっています。
(どうせなら車内アナウンスもこれにしたらよかったのに)
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昭和59年に訪問したときは、信越本線と並んで上田交通の駅もありましたが、
現在は単線一面の高架ホームで、
駅を出ると急カーブですぐに千曲川の鉄橋にかかります。
現在の車両は池上線などで使用していた3扉タイプの1000系と、
中間車改造タイプの6000系。
2両編成5本という小所帯で運用されています。

丸窓電車引退の後は、東急から青ガエル5000系、
日本初のステンレス車5200系、7200系が使用されていましたが、
昨年までに全て引退しています。
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5200系の先頭車両は下之郷駅の車庫で倉庫として使われています。
(前面がシートで覆われているのが悲しい)

上田駅から、まず通しで終点の別所温泉駅まで乗車。
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舞田駅は途中下車しなかったので車内から撮影。

塩田平をのんびり走って、終点の手前で勾配を駆け上がり30分で別所温泉駅に到着。
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駅の看板が全てレトロ調

現在の駅舎は昭和25年に建てられたもの。
戦前の駅舎ではないですが、昭和初期の雰囲気を持っている駅舎です。
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もともとは頭端式で2面2線でしたが、現在は駅舎側の一面だけ仕様。
反対側のレールはなくなっています。
別所温泉に続く坂道の途中に駅があるので、
階段を降りたところに駅舎とホームがあり、
駅を見下ろす位置には休息スペースが作られています。

駅舎内も天井が高く、古き良きローカル鉄道の終点という感じ。
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午前9時からは袴姿の女性駅員さんが駅務を行い旅情を演出しています。

駅構内から少し離れたところに丸窓電車モハ5250系が静態保存されています。
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イベントなどでは中に入れるようになっているようですが、
通常は施錠されています。
私が乗車した昭和59年の第1回エバーグリーン賞
(現役の古い車両に贈られる賞)に選定されています。

乗ってきた電車では降り返さずに、
駅周辺をのんびり散策して次の電車を待つことに。
やってきたのは6000系「さなだどりーむ号」
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外装だけでなく、車内も真田家ゆかりの場所の解説やら掲示物で一杯。
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つり革はもちろん六文銭仕様

幸隆(幸綱)からの真田家の歩みが、かなり細かく年表にまとめられています。
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真田三代の紹介では信之はスルー(兄ちゃんカワイソス)
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幸村でなく信繁になっているのに、幸綱は幸隆のままなのね。


後半は中塩田、八木沢、下之郷と駅巡り

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