クリスタルソフトの超傑作RPG。海外で『ウィザードリィ』が流行ってる頃発売された国産のRPGの中ではもう最高でしょう、と俺は強く思っている。
とはいえ、『ウィザードリィ』の影響はとてつもなく大きく、パクリとさえ言われた。しかし、ソフト面ではなく、ハード面で『ウィザードリィ』を大きく引き離す。当時、遊べた『ウィザードリィ』は戦闘になる毎にガチャンガチャンとロードしてたのだ。しかも結構遅い。が、この『ファンタジアン』は、起動時に全て一括ロードするので、ウィズと比べたらもう天国のようだった。
戦闘は『ウルティマ』のタクティカルコンバットシステムを採用し、コッチもパクリと言われてた。しかし、『ファンタジアン』の最たるオリジナリティは、この戦闘にある。タダのタクティカルコンバットではなく、なんと半リアルタイムなのだ。コマンドに悩んでると、順番飛ばされちゃうのだ。だから、テキパキとコマンドを入れていく必要があるので、経験値稼ぎの戦闘でも本気になれるってワケ。コレのおかげで常に緊張感ある戦闘が楽しめた。
まぁ、内容的には今考えるとそんなに難しくないような気がするが、『ハイドライド』の次にコレに手を出した俺には、ワイヤーフレームダンジョンを歩くのもスゴイ難しかった。が楽しかった。毎日毎日ダンジョンに潜ってたな~。懐かしい。
あと、語るべきはウィンドウシステム。パッパッとウィンドウが開くのは当時では秀逸。青すぎて目がチカチカするけど。とにかく、国産RPGではトップレベルっていうかトップであろう。俺だけ?あ~またやりたくなってきた。