行ってみると、埼玉でもさらにブロック分けされているらしく、俺らが住んでいる地域のみの範囲で出展されているようだった。そのブロックの中の全ての小学校、中学校毎に生徒の作品が展示されていて、その学校の生徒の作品の中で1番優秀だと決定された作品には、金色の短冊が掲げられていた(よくある“金賞”ってヤツ)。
そして、我が長男の学校の生徒の作品が展示されている場所につくと、長男が「コレコレ!」と喜んで指をさしたのであった。「おばけのせかい」と題されたその“絵画”は、なんつーか、親の俺から見ればそりゃあ素晴らしいものであった。なんか、画用紙の上に薄く粘土を広げ、それをカタチづけたあと、目鼻を書き加えてお化けは出来上がり、その上から人を描いた画用紙を貼り付ける、といった作品だったが、なかなかやっぱり何度も言うが、素晴らしい作品だったような気がしなくもなくもない、みたいな。簡単に言えば、お化けとそれにビビる子供らが描かれているだけなんだけども。
そして、その横には、燦然と金色に輝く紙切れが。
…………??
そうなのだ。我が長男の作品が、金賞だったのだ。「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!」俺はテンション上がったね。だって、金色の短冊は要するに、その学校で1番優秀な作品だったことを意味するモノなのだから。これは凄いことだと思う。のは親である俺だけ??
とにかく、小学1年生から中学3年生までの生徒が一生懸命作った作品が並ぶ中で、小学校1年生である我が長男が作り出したモノが、1番だったのだ。やったね。
その帰路、早速“COCOS”に寄って祝いのパーティを開いたのであった。
しかしまぁ、俺の才能(エ!?)を1番引き継いでいるのは、長男かも知れぬな。