モノクローム文芸館

光には光の角度があるという君はあの冬の光をみてた...

さみしさを塗りたくる窓ガラス越し君は晩冬の草木をみてた...

‪それぞれのペースで光りを灯してる君もその人もあの街灯も‬‪...

こんばんは。お久しぶりでございます。東方健太郎氏は、今日も今日とて短歌を詠んだりしております。◇さて、それはそうと、東方氏は、こちらの当blogにおいて、しこしこと短歌を詠み続けております。今年で早いもので丸14年、春すぎには15年目に入ります。その割に結果が出ていないよね、とか言わないでよね。◇まぁ、そもそもは、趣味で始めた短歌です。少しずつ日を追うごとに、生活のなかで、自分のなかで、その比重が大きくなっ...

金木犀の香りを例えるきのこ帝国のおぼろげな冬の空には...

ささやかな笹の葉をやけに懐かしむ日暮れの時刻に春を待てるか...

団子飴そのまま世界を舐め回す歯車のような冬の月明かり...

薄雲や川瀬に漂ふ人のよう冬にはあなた切れ切れですか...

めくるめく風の音色を奏でると春はまだ少し先の季節...

愉しみをやっとこさ見つけて隠れる日陰の町にも咲かせるでしょうか...

朝焼けにやけに虚しいエンジンの空ぶかし空に届いてますか...

水鳥や新春のダムを駆けのぼる朝日のように光陰を放て...

明けましておめでとうございます。◇昨年は、至らぬことばかり、昨年も、ですね。今年は、今年も、至らぬことばかりかもしれませんが、やさしく見守って頂けたらと思います。◇さて、昨年は、文学賞でもぼちぼち審査を通過することができ、今年は、そこから更なる一歩を踏み出すべく邁進してまいります。◇大晦日の夜は、紅白をかけ流しながら、映画「白河夜船」を観ておりました。一年の締めに、とてもよい映画を観ることができまし...