猫人気
2013年 03月 10日
「『動物写真家・岩合光昭さんが世界各国の猫を撮影する番組』(「岩合光昭の世界ネコ歩き」)を1時間かぶりつきで試聴する猫」
まあこんな感じ。タイトル,「人気猫コンテンツ」ではなく猫人気。
ちなみにチコが,我が家とお付き合いのあるお宅の二階に駆け上がる許可を,いつも要求してくるのは,この成功体験が大きかったためだという可能性がある。
ついでに,今のTVの映像,動画を猫が見ていてどのように見えているのかちょっと気になったりする。一昔前は,インターレースで瞬間瞬間の時間断面で見ると部分的にしか画は移されず,残像を使って動画に見せていたが,今は前面毎変わるプログレッシブスキャンだし,チラツキはあるだろうけど一枚一枚は画として補完されているはず。
Wikipediaには人の目の時間分解能は約50ms~100msみたいに書いてある。文献なし。JRAの競走馬総合研究所の研究者によるドキュメントの中には,馬は高速で移動するので,風景が流れてしまわないように,残像時間が人間よりも短いみたいな記述もある。このあたりは,余裕のあるときに,きちんとした生理学の論文を探してから補足したい。
野生動物については,先ほどの高速で移動する能力のあるウマや空中や立体空間利用に長けた生物は,処理系の速さが求められるから,知覚もかなり加速装置入っているのではないかなと思ったりもする。樹冠を渡るサル、高速フィードバック制御が不可欠だし、鳥なんかもっとそうかも。そうなるとチーターなんかも加速装置対応があって当たり前かもしれないし,ネコ族全般すごくてもおかしくないような。非常にか弱なニホンザルのメスに,麻酔銃の投薬器を打ち込んで,臀部に突き刺さったと思った瞬間,魔法のように彼女の手の中に投薬器が握られていたのを見て驚愕したが,瞬時に反応して引っこ抜いた速度がコマ落としにしか見えなかった。
猫が今の動画放映の仕様で残像チラツキを感じているのかどうかわかからないが,明らかに猫の視聴レベルになっていて,画面がちらつくのはしょうがないとして画がわからんみたいな猫視聴者からのクレームは出ないだろうとは感じる。それと,岩合さんの旅猫プログラムは,部屋暮らし猫も満足させるレベル(サンプルは1だけど)に達している可能性は高い。少なくとも,ナッチにはそうみたい。この猫番組シリーズ以外では,トワイライト・サーガでも人のイケメンは何の興味も示さず、変身したオオカミ人間にしか興味が無いナッチの様子を見ると,かなり潜在的に視聴猫が居たりするのではないかと思ったり。
自由飼い文化や街角猫文化は,今後,日本では,多方面からの問題で,かなりプレッシャーが発生するし,見直しを強いられるだろうなと思いながらも家族で楽しめた。
ナッチが部分的にファンの映画の続編,「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン part2 (The Twilight Saga: Breaking Dawn – Part 2)」もゴールデンラズベリー賞で,最低作品賞取るみたいな状態で,営業的にはいいのか悪いのかよくわからないが(いや,興行成績見ても良くないのだろう),ついでに「ネコデミー賞」でも喧伝して,ナッチも釘付けになる変身後のオオカミ族の青年,他の映画に対する猫アドバンテージを誇示すれば,もうちょっとソフトも売れるんではと猫馬鹿脳が要らんことを考えたり。
オスカーみたいな像の代わりに尖った耳が付いているトロフィーが用意されるとか,ちょっとそそる風景だ。
追記ー猫の視覚系が,人間と同じ誤動作(錯視)を引き起こすことがあるという証拠。
ちなみに,ナッチは,これには反応しなかった。
うちのにゃんこたちは滅多に画面には反応しません。たまに画面を見ているのは、時々脱走して1時間ほど外でふらついて戻って来るミニミの方ですね。
音声にはどちらも反応します。娘がふざけてパソコンやiPhoneでyoutubeの猫動画を見せようとすると、画面を見るんじゃなくて声の主を探して「どこにいるのぉ~???」的に部屋中うろついたりしてまね。