本日の日経新聞の朝刊に函館の駅前にあるワコービルの改築の話がありました。
6ヶ月間の契約で東急ハンズが入店するそうです。 これまで東京や神戸などで恒久的に出店している東急ハンズを見てきただけに、期間を限定しての出店には違和感を感じました。 また、市が駅前の再開発のてこ入れにワコービルのフロアを取得し、子供が職業体験できる「こどもおもしろ館」を設置する方針であることがわかりました。 小さな子供達をもつ親たちは、駅前よりもさらに北西方向の五稜郭や美原方面に住んでいることを考えると、市のてこ入れ策は、的はずれに思います。 それよりも、既に駅前から離れてしまった人口重心を駅前に戻すために、西部地域方面へ若い人たちの移住を進める政策をすべきでしょう。 そのためには、移住地域の住民税や家賃、住宅取得に関して強力な補助政策をなすべきでありましょう。 #
by ever_green_essay
| 2012-02-17 11:12
| 街の話
経済学の専門用語に、外部経済という言葉があります。
市場を通さないで、ある経済主体の行動が他の経済主体の行動にプラスの効果をもたらすことです。 よく例に出されるのが、養蜂家と果樹園農家の関係です。 養蜂家は近くに果樹園があることで蜂蜜の原料を手に入れることが出来ます。 一方、果樹園農家は蜂が受粉してくれるおかげで人間が受粉する手が省けるというのです。 函館の地域経済にもあてはまります。 函館の十字街からどっくに向かいますと、旧丸井今井百貨店あたりからタイプスリップした世界が広がります。 このワクワク感をお伝え出来ないのが残念です。 例えて言うならば、子供がディズニーランドの門から会場に入っていく気分のようです。 ところが、二十間坂と交わるあたりの左手にコープの大きな看板が見えてまいります。 写真を撮ろうとすると、この大きな看板が入ってしまい絵になりません。 (実は、ここに至るまでの水道局の建物も興醒めな概観をしています。) こういう場合は、マイナスの効果がありますので外部不経済と言います。 弥生小学校は、その洒落た形と存在感の大きさからランドマークになっていました。 その中世ヨーロッパ的な概観からメルセデスベンツのCMにも使われていました。 残念ながら弥生小学校は意図的に低く見積もられた耐震診断から、旧函館西警察署のように見た目だけ再現された建物となるようです。 旧函館西警察署が持っていたオーラを現在の建物が失ってしまったのと同様に、弥生小学校も同じ道を辿ることになるのが残念です。 #
by ever_green_essay
| 2009-02-26 17:26
| 街の話
弥生小学校の南東には交差点を挟んで中華会館があります。 また弥生坂を下っていくと、旧函館西警察署があります。 現在建っている旧西警察署の建物は、古い建物を取り壊し、外側だけを当時の姿に似せて作ったものになっています。 このままでは、弥生小学校も同じ運命を辿ることになってしまいます。 #
by ever_green_essay
| 2008-08-04 12:28
| 街の話
函館では、耐震基準を満たさないという理由から歴史的な価値のある弥生小学校を取り壊すことが話題になっています。 耐震強度の報告書には新旧があり、旧報告書では補強することで基準が満たされるというものでした。 ところが、新報告書では建て替えなければならないような数値が示されています。 どのような理由で、報告書の数値が変わったのでしょうか? 現在の弥生小学校にはプールがありますが、新しい小学校にはプールがありません。 なぜなのでしょうか? #
by ever_green_essay
| 2008-08-03 12:18
はじめてのFM、しかも生放送を経験させていただきました。 村岡武司さん、太田誠一さん、私の水平板に溶けた飴のような話しに付き合っていただきましてありがとうございました。 放送後、太田さんの経営されているカフェやまじょうで、団らんしているところです。 向かって右が村岡武司さん、左が太田誠一さんです。 #
by ever_green_essay
| 2007-05-07 10:22
| 街の話
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