穴にハマったアリスたち

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(第39話)わんだふるぷりきゅあ!「ニコエボリューション!」感想

2024年10月31日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第39話)わんだふるぷりきゅあ!「ニコエボリューション!」感想

ハロウィンです。仮装です。アニマルタウンの人々も、ご自身の名前にちなんだ動物の格好をして練り歩きます。この町に選択の自由はない。

と思いきや。犬飼さんはウサギ耳をおつけになってた。さすがは特別なワンダフル様。残酷なまでに彼氏彼女をアピールなさってる。

仲睦まじく写真撮影とかしちゃったりしてる特別様。それを見る普通のワンダフルさんは何を思うのか。何にも考えてない気もするし、言葉に出さぬ何かを感じているようにも見える。

それが影響したかは定かでは有りませんが、こむぎは一人外へ。脱走です。前回の話は何だったんだ。栗原さんに顔向けできない。

しかもフラフラとついて行った相手はラスボス・ガオウ様。おまけに脱水でぶっ倒れた。二重三重の危機。

だけどガオウ様は優しかった。水を飲ませてくれて、見守ってくれる。そういえば町の人々にも手を出しません。まぁ今まで散々「暴れろ!牙を剥け!」と小動物を必死に煽ったりもしてましたけど。

そこに犬飼さんらもやってきた。開口一番「勝手に出歩くな」。開口二番「そんなこと(こむぎ)よりも、あれがガオウだ」。ひどい。

あまりといえばあまりなことに、ガオウ様も何かを気づいたのか。
とりあえず変身を封じた後、こむぎをガオガオーンにしてみた。がおがおーん。こむぎ、吠える。

慌ててこむぎを抱きしめて呼びかける犬飼さんでしたが、そこは普通のワンダフルの悲しさか。もとに戻せず。初期にはハグ一発で浄化してたのが懐かしい。変身未変身、ガルガルとガオガオーンの違いはあるとは言え。

もういっそガオウ様に引き取ってもらったがいいんじゃないかな。とも思った矢先、謎のオオカミさんの遠吠えがこむぎの脳裏に。
ガオウの元仲間的なオオカミの思念だかが助けてくれたのか、それとも犬飼さんの呼びかけが遠吠えのように聞こえたのか。

定かでは有りませんが、とりあえずこむぎは復活なされました。
そして通りすがりのコウモリに、ニコ様を叩き込んで浄化しました。
あとニコ様が人間態になって、ガオウ様と何か話して、ふたりして体力切れでバタリと倒れ、お開きになりました。
なんか鍋でもつつきながら会話すれば、それなりに分かり合えそうな気がする。

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(第38話)わんだふるぷりきゅあ!「こむぎの帰る場所」感想

2024年10月26日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第38話)わんだふるぷりきゅあ!「こむぎの帰る場所」感想

ある日のこと。どこぞの施設で余生を過ごしていた栗原さんのところに、犬を連れた女子中学生様がやってきました。
2年前に手放した犬です。託した先の不祥事で行方不明になり、大変に心を痛めていたのですが、無事だったようです。良かった。

それは良いとして、件の預け先が同行してないのは如何なることか。あとこの娘さんの親御さんはどこだ。
まぁ先に話を聞いたとか、車の中とかで待機してるのかもしれませんが、今この場にいて欲しい。

娘さんは犬のことを優しく語ります。良い子なんでしょう。しかしながら微妙な牽制も感じます。マロンを世話してくれてありが…「こむぎです」…え、あぁまぁマロンを…「こむぎです」。

たぶんこの子、マロンを引き渡せと言われると警戒してるぞ。育てられないから手放したのに、妙な誤解をされてそう。
栗原さんも微妙に眉をひそめる。どうしたものか、これ。

年の功で上手く場を作りはするものの、何か急に叫んで去っていったり、特別なワンダフル臭する男子が勝手に車椅子を動かしたりと、やたらに慌ただしい。
犬の預け先だけでなく、ここのスタッフさんもどこに行ったんだ。

おまけに、また一人女の子が増えて、何か飛びついてきてわんだふるわんだふる言い出した。マロンはどこいった。また逃がしたのか。

しかしそこは聡明で温和な栗原さんです。
よく分からんが、たぶんこの子がマロンだ。
元より無事でいてくれるならそれで十分です。いや状況からして、逃げた時に事故にでも遭い、霊獣に転生したとか何とかそういうのな気もするので、「無事」といってよいのかは分かりませんが、まぁ良いんだろう。この謎の中学生に改めて預けよう。

こうしてこむぎさんは、平和裏に犬飼家で普通のワンダフル生活を続けることになりました。世界は今までどおりに続いてゆく。

【過去とこれからと】
「ガルガルしてるところを拾った」は、伏線でも布石でもなく、ただの設定だと思っていたので、このタイミングでやったのはちょっと意外。
ぶっちゃけペットショップの話題を避けるための方便に過ぎないと思ってた。

だから案の定というか、設定の補強をしただけかなという印象。こむぎを巡って悶着が起きるとか、トラウマだとか捨て犬問題とかはやりようがないので。

例年であれば、個人回の総決算みたいなタイミングで、極言するなら一回パスみたいな回をやったのは、勿体なかったように思う。ここから何か繋がるのかもしれないけれど。

犬飼さんが、手放すかどうかを一切迷わず、こむぎにも相談しなかったのは良かったです。
ザクロに攫われた悟くんに対しては迷いがなかったのに、こむぎで迷ったらバランスが悪い(拉致という犯罪性の高さの違いはあるものの)。

尤も、栗原さんにはマロンを引き取る選択肢は元よりありません。
逆に言うなら、「いろはは構成上、迷えないし相談すらできない」→「元の飼い主に戻す選択肢は潰しておきたい」の詰将棋的な必然の産物なのかも。
やっぱりこのタイミングでやるにしては、消化試合感が強いような…。

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(第37話)わんだふるぷりきゅあ!「みんなで初デート!?」感想

2024年10月13日 | わんだふるぷりきゅあ!
色々と思うところもあるけど、開き直って茶化す方が良い気がしてきた。
(※元々うちはこのノリです。プリキュアでやるのは10年ぶりぐらいですが)

■(第37話)わんだふるぷりきゅあ!「みんなで初デート!?」感想

本日は悟くんの初デート。めでたいです。
しかしながら彼はペットの兎を同伴。
お相手のプリキュア娘も犬を同伴。

ごく自然にペットも連れてきたのでしょうけど、大事な初デートです。
斯様な緩衝材は許されず、ペットは猫組に没収されました。特別なワンダフルから逃げるな。ふたりきりで向き合え。

頼みの綱のペットを奪われたふたりは、ギクシャクと近所を探索。中学生が徒歩移動できる範囲となると、ご近所さんにだいぶ目撃されてそう。
まぁ隠すことでもないので、堂々となさればよい。普通のワンダフルどもに見せつけるのだ。特別なワンダフル様のお通りぞ。

そうこうする内に、悟くんもだんだん余裕が出てきました。
あの!犬飼さんが!僕相手に照れている!

思えば山に誘われ海に誘われ。動物園で遊び、牧場で遊び。当たり前のように家に上がり込んだり、上がり込まれたり。

少しは意識してくれてるかと思いきや、まるで眼中になかったとかいう生き地獄をこえての今です。我が世の春を噛み締めたい。

一方その頃、没収されたこむぎは、様々な形で餌付けされていました。
ねぇねぇいろはは〜?あれは特別なワンダフルだからね。
じゃあ今度はこむぎも〜?あなたは普通のワンダフルだからね。

そこにガオガオーンが現れた。キリンです。アニマルタウンには野生のキリンが住んでいる(鏡石の逸話より)。

これ幸いとフレンディを呼んで来ようとするメエメエでしたが、即座に猫屋敷さんに止められました。デートを邪魔してはならぬ。
ぶっちゃけフレンディが居なくても、たいして戦力かわらんし。エターナルキズナシャワー?そこにいるニコ様を代理にすればいけるんじゃ?

しかしながらキリンは強かった。首を狙って集中砲火とかいう、冷静に考えたらエグいことされてるのに強かった。

それでもリリアンさんは頑張った。なんでフレンディを呼ばないのか、いまいち分かってないワンダフルも頑張った。大親友と普通のワンダフルになったメエメエも頑張った。
たとえ普通のワンダフル認定されようと、相手のために頑張る。それでこそワンダフル。

そこにフレンディさんがやってきた。普通にやってきた。
でかいキリンが暴れてたら、普通に気づく。
そして変身して参戦し、普通に蹴散らされた。フレンディさん、戦力にはならんからな…。

悟くん
「キリンは首じゃなくて足を狙うといいよ」

というわけで、足を狙い撃ちして行動を封じ、大技撃ち込んで始末しました。
フレンディが要るのは、悟くんを呼び出すためだな。

こうして特別なワンダフルによるデートは終わりました。
よく分かってないこむぎさんが、普通のワンダフルのデートをご所望なのが切ない。
普通のワンダフルって何なんだ。

次回はこむぎの元飼い主の話。
このタイミングでその話はかなり怖い。
「また遊びに来るワン!」だと厄介払いにも見える。「いろはの家がこむぎの帰るところワン!」だと、でも犬飼さんは特別なワンダフルに夢中ですよとなってしまう。
大丈夫なのかしら、こむぎさん。

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(第36話)わんだふるぷりきゅあ!「特別なワンダフル」感想

2024年10月11日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第36話)わんだふるぷりきゅあ!「特別なワンダフル」感想

悟くんに彼女ができました。おめでとう。

プリキュアさんはああ見えて、恋愛はそれなりに扱ってきています。
先日の「オトナプリキュア」の夢原さんは結婚、日向さんは婚約、美翔さんは彼氏持ち(の後に失恋)しています。
ドキプリ映画ではマナさんが結婚、はぐプリ最終回では野乃さんが(おそらくは)結婚しています。
非レギュラーも含めるなら、花咲祖母。トゥモローさんも挙げて良いと思う。
告白されて断ってはいない桃園さん、愛乃さん。断った人だと氷川さん他多数。

そういったわけで「初のカップル」と呼ぶには、「但し人間同士に限る」「但し日曜朝の本放送に限る」等の前提条件がいるのですけど、大々的に取り上げて盛り上げたのが異色なのは確か。おめでたいです。

【男の子だってお姫様になれる】
演出的に、悟くんは意図的に「格好悪く」描かれていたように思います。

関係を変えたくないと静観していたのに、いざ他の男の影が見えたら慌てて動き出す。
戦闘中に勝手に盛り上がり、衆人環視の中で告白しようとする。が、結局はビビッてごまかす。
第三者がお漏らししたので、成り行き任せでやっぱり告白。
翌日には「忘れて」と取り下げ。
純然たる足手まといになって攫われて、その後OKを貰ったら「忘れて」は撤回。

公式サイドは何でこんなことを?と言いたくなるほど、格好がついていません。
ただ、おそらくは「あえて」やってると思われます。

全プリキュア展でも大々的に掲げられていた、プリキュアのコンセプトである「女の子だって暴れたい」。
これとセットになるのは、はぐプリでも言及された「男の子だってお姫様になれる」。

今回の悟くんはまさにこの「お姫様(無力な守られる存在)」です。
確かに格好悪くはあるかもしれないが、それで良い。
ここで「男らしく」犬飼さんを庇って戦って告白…等にしなかったのは、とてもプリキュアらしいと思った。

【念願かなって…?】
もう一方の当事者の犬飼さん。
彼女はこれまで、不自然なまでに内面が描かれてきませんでした。
何か仕掛けがあるのかと思っていたのですが、なんと何もなかった。
本気で悟くんをどうとも思っていなかったらしい。逆に恐ろしい…。

もはやそれって「脈なし」と言うんじゃなかろうかとも思うのですが、ザクロさんに悟くんが攫われかけたこともあって、急に恋心が芽生えました。

急な告白と、眼前での誘拐で自分の気持ちに気づいた。劇中人物の心境としては、別におかしくはない。
おかしくはないのですが、引っかかりはする。

例えば「最近まゆちゃんと悟くん、仲がいいな~(ずきり)」「あれ?なんか、変な気持ち」みたいなのを、これまでの話で差し込んでこなかったのは何故だろう?
わんぷりさんが扱っている「言葉」と「言葉にならない想い」とも整合するので、避ける理由がいまいち思い浮かばない。
あるいは、仲良くするペット夫婦を見て「私もあんな風になりたいな~」等々の恋愛観を語るでも良かったはず(犬飼父母の馴れ初め話とかでやってた?)。

そういったわけで、「突然、恋に目覚めた」なので、豪華な作画や演出といまいちしっくりこなかったのが本音です。
メタ的には「悟くんが好きに決まっている」「カップルになるに決まっている」の期待が先行していたので、伏線も布石もなく、設定をなぞったかのような違和感もある。
悟くんにとっては「念願かなってカップル成立」でも、犬飼さんにとってはそうではない。

無論、好きになってからの時間が短いから劣っているといったことではないのですが、「プリキュアに彼氏ができた」ではなく「プリキュアの彼女ができた」の展開はどういう視点で見ればよいのか困惑します。

もしかしたら「付き合ってみたら何か違ったので別れる」「別れたけど、仲違いしたのではない」等を、鏡石の逸話やガオウへの回答に絡めて行う…つもりなのかしら。これだけ力の入った演出をやったからには、なさそうな気がする。
(なお恋人関係になってから別れた前例は、美翔さん。自分自身ではなく親が離婚または片方のみのプリキュアとしては、蒼乃さんや平光さんがいる)

【飼い犬のワンダフル】
主人公こむぎ。もはや主人公なんだろうか…?
今回も犬ゆえに蚊帳の外に置かれてしまいました。

第1話やOPの様子、なかよし版の動物園回などから推測するに、「悟といろはの特別なワンダフルに疎外感を受ける」はやりそうに思えます。というか、そのために恋愛話をやったのだと思う。

ただこれも、視聴者側の妙な期待が先行してしまってるようにも感じて、何となく釈然としない。
次回はデート回のようなので、あまり先入観を持たずに、放送を待った方が良いのかもしれない。

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(第34話)わんだふるぷりきゅあ!「ねこ、ネコ、猫集会」感想

2024年10月06日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第34話)わんだふるぷりきゅあ!「ねこ、ネコ、猫集会」感想

猫屋敷さんに手がかからなくなったこともあり、ユキさんはのんびりとお散歩に出られました。
この機会に、前からちょっとやってみたかった映画鑑賞やらカフェやらを満喫…はできなかったようですが、とりあえず色々試した。
そして子猫を助けて猫集会に混ざってみた。子育てに一段落ついた主婦様のようだ。

以前、鷲尾さんは「プリキュアとは自立している者だ」と述べた(正確には「自立」との単語は記事見出しに使われただけで、鷲尾さん本人は言っていない)。
飼い主とペットでベッタリ状態はプリキュア的ではない。故に猫屋敷さんは親や友人と、ユキも界隈の猫とコミュニティを作っていく。

さてそうすると、こむぎがどうするのか疑問です。
犬は猫と比べて、外を勝手に出歩かれるのは困ります。自立のしようがない。
公式様も当然そんなことは分かっていたはずで、おそらく何か大きな仕掛けがあるのだろうと期待しています。

もう一人、悟くんも気になります。
この感想記事は35話放送後、36話放送直前に書いているのですが、今時点の悟くんは犬飼さんに依存しまくっている。
動物知識も犬飼さんと仲良くなるため。彼女に頼られる位置にいたいので、今も頑張ってる。
恋する若人としては間違ってはいませんが、「自立」の観点でいえばかなり危うい。告白も主体的にできなかったし。

猫組がほぼ決着したように見えるので、これからはいよいよ本筋の犬組の話に入ってくるはず。
主人公であるこむぎのエピソードをどう展開するかは、そのまんまわんぷりの総合感想に関わってきますから、面白い仕掛けに期待したい。本当に期待したい。こむぎさんの双肩にわんぷりがかかってる。


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