幾多の困難を乗り越えて、とうとうやってきた最終回。
一部、乗り越えることができなかった困難もありますが、美翔さん達はよく頑張りました。
後はもう、ゴールするだけ。ありがとう美翔さん。ありがとう日向さん。
・ふたりはプリキュア Splash Star 第49話(最終回)「絶好調なり!永遠の星空の仲間たち!」
最終回といえば特殊OP!さあ、美翔さんの最後の頑張りを見よう!
美翔さん:
「プ・リ・キュ・ア♪」
「すぱすぱすぱーく…」
極めて普通のOPでした。がっかりです。
まぁ特殊OPをやらないのは「プリキュア」の誇りです。
ここは美翔さんの「プリキュア」としての最後の意地と受け止めましょう。
こうして最後の舞台の幕が上がり、前々回から続いてラストバトル。
花鳥風月キュアが勢ぞろいして、ゴーヤーンさんに立ち向かいます。
風月の真コスチュームに、ラスボスさんもちょいと警戒。
ゴーヤーンさん:
「新しい力を得たようですね」
「全力でお相手させていただきます」
ぼひゅぅぅん
ゴーヤーンさんの一撃を受け、花鳥風月キュアさん、揃って成す術もなく宙に舞い。
やばいです。弱いです。
「新しい力」なんて言ってますが、新商品が支給されたわけじゃないんです。
空気読んで、もう少し手加減してくれ、ゴーヤーン。
めきゃん(かきん) めきゃん(かきん)
そして地面に叩きつけられる風月キュアさん、激突寸前にバリア音が…。
プリキュアになった途端、魅惑の精霊バリアを発動しています。
そうですよね。プリキュアはお子様の憧れですものね。ちゃんと保護しないと。
…咲や舞は、こんないいもの使ってたのか。贔屓だ。。。
押されまくりですが、これがラストバトル。
ここで頑張らずして、いつ頑張る!
最初に反撃に転じたのは月キュアさん。
月キュアさん:
「月の光よ!」
必殺技台詞の長さが、従来の倍。と、いうことは?
風キュアさん:
「大空の風よ!」
そうか、それが正しい技名だったのか。
おかげで、あの虚弱で有名な風キュアさんまで超活躍。
美翔さん、台詞をはしょったりするから…。
(なお参考までに、「プリキュアSS」公式ページの
あらすじ紹介には、風キュアさんの雄姿が。主役は誰だ、この番組)
月キュアさんの飛び道具で体勢を崩したところに、花キュアさんが突撃。
追撃で風キュアさんが一発入れて、とどめに鳥キュアさんの踵落とし。
それぞれ得意技のオンパレード。さあやれることは全部やった!
ゴーヤーンさん:
「…昔、世界は暗黒だった」
が、ゴーヤーンさんには通用せず。
挙句、何やら深遠なことを話し始めました。宇宙の成り立ちや生物発祥・進化etc。
「プリキュア」、ついに宇宙規模の戦いに巻き込まれる。
花キュアさん:
「何わけのわからないことを言ってるの!」
嗚呼、花キュアさんはお馬鹿なんです。勘弁してください。
もっとこう、身近なもので例えるとかしないと…。
話しても無駄なことを悟ったゴーヤーンさんは、いよいよ本格的に滅びを開始。
ずわぁむ
そして宇宙は滅びました。
暗黒の宇宙空間、残ったのはゴーヤーンさんと花鳥風月キュア&精霊ども。
プリキュアさん、とうとう宇宙でバトル。銀水晶もスターシードもなしに、生身で真空です。
てか、ここまでやって「うやむや異空間」で済ますつもりか、スタッフ様。
どこからどう見ても全てが手遅れの状況ですが、それでも諦めないのがプリキュアさん。
花鳥風月キュアさん&謎生物:
「来年は絶対勝つって泉田先輩に…!」
「私はパンを作ってみたい」
「私は絵を」
「チョッピは泉の郷で…」
「チョッピに気持ちを伝えるラピ」
「私はこれからも咲やみんなの笑顔を描き続けるわ」
「絵を描く」ネタを風キュアさんに取られた美翔さんがちょっと気の毒ですが、未来への希望を胸に、最後の二段変身起動。
まぁスパイラルリングが支給されるのは、花鳥の二人だけですけどね。霧生さん専用verの開発は、企画が通らなかったんです。
でもそんな細かいことなんて、気にしない!
花鳥風月キュアさん:
「プリキュア! スパイラルハート! スプラッシュスター!!」
『スプラッシュスター』、番組名を叫ぶと最終回みたいです。最終回ですけど。
今まで「スパイラルスターってなんだ?」と思ってましたが、これを想定していたのですね。
「じゃあスパイラルハートってなんだ?」という疑問は消えませんが、そんな細かいことも気にしません。
花鳥風月キュアさん:
「私たちの未来を」「わたしたちの希望を」
「あなたには絶対に渡さない!!」
ゴーヤーンさん:
「この輝きは何だ、これはまるで…」
彼の脳裏に浮かぶのは、宇宙誕生のあの瞬間の光。
プリキュアさん、存在の誕生の瞬間をも再現。凄いです。大宇宙の神秘に一歩近づいた。
たちこめる希望という名の凶器を前に、さしものゴーヤーンさんも消滅。
そして世界は元通り。うやむや異空間が終われば、そこはいつもの日常。
…日常と壁一枚隔てたところで死闘が繰り広げられてると思うと、なかなか恐ろしいです。
気づいてないだけで、私達の世界も必死の超バトルが展開されてるんじゃなかろうか。
滅びの力を滅ぼしたので、後は大団円。
動力を失った霧生さんたちが力尽きますが、
そこは復活した王女様がなんとかしてくれました。
フィーリア王女:
「緑の郷の精霊達よ、力を貸してください」
取り出したるはフェアリーキャラフェ。
またそれか。この王女様はどこまでもキャラフェが大好きだな。
ここまでこの玩具を使い倒すことになるなんて、登場時は誰も思わなかったろうに。
キャラフェと精霊の力を受け、霧生さんたちも元気に復活。
相変わらず、フィーリア王女自身は別に何もしてないような気もしますが、
まぁ彼女は王族ですし。
フィーリア王女:
「星空の仲間に心からの感謝を」
美翔さん父も、自分のイベントに端を発した台詞がラストを飾ることになろうとは思わなかったに違いない。
(ちなみに、あのとき日向さんはブラックホールに例えられていました。割と全てが台無しです)
一年に渡り、奮闘を繰り広げてきた「ふたりはプリキュアSplashStar」。
内外からの圧力にもめげず、これにて堂々の完結。
そして…
五條真由美さん:
『善戦、全勝、全快!yeah!』『Make it,make it,peace,peace!』
『yes!』
特殊EDだ!?「プリキュア」さんなのに、なんてはしたない!!
まさかやってくるとは思わなかっただけに、ちょっと驚き。
何か不穏な英単語が見え隠れする中、初期ED曲に乗せて送る、その後の四人と他の登場人物たち。
日向さん: おめでとうキャプテン就任。そして初優勝
霧生さん赤: 手料理キャラと化しました。私の家に来てください。マジで。
霧生さん青: 絵を覚えた。しかもデフォルメ技能まで。
フラチョピ: なんてこった。ガチで告白した初のメインキャラは謎生物か!
星野&太田さん: 何かがあったようです。『星』野くん、名前負けしてたな…
伊東さん: メイン回をください
最後に、みんなの憧れ、美翔さん。
最大の特技である絵画能力も霧生さんに踏み込まれてしまいました。
相手は「見たものを完全に記憶・理解できる」能力者です。やばいぜ美翔さん。存在意義の危機。
…でも大丈夫。
ソフトボール大会、決勝戦を前に、あがり気味の日向さん。そこに。
美翔さん:
「さ~き♪」
日向さん:
「…不思議、舞と手をつなぐと力が沸いてくるよ」
嗚呼、内助の功。
決戦に赴く日向さんの背中を支える美翔さん。
なんかもう、他の人の立ち入る隙間がないです。末永くお幸せに。
そして、今度こそ本当に最後の特殊ED。
涙目ソング「ガンバランスDEダンス」と共に流れる、これまでの回想映像。
火の化身なのに水から登場モエルンバさん、および、キントレさんED初登場が微妙に嬉しかった。
日向&美翔さん:
「テレビの前のみんな!一年間応援してくれてありがとう!」
「プリキュアの活躍はこれからもずっと続くよ」
「じゃあまたどこかで会おうね、ばいばーい!」
ED途中より入るふたりの台詞。
さりげなく、番組終了後も続くミュージカルシリーズを示唆する彼女達に頼もしさを感じてみた。
かくして「ふたりはプリキュアSplashStar」、幕。
そして間髪入れず。
夢原さん:
「私、夢原のぞみ!」
「え、プリキュアってなに!?」
「しかも5人!?」「ちょっといいかも!」
しかも5人!
今までなかったのに、わざわざそんな台詞を追加しなくてもいいのにと思った。
おまけに、次回予告終了後、立て続けに新商品のCM。
ひどい…。美翔さんの大活躍の余韻に浸りたかったのに…。
挙句の果てに、最後の見せ場であったはずの、番組終了時アイキャッチまで「プリキュア5」で埋め尽くされてしまいました。
この分だと「SS」の打ち上げ現場は、どんよりと沈んだ空気になっていそうです。
大丈夫、美翔さんの頑張りは、他の誰が否定しても私は信じてあげる。お疲れ様でした。