穴にハマったアリスたち

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(第46話)ひろがるスカイ!プリキュア「ヒーローたちのクリスマス」感想

2023年12月30日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第46話)ひろがるスカイ!プリキュア「ヒーローたちのクリスマス」感想

ソラさんが生き生きとしていらっしゃる。
明言はされていないものの、ソラさんにとってソラシド市での生活は「居候」なので、色々と気苦労もあるんじゃなかろうか。
スカイランドや青の護衛隊の中で表情豊かに動いてるのを見ると、妙に嬉しい。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第46話より)

これぞプリキュアと言わんばかりの綺麗な回だった。

前回の危機を受けて城に退避し、その不安を和らげるために現実の季節イベント・クリスマスを取り入れる。
望まれていたスカイランドの様子や、青の護衛隊の皆様も自然に描かれました。
日常や交流を描きつつ、物語が前に進んでくれた。

クリスマス商戦…には遅いのかもしれませんが、販促の嵐も心地よい。
私たちは!玩具を売る!

更には前回と違ってごく自然にソラ&ましろの2人きりの状況を作り、しかも自然なだけでなくそれ自体も魅力的なシーン。
その上で「聖夜の奇跡」的な何かでエルレイン姫と思しき人がご降臨。力技ではありますが、まぁ「クリスマスだから」で納得できる。そういうの大事。
そしてそのまま次回は休みの年越しです。素晴らしい流れだ。

あまりに美しい構成で、展開的にも引きが重要なので、感想的な物があんまり書けないくらい。
今年一年、何やかやありましたが、気持ちのいい年越しを迎えられそうです。次回が素直に楽しみです。

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「episode21:運命の嵐」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年1月号)感想

2023年12月29日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode21:運命の嵐」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年1月号)感想


なかよし 2024年1月号 [2023年12月1日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

自分の素性に悩む黒砂君。意を決して謎のマーマン・ローランの城に赴き、事の真相を知りました。
一方その頃るきあさん。同級生の白浜君から真相を聞かされました。

黒砂君、何のためにリスクを負ったんだろう…。

13年前、ローランはどこぞの浜辺で出会った娘さんと懇ろな仲になったものの、人間どもの反対で引き離され、しかも娘さんのも駆け落ちの場に来てくれなかったそうです。
やさぐれて嵐を起こしたら、黒砂君が乗った船も巻き込まれて海に転落。たまたま通りかかった、るきあさんが助けて出会ったそうな。

つまりは前作の沙羅さんの立場だったようです。その上で今は深海王を目指していらっしゃる。
星羅は実行手段ですから、ある意味、沙羅・ローランとガクト・星羅で立ち位置が逆転してるのか。

ただこのロジックで、どうやって星羅を地上にけしかけるんだろう?
そもそもローランは地上をどうこうしたいんだろうか。

黒砂君の正体も何気に不明なままです。彼からすれば「マーマンの過去なんぞ聞いてない」な気もする。
現状、黒砂君について分かったのは「国籍不明の謎の船から落ちた少年」です。隠す意味もなさそうですが…。
るちあさんも同様の経緯で海斗君を助けた…というか助けられたのですが、黒砂君も何かあるのかしら。

引き続き本題をお聞きしたいところでしたが、謎の幻影攻撃を食らわされました。
「人間はすぐに裏切る。本音を見せてみろ」からの「大量の人魚娘」攻撃。黒砂君の性癖が狙い撃ちされてる。

しかも、るきあさんはアイデンティティがヒトで、本性はマーメイドのややこしい方です。
迂闊に「俺は人間がいいんだ!マーメイドになんて興味がない!」と叫ぶとまずいし、「マーメイド万歳!」でも「へぇ私の下半身にしか興味ないんだ」と白い目で見られそうです。詰んでる。

どう反応するのが正解なのか割と分からない。海斗君は何かうまく切り抜けましたので、黒砂君もどうにか頑張って欲しい。

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(第12話・最終回)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「キボウノチカラ」感想

2023年12月24日 | オトナプリキュア
■(第12話・最終回)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「キボウノチカラ」感想

最後の集まりのシーン。日向さんは留学に旅立ったので、プリ5+美翔さんで集まっていらっしゃる。
「他チームに、一人だけ別チームの子が混ざる」こと自体がレアなのに、ましてやそれがあの美翔さんです。
彼女の成長を感じるというか、何気に「オトナプリキュア」最大の衝撃かもしれない。
更なる続編が作られた場合、七瀬さん的立場でプリ5チームに帯同する美翔さんが見られる…のかもしれない(見たい)。


(「オトナプリキュア」第12話より)

ベルが突き付けた破綻の未来は、回避する確実な回答はない。
「プリキュア」では「未来は変えられない(正確に言うなら、過去に起きた不幸をなかったことにはできない)」ので、おそらく未来の事象そのものは変えられず、この街は滅ぶと思われます。
故にラストシーンのポイ捨ても必然。未来は変えられない。

ただ、事象は変えられなくても心持は変えられます。
いざ破綻した時に「仕方がなかった」「どうしてこうなった」と嘆くだけなのと、新天地を目指して希望を抱いたり、街の復興を夢見て頑張れるかは大きく違う。
ベルが愛したのも「物理的な街」ではなく「そこに住む人々」だったはずで、その意味では確かに明るい方に向かってはいる。

表現が「環境破壊」「SDGs」などなのでつい身構えてはしまいますが、描いていることは「絶望は決して消せない」「ネガティブになったので時間が止まった」等と同じです。
これまでのシリーズと同様に、完全なる解決は提示できない。だけど一人一人が立ち上がっていけば、何かは変わる。

ブンビーさんが語った「『頑張れ』と応援するのではなく、自分たちで」。
これは「NS1」の頃から大きな課題になったテーマです。

NS1の冒頭の観覧車のシーン。
化け物が現れた。格好よく伝説の戦士が現れた。皆でそれを応援する。
プリキュアの縮図とも言える「熱い」シーンではあるのですが、すぐにふと気づいてしまう。
私たちは、彼女らの顔もはっきりと見えないほどの遠くから、ただ応援しているだけだ。

あのシーンは本当に辛く、映画館でいきなり涙したのを覚えています。
そこからの「女の子なら誰でもプリキュアになれる」の台詞や、主題歌の「みんなもプリキュア」とエールを送られ、当たり前にプリキュアがいる10周年のハピネスチャージや、全人類プリキュア化のハグプリに繋がった。

なので今回は「大人」向けだからこうなったというより、15周年までのプリキュアの最大の共通課題とも言えるものを、しっかりと引っ張ってきたという印象です。
ただの思い付きではなく、きちんとこれまでの本編やシリーズ全体の流れを踏襲してくれていて、とても嬉しい。

「プリキュア5」の文脈としても綺麗です。
「夢に向かう時、人はひとり。でも同じように夢に向かう誰かがいることが励みになる」。
GoGo最終決戦で手紙が届いたのとも同じ流れで、綺麗にまとまってる。

この流れだとSS組が後ろに回るのは当然で、SS推しの私としても納得できる。
仮にSSの文脈で解決するなら「滅びもまた生命の営み」の方向だったと思う。
「プリ5」の思想と矛盾はしないけど、表現が変わっていたはず。

「タイムフラワーが種を残してまた芽吹く」のは、予想できたはずなのに全く頭になく、ちょっと悔しいと同時に膝を打ちました。
プリキュアさんは絶対不変の金属の永遠ではなく、枯れても種を残し次に繋げていく植物の永遠を謳っています。
それに沿った見事なオチだったと思う。

何故子供の姿になるのか等については、明確な回答はなし。
私の解釈としては、「子供時代のあのイノセントな想いは嘘ではなかったはずだ」(10周年のテーマ)かなと思ってる。

大人になった今では、子供の頃に語った思いは綺麗事にすぎず、現実と乖離していたのは分かる。
いざ直面したのは、あの時夢見ていたような未来ではなかった。現実の問題をプリキュアは解決できない。
でも、子供の時のあの必死さや戦いは嘘ではなく、確かにあったんだ。それらは無力かもしれないけれど、確かに存在して今の私を形作っている。

だから子供の姿になって戦う。大人の姿で戦うとこの文脈が成立しなくなってしまう。
そしてその姿に影響を受けた他の人たちが立ち上がり、未来を変えていく(15周年のテーマ)。

夢原さんが真っ先に倒れたのは、「破綻を知った人々が希望を失う(真の破綻)」が起きるからで、夢の象徴たるプリキュアは存在できなくなる。特に「夢」を冠するキュアドリームは。
しかし人々が夢や希望を繋いだので、タイムフラワーの種という形にも表れ、目を覚ますことができた。
おそらくはこの「繋ぐ」は20周年のテーマと思われます。あとは「考え続ける」とかか。

「壁を越えて会いに行く」の5周年と合わせて、10周年・15周年・20周年の集大成とも言えそうで、つくづく綺麗に本編を踏襲してくれたと思います。
EDの「雫のプリキュア」も綺麗です。一人一人の希望は小さくても、それらが集まった象徴的なものが「プリキュア」。

それらを踏まえてのラストのポイ捨て。
綺麗にまとめたところで、「プリキュアは問題を解決していない」のは変わらない。
「後味」を良くしてしまうと、「プリキュアの活躍で世界は救われた。良かった良かった」「ありがとうプリキュア!感動した!大団円!」となりかねません。実際、本編はその傾向がある。問題は解決しておらず、現実の我々にも当てはまることなのに、「終わった」気がしてしまう。
そこを「大人向けだから」と信頼して、釘を刺してきたのかなと。

ですので、続編の布石といったことではなく、これで完結だと思ってます。
今までのシリーズも完全解決はしておらず、殊更に未解決エンドというわけでもない。
まぁテーマがどうのこうのはさておいて、続編は見たいですけど。オトナプリキュア2028とか、継続してやってくれないかしら。

夢原さんとココの結婚を初め、着地すべきところに着地して、私としては大満足です。
冒頭に書いたように、美翔さんも新しい道を切り開かれた。
(ただこまちさんに関してだけは、どうにも釈然とはしませんが…。こまちさんの物語としては納得はするのだけど、望まれていたことがスルーされすぎてる感が)

※単体でのメイン回がなかったミルクさんに触れておくと、本編最終回でローズガーデンのガイドをしていたことや、「似ている」と称されたアナコンディさんの館長一筋の末路を見ていたことから、お世話役からは離れるのではないかと予想していました。今作での、秘書を経ての大統領への立候補は納得感しかない。
なお王制を廃止したのではなく、実務や権力の分散的なものだろうと思ってます(ココのプロポーズの言葉が茶番になりかねないのと、国王はココの主体的な夢であり「王様の責務から解放してあげる」ようなことではないので)。細かな定義を横に置くなら、イギリスや日本のようなイメージ。


この3カ月、非常に幸せでした。
とても良い試みだと思うので、今後も「オールスターズでも別シリーズへの客演でもない、完全なる続編」をどんどん展開していって欲しいです。
個人的には別シリーズ混合ものとかも見たい。留学している日向さんと、フランスやドイツに縁のある蒼乃さんやシエル、ハトプリ組や北条さんの混成チームとか。

書きたいことを書ききれた気がしないですけど、止まっていた物語が動き出した得難い経験をした、素晴らしい番組でした。
ありがとうございました。次回にも期待しています。

【追記:2024年1月26日】
本放送中に気が付けなかったことを追記。

映画「鏡の国」は、砕けたクリスタルをドリームが寂しげに見上げるシーンで終わります。
当時、私はこの二つで理解していた。

(1) シャドウやドリームに夢を託していたダークドリームの末路を、ココに夢を託す自分に重ね合わせた。
(2) 夢に向かって努力するとは、過去や今の自分を殺すことと同義。それが成長ではあるが、寂しさもまたある。

オトナプリキュアで変身できなくなっていたのは(2)が絡んでいるのかもしれない。
「1分前の自分とは違う」の流れで行くなら、夢原さん達は過去の「プリキュアだった子供時代」を捨てて先に進んでいく。
だからキュアモを失い、変身も出来なくなった。

だけどED「雫のプリキュア」でも歌われているとおり、「子供時代は誰にもある。ファンタジーも守りたい」「大きくなってもなりきれない心に子供の私がいる」。
夢に向かって成長するために、過去の自分を殺す。でもそうじゃない。誰の心にも、子供の私がいる。
辛く苦しい時に、成長して捨てたと思っていた子供時代の自分が、また力を与えてくれる。そういう流れだったのかなと。
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(第45話)ひろがるスカイ!プリキュア「アンダーグ帝国の優しい少女 」感想

2023年12月21日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第45話)ひろがるスカイ!プリキュア「アンダーグ帝国の優しい少女 」感想

過去編で久々に強いソラさんを見たような気がする。
彼女はプリキュアにならない方が、キャラクター的に活きるような気すらする。
序盤には「プリキュアを捨てるのでは」との可能性も考えたけど、キャラ的にはそうなってもおかしくない気がいまだにしてる。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第45話より)

300年前のカイゼリンさんはとても心優しい姫君で、お父様のカイザーを説得し、和平に導いてくれました。
途中で裏切りや瀕死の重傷を負ったりもしましたが、どうにかこうにか和平は結ばれて、アンダーグとスカイランドの戦いは終結。平和の時代が始まりました。
ひろプリ、完。

となったはずなのに、300年後のカイゼリン様は何故か猛り狂い、単騎でスカイランドに侵攻してきました。何故かは分からない。
状況から察するに、和平を結んだはずなのにスカイランドに裏切られたとかかと思われますが、300年後の人々にいきなり無言で押し付けられてもどうにもなりません。
エルちゃんがどう関係しているのかも皆目不明。エルレイン姫の分身だか生まれ変わりだかその辺の何かでしょうか。いずれにせよ責任を負わされても困る。

2週にわたって過去編をやったのに情報量がゼロ…とまでは言わないにせよ、

・伝説のプリキュアは、当時のスカイランドの姫だった
・姫の名前や容姿がエルちゃんに似ている
・戦いの後和平を結んだ
・敵の側にも姫がいた

このあたりは超序盤の「プリキュアの伝説」初出の際に語っていても、特には害はなかった気がする。
その後のシナリオにも、視聴者の前提知識的にもさほどの影響がない。

エルちゃんが過去のプリキュア(もしくはアンダーグ)の関係者なのは予想の範疇。「あの時の敵が復讐とか復活とかでやってきたんだろうな」も同様で、今回の話を見る前から予想できる。
そう思うと、やっぱり情報量はゼロに近かったような…。

とはいえ当事者たるソラさん達にとっては重大情報。
変わり果てたお姿のカイゼリン様に対話を試みますが、聞く耳持たず。そりゃそうだ。あちらからすれば、倒れこんでたのが起き上がって、急に知ったようなことを言い出し始めただけだものな。
同じく状況を把握できていないツバサくんらと共に、再度の決め技を発射。カイゼリン様の古傷が開いて撤退と相成りました。

来週はクリスマス回。過去にはクリスマス回に話が大きく動いたこともあったので、年を越す前に何かをすっきりさせて欲しい。
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(第11話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「ミライノオワリ」感想

2023年12月17日 | オトナプリキュア
■(第11話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「ミライノオワリ」感想

美翔さんの格好いい戦闘シーン!なのだけど、よく見たら避けてるだけなあたりが大変に可愛らしい。
あと2枚目は物凄く珍しい表情な気がするけど、物凄く美翔さんな気がして好き。


(「オトナプリキュア」第11話より)

愚かな人間のせいでこの街は滅びてしまう。だから愚かな人間をシャドウに変えて撲滅しよう。
そう考えたベルのもたらしたものは、今すぐの破滅でした。

良い人もいれば悪い人もいる。それ以前に、同じ人間の中にだって良い面も悪い面もある。
悪いところだけ抜き出して排除しようとしたら、破綻するのは当然のこと。

…というか「謎の怪物が現れて失神者が続出」なんて起きたら、自然災害を待つまでもなく人が流出して滅びると思う。

夢原さん達はベルの問いかけに解決策は答えられず。
これも当然で、「プリキュア」は完全なる平和や善を掲げてはいない。

特に15周年までのシリーズは「未来は破綻していて、それは絶対に回避できない」が基本理念に思えます。
故にこの街の破綻は、おそらくは確実に起きる。絶対に防げない。

ただ「街が滅びる」ことは変わらなくても、それを迎えた時の人々の気持ちが絶望とは限らない。
街を離れた人たちも、新天地に希望を抱いていたかもしれない。
いつかまたここに戻り再興するぞと、夢に燃えることもできるかもしれない。
戦争で焼け野原になった後、希望を捨てずに復興したように。

プリキュアさんにおける「未来を変える」と「未来は変わらない」の私の解釈は上記で、今回のような具体的な解決策がない状況だと特に当てはまるように思う。
起きる現象は変えられない。それに対する気持ちは変えられる。

「タイムフラワーは破綻のカウントダウンをしている」だけならば、タイムフラワーそのものには害はないのかもしれない。
破綻が訪れると希望を持てなくなる。希望が持てないと、その象徴たるプリキュアも力尽きる。だから(特に名前に「夢」を冠する)ドリームが倒れた。
タイムフラワーが枯れるとプリキュアが倒れるのではなく、破綻が訪れるとタイムフラワーが枯れたりプリキュアが倒れたりする、が正なのかな。

逆に言えば、破綻しても希望を捨てなければプリキュアは立ち上がれる。ラストは街の人々の願いを元に復活する…とかだったら綺麗に着地できそうな気がする。
雫のプリキュア(=一つ一つは小さな希望が、多くの人から集まって形になる)にも通じそう。

ベルの突き付けた課題は、プリ5的には「夢を叶えても(滅びるのだから)意味がない」。SS的には「生命の営みの果ての破滅」といった感じ。
どちらも回答は「それでも進む」が基本軸に思えます。「滅びそのものを、これこれの方法で完全回避して見せます」ではなく(言葉としては「未来を変える」でも、現象の阻止を具体的に確約する意図ではないとの解釈)。
無意味な無駄遣いは控えるとしても、いずれ必ず滅びるのだから、過剰に不安視するのはらしくないように思えます。

プリ5組が返した言葉は「頑張る」「辛いことも当然ある」。
夢に向かって努力をする。そんなの意味ないと嗤う他者に構っている暇はない。だって同じように夢を目指す仲間との約束があるんだから。
そんな共通する思いを持つ人たちが集まれば、きっと未来の絶望は変えられる。

SS組は「人を幸せにする」。そして自分も楽しむ。

美翔さん:
「私は描きたいな」
「人も自然も生き生きとした、未来のこの街を!」

SS本編の最終決戦前の台詞からの流れ。
ソロソングで「どんなに上手い絵を描いても、息づいている命には敵わない」と歌っていた美翔さんが、息づいている命を描きたいと大人の今おっしゃった。
色々と苦しい現実も経験した上でのこの言葉。自分の楽しさと他者の幸せが合致した…との書き方は野暮な気もしますが、生命賛歌と自身の趣味を自然に共存させていて、あの時からの「続き」を感じます。

映画「NS3」で見せられた未来の姿は、「自然の中で一人で絵を描く」もの。
「自分の夢は、自分で描きたい」の言葉と共に悪夢を破っていましたが、当時から既に「一人」ではなく「他者」を意識していたのかもしれない。
誰もいない綺麗な自然ではなく、人も自然も生き生きとした様子を描きたい。

(ちなみに日向さんは「完璧なパンが焼きあがり続ける」夢を見て、「失敗しないのはおかしい」と目を覚ました。彼女はパンに対しては結構ストイックで、今作のパン作りに悩む姿は前々から示唆されてた)

次週でいよいよ最終回…なのですが、ここに来て黒白先輩が参戦なされました。
正直なところ、このタイミングでその登場のさせ方は違うんじゃなかろうか…の違和感が強いのですが、来週の描写をまずは見たい。
この3カ月、夢のようでした。最後まで期待しています。

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(第44話)ひろがるスカイ!プリキュア「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」感想

2023年12月15日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第44話)ひろがるスカイ!プリキュア「大きなプリンセスと伝説のプリキュア」感想

ノリノリの変身ポーズに向けられる奇異の視線。
意味もなく力の入ったワチャクチャは大変に良い。

ただこの変身不能がいかなる理由によるものかで、事態の意味がだいぶ変わってくる。
現状では深読みしてもしょうがなさそうなので、次回を待とう。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第44話より)

突然に現れたカイゼリン様により、一行は唐突に窮地に陥りました。そして謎パワーで時が止まった挙句、300年前の過去を体験することに。

過去を追体験するのがソラとましろだけなのは「F」と同じ(エルちゃんの違いはありますが)。
体験内容が「過去のプリキュアのエピソード」なのも同じ。
例年、映画は本編のテーマを大きく反映しているので、映画で描写されたことが本編にも出てくるのは分かる。

ただ率直にいって、ツバサ&あげはの除外の仕方は雑だったかなと。
例えば「F」の逆パターンで、カイゼリンに勝てないと悟ったツバサ&あげはが、危機を知らせるために街に走る(ソラたちは無謀を承知で足止めをはかる)の流れで別行動をさせるとか。倒れたところにカイゼリンの追撃→エルちゃんが身を挺して庇おうとする→4人が慌てて手を伸ばす→位置的に間に合ったのがソラ&ましろだけ、とか。もっとやりようはあったように思う。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第44話より)

さすがにこの「不自然に並んだ草のせいで目視できませんでした」は、ギャグの領域のような。
せめてもっと草まみれにして、一列に並んだ草で綺麗に区切られている感はなくせなかったんだろうか…。

他にも、過去に戻ったソラたちが心配する描写をもっと入れるとか。
時間が止まった状態を不思議がって観察する尺があったりもしたので、どうにも行動が不自然に見えてしまう。
(そして視聴者的には「ソラ&ましろだけでも特には違和感なく成り立ってしまう」のがまた厄介)

また、「子供はプリキュアが出てこないと退屈する。だから悪役会議をなくした」とも言われてきましたが、まとめて悪役の過去を描くためにプリキュアの数を絞ったのなら本末転倒。
ひろプリさんは、どうもこういった変な理屈が目立っていたので、事あるごとにノイズになってしまってる気がする。もったいない。

戻った先の過去では、カイゼリン様の父上がスカイランドに侵攻してきました。
プリキュアに目覚めて迎え撃つ当時のプリンセス。
この時の戦いで傷だかトラウマだかをおって、今のパンクなカイゼリン様が出来上がったと思われますが…。

ありがちなのは「父上を倒したお前たちは許さん。何がヒーローか」の流れで、ソラさんが「ヒーローとは何か?」を悩むとかですが、何せ露骨に侵略されていますから「迎撃しただけです」で解決してしまう。カイゼリン様が納得するかはともかく。

第1話で発せられた「ヒーローは泣いている子供を見捨てない」は、子供向け番組たるプリキュアとしては完璧なヒーローの定義だと思います。
この定義に則るなら「誰しも子供時代はあった」または「子供時代の傷を癒す」を背景に、「自業自得だとしても、悲しんでいることは事実なので見捨てない」と拡張する…のかしら。

ソラさん自身も、立ち入り禁止の森に迷い込んだ(自業自得)ところを助けて貰った過去がありますから、「自分に責任があるのだとしても、悲しみは悲しみであり、ヒーローはそれを見捨てない」は一貫性はあるように思う。

尤も、じゃあ「見捨てない」とは何をすることなのか?等の疑問は沸くし、全然見当違いな気が自分でもする。
残り僅かなので、着地点を見守りたい。
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(第10話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「サイゴノヤクソク」感想

2023年12月10日 | オトナプリキュア
■(第10話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「サイゴノヤクソク」感想

意外にレアな「夜間に街中に外出している」シーン。
ないわけではないけど、本編では中学生なので夜間外出はあんまりなく、あったとしても主にはキャンプや星空観察。街中でとなるとGoGoのOP等々、かなり限られる気がする。
特にSSの、しかも自然に美を見出した元滅びの戦士が、人工の明かりの中で車を見下ろすのはとても印象的。良い物を見た。


(「オトナプリキュア」第10話より)

夢原さんが繰り返し倒れた。タイムフラワーの影響…なのかはよく分からない。

ナッツの調べによるとタイムフラワーは国や生物の滅亡を予知するかの如くに現れ、時針が進んで枯れるその時に滅びが訪れるらしい。
その説明通りなら、タイムフラワーは予知して同期しているだけで、タイムフラワーそのものは滅びをもたらしてはいません。
原理不明なれど若返りはタイムフラワーの副作用とのことですが、「(タイムフラワーが現れて)プリキュアになるから破滅する」のではなく「破滅するから(タイムフラワーが現れて)プリキュアになれる」です。話がちょっと複雑になってきた。

それとも「プリキュアになるためにタイムフラワーを咲かせたので破滅する」のだろうか。言葉の組み合わせで意味合いが大きく変わってくるので、ちょっと慎重になった方がよさそう…。

とりあえず体に悪影響が来てるのは確かなので、変身は控えようと決議。そしてすぐに覆して、皆様、変身なされた。
これも絶妙なバランスというか、プリキュアが呪いと化さないように上手い運びだったと思います。
プリキュアにならない選択肢もあった。だけど自ら決断してプリキュアになった。その先に問題が待っていても選択肢があるのは素晴らしいことで、その選択を決めるのは自分。

ココの台詞「のぞみはプリキュアだから」もとても良かった。
第一義は「夢原のぞみはプリキュアだから」という事実そのままのこととして、「望み(希望)はプリキュアだから」の意味にもとれる。
「プリキュアとは希望だ」ではなく「希望とはプリキュアだ」。漠然とした「希望」という概念を具体化すると「プリキュア」になる。
希望にはもちろんリスクもあるのだけど、選択肢があるのは良いことで、プリキュアはその具体的な手段としてある。

ベルがいうには、この街は遠くない未来で滅びるらしい。
プリキュアの世界観としては「未来は不変」だと認識しています。「可能性がいくつもある」とは、自分の意志で選べる(そして自分の意志は重要なので何度繰り返しても同じ選択をする)とか、同じ現象でも心持ち次第で受け止め方が変わるといった意味で捉えている。

したがってベルが予知ではなく正真正銘タイムトラベラーで見知っていたなら、この街は実際に滅びることは確定していると思う。その上で、どう未来を生きるか。
「変身したら死ぬがそれでも希望を抱く」と似た話にも思えます。
あと残り2話。どういう決着をつけるんだろうか。

意味深に登場された黒白先輩は、変身したりなさるんだろうか?美墨先輩、だいぶ若い格好なさってる。

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(第43話)ひろがるスカイ!プリキュア「 プリズムシャイン!心を照らして!」感想

2023年12月09日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第43話)ひろがるスカイ!プリキュア「 プリズムシャイン!心を照らして!」感想

ソラさんがバッタモンダーと和解なされた。
プリキュアさんは懲罰者ではなく、反省した相手は赦すのでそれ自体は不思議ではない。
(逆にこちらの価値観に歩み寄らないものは、『罪』の軽重に拠らず爆殺なさる)

ただバッタモンダーは歴代でもかなり凶悪なことをし、それに対する怒りの描写も強烈だっただけに、若干笑顔に怖いものを感じる。
バッタモンダーフィルターの演出もそれに拍車をかける。ソラさんは本心がよく分からない…。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第43話より)

無力。無能。落ちこぼれ。
バッタモンダーはそのように評価され、彼自身もそう卑下していた。

ですが視聴者の持つ印象はかなり違う。
青の護衛隊をも利用してスカイランドを窮地に追い込み、国防の要たるシャララ隊長および国王夫妻を瀕死に。
キュアスカイの戦意を奪い一時的にとはいえ戦線離脱させ、今回もプリズムの変身アイテムを奪取しています。
アンダーグのみならず、歴代幹部と比較しても華やかな戦績を誇っている。

しかしながら不運なことに、アンダーグは単純な腕力しか評価しないらしい。そんな馬鹿な。
もしスキアヘッドが「よくやった。見直したぞ。あとは任せろ」と変身アイテムを受け取っていれば、決着がついていたかもしれないのに。

上記を踏まえると、今回の話は「無力かどうかは他者ではなく私が決める」に力点があると思われます。
ましろさんは頻繁に「優しい」と評される。単純な腕力では最弱クラスでも、評価基準は腕力だけではない。
もっと言うなら、おそらく本人としては「優しい」もあまり納得はいっていないんじゃないかしら。これも他者評価。
だから「絵本」という自分で見つけた道を進んでいらっしゃる。

落ち葉でいえば「樹の養分になる」は他者が言っていること。客観的にはそれが価値ではあるかもしれないが、落ち葉本人がそれに従う謂れもない。
自分の価値基準は、自分で決める。

「飛べない鳥でも良い」や「(シャララ隊長の)私のようになるな」等々も同様で、これがひろプリさんのテーマっぽい。
あげはさんが若干薄いですが、これからまだ何かあるのかもしれない。

ただそうすると「正真正銘に無力なものは無価値なのか」がカウンターになりえる。
具体的には赤ちゃん。客観的に無力だし、主観的に自分の価値を見出すこともできない。
もしかしたらそこから第1話の「ヒーローは、泣いている子供(赤ちゃん)を見捨てない」に繋がる…のだろうか。
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(第9話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「フタリノキズナ」感想

2023年12月05日 | オトナプリキュア
■(第9話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「フタリノキズナ」感想

美翔さんが変身なされた。
そしてレアな背面アングルからの「聖なる泉を汚すものよ!」を炸裂なされた。


(「オトナプリキュア」第9話より)

この指差しポーズ、意外との下向きに指してるんですね。普段(12年前)は巨大な相手と戦うことが多かったので、その時の癖で上を見上げてからいやいやもっと下だ、となって下げすぎたとかかしら。あと多分「泉は今回、関係ない」と途中で気づいて、でも引っ込みがつかなくて慌てたんだと思う。ベルも混乱したはず。「泉…?何の話だ…?」。

微妙に格好がつかない再変身でしたが、お得意の踵落としもばっちり決めてくれました。スタッフ様、分かっていらっしゃる。鳥キュアといえば、踵落とし。
変身前にやらかした「うつ伏せに倒れる」も美翔さんのお家芸。どうしてこうも細かいところで、美翔舞の解像度が高いんだ。

※この「大空の樹の前での指差し&後ろから映す」のは本編にもあった気がするのだけど、何話だったのか思い出せない。そもそもなかったかもしれない。
※霧生さんとの再会がここなのは、復活幹部戦を思い出してとても懐かしい。

【全ての大人に子供は宿る】
日向さんはフランスにパン留学に行きたかったらしい。だけどいけない。婚約したし実家を継がないと…。

と、悩んでいらっしゃいましたが、美翔さんに後押しされて会話してみたら、さっくり解決しました。
それはそうだ。
日向さんは「大人の責任」を意識してフリーズしていたようですが、「みんなを気にして留学を断念」はむしろ子供の発想です。
現に、プリキュアさんは頻繁に留学やらオーディションやらをキャンセルなさってきた。

大人にとっては数年の別離は大騒ぎすることでもない。現実にも単身赴任も海外赴任も普通にある。

日向さんはまだ20代。しかも勤め先は実家ですから、店長になるのを急ぐ理由が全くない。
ご両親は健在なので、下手に店長になってもリソースが余ってしまいデメリットにすらなりかねない。
実際、お父さんは浮いた時間で新たな挑戦をし、次に活かそうとしています。さすが長年、店を盛り立ててきただけありアグレッシブ。

婚約者さんもまだ店を開いてはいないようですから、一緒に留学する道がある。おそらく探しているはず。

美翔さんはおっしゃった。「大人も子供も違わない」。
ある日を境に、別の生き物になるわけでもなく。結局のところ、子供時代の自分も今の大人の自分の中にある。
変わってしまったと決めつけて、動きを止める理由はない。

この辺の思考はSSのキーフレーズ「全ての物に命は宿る」を想起します。
息絶えたかに見える不毛の大地にも、命は宿る。
比喩ではなく、事実として遥か昔に恒星が爆発した際にまき散らされたものが、巡り合って今の私達の体を構成しています。
天文学的な大災厄や無機物の漂流の果てにも、命は宿る。だから私たちは今ここにいる。

同様に子供時代の自分も、姿かたちや表面の考え方などは変わっても、自分自身を構成している。
全ての物に命が宿るように、いつどんな私にも子供時代の私は宿っている。

以前の美翔さん回で、プリキュア姿の自分を思い浮かべていたのはマイナス描写なのか否かを悩みましたが、この描写なら明らかに前向きです。
昔を振り返って逃避するのではなく、今を切り抜けるために自分自身を総動員した結果として、子供時代の力を使っている。

5組と違い、「フラチョピが居ない」という変身できないことが明白な状況で、それでも迷いもせずに変身したのは素直に格好良いです。強い美翔さんが見られて大変に素晴らしい。
あえて気持ちの悪い妄想をすると、おそらく美翔さん達は単独変身できるんじゃないかな。全ての物に命は宿るの発想で行くなら、周囲の大気とかにも「日向咲なる概念」は存在し、変身の力になってくれそうな気がする。これが発動するのは、日向さんが戦死したような時でしょうから、見たくはありませんが。

元・滅びの戦士たる霧生さん達もついに表に出てきてくれました。
ダークフォール(除くゴーヤーン)の思想は「命を謳歌した末の滅び」ですから、仮にモエルンバ達が健在だったら彼らもベルと対立したように思う。
環境破壊を止める?エントロピーは増大するものだ。その過程を無意味に早める必要はなく、途中の美しさを楽しむのが大事なだけで。
霧生さん達は「ダークフォールの生き残り」としての応戦でも筋が通っているのが、無性に熱いです。SSの敵味方混合軍vsベル。プリ5組とはまた違った戦いがある。

そんな熱い展開の裏で、夢原さんはまたぶっ倒れていました。タイムフラワーの副作用らしい。
「子供時代を捨てる」展開になるとは思えず、かといって何がどう不吉なのかも分からない。
あと3話。楽しみです。

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「episode20:渚のクリスマス」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年12月号)感想

2023年12月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode20:渚のクリスマス」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年12月号)感想


なかよし 2023年12月号 [2023年11月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

感想が遅れてしまったので簡潔に。
というか、何をどう書けばよいんだ今回の話。

何かの不安に突き動かされるかのように、黒砂くんはそれはそれは凄まじい勢いで、るきあさんに急接近。
るきあさんの自宅かつ親の目の前で、いちゃいちゃいちゃいちゃそれはもう凄まじい勢いです。
彼氏彼女どころか夫婦でも無理な所業。さすがは深海の王・パンタラッサの血筋(?)

そんな強靭な彼に惹かれて、ローラン様もご出陣。とりあえず唇を奪ってみました。何故にそんなことを。
そういえばローランもマーマンなので、性別未決定だったりするんだろうか(既に説明があった気もする)。
性別が変わるおサカナさんなので、その辺の感覚が緩いのかもしれない。

突然の意味不明の挙動にも黒砂くんは怯まず。
謎の紋章について知っていると聞き、ローランの城に赴くことにしました。
その紋章、さっきまでいちゃついていた彼女さんの家にいた生き物のほぼ全員がよく知っているのですが、そんなことは露にも思わず。

黒砂くん的には運命に向き合う悲壮ともいえる覚悟の行為で、謎を明かして愛しの彼女の元に帰るぞなのかもしれません。
身の回りにいるのが実は人魚ばっかりで、その紋章は尊敬する海斗くんを初めとして皆さまよくご存じだと知ったら、どんな顔をなさるんだろう…。

難しいことはさておいて、サンタコスプレしてるBBSのお二人に癒されました。完全なる接待業務。おサカナさんの苦労が偲ばれる。
あと成長した星羅のグッズを是非出して欲しいです。仏頂面が大変に可愛い。

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