穴にハマったアリスたち

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(第12話)デリシャスパーティ♡プリキュア「小さじ一杯の希望!ジェントルーの本当の心」感想

2022年05月29日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第12話)デリシャスパーティ♡プリキュア「小さじ一杯の希望!ジェントルーの本当の心」感想

より深くより強く洗脳された生徒会長さんは、そのまま普通に帰宅し、普通に自宅出勤を繰り返していました。ブンドル団は妙なところが庶民的。
ただあの様子だと自宅でもコスプレしたままな気がします。ご家族は心配しただろうな…。

会長さんは純粋に洗脳されていただけで、主義主張に賛同していたのではなし。イース様パターンではない。
心の闇を突かれた(セイレーン)とか、テーマ的にぶつかる壁(トワ様)とかとも違いそう。とりあえず今はまだ描写はされていないです。
だからなのか、割とあっさりと自我を取り戻しになりあそばされました。

今のところブンドル団は「旨い飯を独り占めにしたい」しか理念が見えておらず、何をやりたいのかよく分かりません。
生徒会長を操ったのは、多分あのカードが原因じゃないかな。見る人が見ればレシシッピがモデルなのは分かりますから、「レシシッピを目視できる」を理由に白羽の矢が立ったと思われます。

幸い街を破壊はしていないので(今回は壊しましたが)、心の傷は多少は少なそう。河原で石積みしたり、海に向かって叫ばずに済むかもしれない。
ああでもシャッター街を産み出した張本人かもしれないんだよな…。人死にが出かねないのか…。

本日とうとう拓海くんがバッチリ戦闘現場を目撃しました。
デリシャスフィールドに消えていく和実さんを見て、あの謎の成人男性に巻き込まれていることを確信。

そこで場転して戦闘シーンに入ったので存在をすっかり忘れていたのですが、フィールド内に突入し、現場に駆けつけてくれていました。
考えてみればそうだよな。「巻き込んでやがった!」「じゃあ帰るか」とはならないよな。幼馴染みの危機を救うために、決死の覚悟であれこれ試したんだろうな。

それとも拓海くんはあっちの世界の関係者なんでしょうか。「小さじ一杯」理論はルーツや経緯に絡みますから、クッキングダムやブンドル団に縁があるのは面白いかもしれない。

「小さじ一杯」は今回は生徒会長の心を指し、良い結果を導きましたが、「小さじ」はブンドル団の洗脳を指すこともできます。
「ワインに泥水1滴垂らすと泥水になるが、泥水にワイン1滴垂らしても泥水のまま」の例え話の如く、一般には悪い要素の方が影響が強い。ギミックに使っている料理も、小さじ一杯の塩で台無しになるのは往々にしてある。

小さじ一杯の負の要素にどう向き合うかは今後絡んで来そう…とも思ったのですが、だとするとアラモードと親和性がありそう。

アラモードは「負の要素があったとしても、それでも大好きを諦めない」でした。
デパプリは重視する視点を逆にして、「大好きを形作っているのは、負の要素も含めた小さじ一杯の組み合わせだ」とか。レシピや裏側などのギミックとも噛み合ってるかも。

(ただアラモードでも同種の視点はある。ドリームスターズの「苦い桜を味付けに使う」や、最終決戦時の宇佐美さんや、オールスターズメモリーズのチビミデンとの戦闘時の対話など)

「分断」「喪失」からスイートやハグプリを連想していたのだけど、「小さじ一杯」が重要ワードならアラモードを意識して見ても良いかもしれない。

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(第11話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ジェントルーの罠!ゆいとらん、テストで大ピンチ!?」感想

2022年05月22日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第11話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ジェントルーの罠!ゆいとらん、テストで大ピンチ!?」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第11話より)

生徒会長さんの巧妙にして緻密な作戦により、和実さんと華満さんが戦線を離脱しました。
夜なべしてテスト問題を作り、それを人数分コピーし、生徒会長の立場を活かして教師を説得し、各教室に行き、3人にだけ特別性のテストを配るためにクラス全員(下手すれば全校生徒)に一枚一枚用紙を配り、もしかしたら補習用の問題も作成し、補習が終わる前にレシピッピを探して奪取です。
「問題が違う」ことがバレないように選択式問題にしたのかと思いきや、問題用紙と解答用紙は分かれていないご様子。ということは採点も生徒会長がなさったのか。ご苦労が偲ばれる。しかもその苦労も危うく鉛筆転がしで突破されかけるし。

かつてこれほど手弁当で頑張った幹部様がいらっしゃっただろうか。いや私らが知らないだけで、他の皆様も裏では頑張っていたのかもしれない。
生産や流通や調理を知ると料理が美味しくなるように、幹部の方々のご苦労を知れば戦闘にも味がでるのです。

今回ついに言及されましたが、ジェントルーは街の破壊を行っていません。ウバウゾーも従来の怪物のように副産物や奪取手段として生み出されるものではなく、プリキュアから逃げ切るために呼び出しているにすぎません。プリキュアさんがいなければ、戦いは起こらない…。

ジェントルーさんはジェントルであろうとしていたそうです。
愉快なコスプレした、愉快な人としか思ってなかった。
裏の事情が分かると、つくづく色々なことが見えてくる。

1話から気になっていたマリちゃんのデリシャスフィールドも、「他者との分断」ではなく「社会の裏側」の観点で見れば違和感はないかも。変身ヒーローの原点ともいえる。
リアル世界のテレワークとかも、「分断されて仕事している」ではなく「見えなくなっただけで裏側から支えている」だものな。

ジェントルー追跡中のマリちゃんが、フィールドを展開しなかったのは何故なんだろう。
謎空間より街中の方が追跡しやすかったとか、「街を破壊しない」ことを確認したかったのか。
「遅れてくる二人が合流しやすくなるように」かと思ったのですけど、プレシャスさんはあっさり合流しています。「プレシャスが合流できるとは思っていなかったが、ヤムヤムだけで勝てる(勝つしかしない)と判断した」とか?
「裏側」に言及した回だけあって、今回の話は細々と複雑です。

裏側を知らない拓海くんが、マリちゃんを警戒するのも至極当然。
傍から見れば、意中の幼馴染が成人男性と頻繁にデートしてるわけで、気にならない方がおかしい。

生徒会長さんも何で操られたんでしょうね。素の会長さんがどんな方かよく分かりませんが、これまでの絶妙な残念感を見るに人選ミスな気配がしてなりません。
名店巡りが趣味のらんらんを操っておけば、話は早かったんじゃ…?もしくは初っ端から心が弱ってた芙羽様なら、あっさり洗脳できそう。

【蛇足】

らんらんが疑問を呈していた「This is my pen.(Is this my pen?)」。実際、使う機会はない。
配給品などに対し「これが私のか?」を聞くなど機会そのものはありえますが、そのような場面に遭遇するにはもっと高度な英語が要求されてからです。
なので「This is my pen」を最初に習っても実用性はない。

ただ「This is my pen」から始めないと、実用性のある高度な英語を学べないのも確かなので、順を踏むしかない。

思うに英語が厄介なのは、実用性や即効性が高いように見えて(あるいは期待されて)いるのに、実際には他の教科と同様に順を追っての基礎固めが必要な点じゃなかろうか。
よく言われる「学校で習う英語は役に立たない」とかも、この誤解が発端な気がする。
しかも身に着けても、日常生活で頻繁に使うというより、知ってると何かの時に「裏側」も知れて理解が深まるとかいう性質のもの。そのくせ英語を話せない・読めないと論外の領域もすぐ横にある。

ちょうど学びなおしをしようと思っていて、何をやるかを考えていたのですけど、「実用性なら英語だよな…」と直感的に思った後「…冷静に考えたら数学や歴史の方が使ってるな」と思い直したんですよね。
歴史はとりあえずピンポイントにそこだけを知っていても、何かの時に使える可能性がある。実際、割と使う(あくまで日常レベルで「引き出しから出す機会がある」程度のことですが)。
でも漢字を1個2個知っていても「文章が読めない」のは変わらないように、英語は機能するまでのハードルが高い部類な気がする。一定ラインを超えれば役立つどころか必須の前提条件になるだけに、凄く厄介に感じる。

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(第10話)デリシャスパーティ♡プリキュア「泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー」感想

2022年05月15日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第10話)デリシャスパーティ♡プリキュア「泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第10話より)

みんな大好きパワーアップ回。今年の追加玩具はミキサーでした。
レシピッピの種類に言及していたことから、料理の多様性を通じての「多様性」ワードおよびそれらをミックスするミキサー…のコンセプトでしょうか。綺麗に連想はできますが、レシピッピが粉砕・攪拌されてしまった。

各料理も混ぜればいいってものではない。腹に入れば同じとはいえ、すべての皿をミキサーに投げ込んで攪拌して食うのはヒトの道に反しています。
先日のテイクアウトがそうだったように、デパプリさん(やプリキュアシリーズ)は「とにかく皆で仲良く!」の路線ではないようなので、この辺も絡むのかもしれない。こじつけな気はしますが。

ジェントルーさんが生徒会長さんなことも明示されました。
しかしながら「レシピッピの種類など気にしない」と、妙なことを言い出した。ブンドル団的には大いに気にするところだと思うのですが…。
実際に今までもちゃんと種類を特定して襲ってきています。

「目的」と「手段」の転倒も、デパプリのテーマに関わってきそうには思えます。

例年なら敵が行う戦闘時の孤立結界を、今年は味方側がやっています。後々街の人たちに戦いを公開する布石か…と思っていたのですが、テイクアウト(意図的な孤立)が肯定されましたから、このまま結界を張ったままでいくのかもしれない。
手段そのものは「孤立=悪、共有=善」と単純に割り切れるものではなく使い方(目的)が大事だ、の流れです。

その観点でいうなら、ジェントルーの「種類は気にしない」はブンドル団の目的に合っていません。「情報が入らなくなった。もうこうなったら集めれば何でもいいんだ!」に陥ったのでしたら、手段が目的になってしまっています。
これまで種類数を重視していたのに急に方向転換なされたので、ちょっと戸惑っていますが深読みするならこんなところかしら。
単に、動揺して脊髄反射的に否定の言葉を発しただけの可能性も濃厚ですけど。

「手段」と「目的」でいえば、レシピッピの生態も不可思議なんですよね。
今のストーリーでは「レシピッピを守る」が前面に出ていますが、本来の目的は「レシピボンの奪還」です。ストーリー構成がややこしくなってる気がする。

「レシピッピのおかげで美味しい」のではなく「美味しいのでレシピッピが現れる」。
対偶をとると「レシピッピが居ないと不味い」です。「不味いとレシピッピが居ない」ではない。
これだけを見ると、レシピッピ、かなり厄介だな。居ても役には立たないが、居ないと困る。

※厳密にいうなら「美味しい」ではなく「美味しいの幸せな気持ちが高まるとレシピッピは生まれる」。ここでは簡易的に「美味しい」に置き換えます。

現実世界に置き換えると、レシピッピ=笑顔でしょうか。

(1)美味しいと笑顔になる
(旨いとレシピッピが現れる)

(2)笑顔になれないと不味い
(レシピッピが居ないと不味い。芙羽様の家庭一人飯がそれ。料理は上等でも笑顔がないので不味い)

(3)不味いと笑顔になれない、とは限らない
(不味いとレシピッピが居ない…気はしますがそのような説明はない。不味くても楽しく笑顔のケースはありえる。例えば子供が一生懸命に作った失敗料理とか)

(4)笑顔になれば何でも美味しい、とは限らない
(レシピッピが居るから美味しいのではない)

最後の(4)はちょっと違和感。「笑顔になれば何でも美味しいよ」はおかしくない気はするのですが、では芙羽様は一人でニヤニヤしていれば飯が旨くてハッピーだったのかといえば、まぁ違うでしょう。そういう意味ならおかしくない、かな。
これも「笑顔」という目的が手段に転倒してるとも言えます。

「ごはんは笑顔」ですから、「ごはん=笑顔=レシピッピ」。
笑顔(レシピッピ、ご飯)は結果・目的であって、美味しくするために笑顔(レシピッピ、ご飯)を守るのではない。
笑顔(レシピッピ、ご飯)にも様々な種類がある。
それらを無視し、笑顔(レシピッピ、ご飯)を画一的に認識して奪うのは、目的と手段が入れ替わっている。とか。
それっぽい説明になってる気はする。

違和感がある部分もありますが、「トロプリ」は目的と手段を意図的に入れ替えた構成をしていました。「目的」に沿った計画を立てて「手段」を実行するのではなく、「手段」に注目して今一番やりたいことをやり結果として「目的」に到達する。
「デパプリ」も何かこういう直感や定番と反する構成を、意図的にやってるのかもしれない。

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「水色の旋律」vs暗黒の翼(第9話):マーメイドメロディーぴちぴちピッチ感想

2022年05月14日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
Locipo(ロキポ)様にて「ぴちぴちピッチ」および「ピュア」の無料配信中!2022年8月9日まで

●水色の旋律
波音さんの第2のソロソング。

水色人魚の彼女は、頭のおかしいマメプリ陣にあっても一際ネジがぶっ飛んでおり、「太郎ちゃん大好き」が存在意義の根底をなしていたわけですが、その彼女が第2期では別の男性キャラと仲睦まじくなるという大転換を迎えます。もはやキャラ崩壊というかともすれば冒涜とすら言える、かなり危険な展開です。
付け加えるなら、当時の成人ファンの大半が波音目当てで参入しています。アニメ誌の表紙を、るちあ・波音の2名で飾ったのも当時話題になりました(リナの姐さんの立場…)。

そういったわけで大ブーイングが起きてもおかしくなかったのに、「水色の旋律」の説得力が凄まじすぎて疑念が全くわきません。
そのおかげか、渚くんも叩かれるどころか物凄く応援されていた印象が残っています。

内容的には失恋ソングですが、物凄く前向きで美しい。本来なら悲しい経験であるそれを胸に秘めて歌う。太郎ちゃんに「昨日の最後の波音」の想いを送り、渚君に「明日の最初の波音」を伝える。

初戦闘は対「暗黒の翼」。レディバットの「愛」に晒され、悲しいことの忘却と永遠の闇に沈みそうになる中、聞こえてくる太郎ちゃんの曲。そして繰り出される「水色の旋律」。
歌詞的にも「暗黒の翼」とちょうど対になっていて、カウンターの刺さり具合が素晴らしいです。攻撃エフェクトの「結界的なものを何かよく分からないものが侵食して攻撃」も、歌の雰囲気にすごくあってる。頑なな気持ちに染みこんでいく、有無を言わせぬ説得力。

この時「水色の旋律」を弾いていたのは記憶を失い中の海斗くん。「記憶(思い出)」に関わる曲なだけあって、彼の記憶も何か刺激されたりしました。あんまり直接的には関わらなかったけれど。

中の人である寺門仁美さんも、イベントで頻繁に歌ってくれていたそうです。現役時代には残念ながら聴けなかったのだけど、ありがたいことに奇跡のライブで一度だけ生で聴けました。いやもう本当に魂を抜かれて恍惚とした後、新鮮な気持ちで明日を生きようと思える名曲でした。素晴らしいとしか言いようがない。

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(第09話)デリシャスパーティ♡プリキュア「かみ合わないふたり?ここねとらんの合わせ味噌!」感想

2022年05月08日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第09話)デリシャスパーティ♡プリキュア「かみ合わないふたり?ここねとらんの合わせ味噌!」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第9話より)

前回ラスト、ブンドル対策として「テイクアウトしよう」が発案されました。
テイクアウトがどう関係するのかと思いきや、「各自が持ち帰れば気持ちが分散し、レシピッピの発生が抑えられるから」とのこと。まさかの逆転の発想です。

基本的には「善」のものであるレシピッピの発生をあえて抑える。従来シリーズと違い、レシピッピの争奪戦をしているわけではないので「発生させない」は確かに有効です。
レシピッピが出現するかどうかと、個人が旨いと感じるかは別みたいですし理にかなっています。
ただもはやこれ、現実社会の感染予防の発想ですね…。不特定多数と共有するのは避けて、個人で楽しめばリスクが抑えられる。「善」のものどころか、もはや害悪に見えてきた。

合わせ味噌理論で言うならば、外食と家庭食の合わせ技です。現実も正にその方向。
改めて振り返ってみれば、デパプリさんは自宅で食べてるシーンが結構あります。ここぴーの孤立対策として「クラスで親睦会」みたいな発想もしない。単純な「みんなで集まって仲良く」でもないっぽい。

今回は黄色と青の不協和音でしたが、和実さんも割と空回っています。陰方向で孤立している二人に対し、陽方向で孤立してる感がある…。パーティすれば仲良くなるよ!赤ちゃん可愛いよねこれで仲良し!
他のチームだったら、とりあえず飯を与えて黙らせられるポジションに落ち着きそう。画面隅でずっとモグモグしてる役回り。早く合わせ味噌してあげて欲しい。

敵側にも新キャラが出ました。そしてジェントルーが正気に返りかけています。
洗脳して幹部にしていたのなら、今後量産される可能性もありますね。拓海くんとか。

あと黄色の子がすこぶる可愛いです。青の子も可愛い。後ろでモグモグしてるだけの和実さんも可愛い。今年のプリキュアさんは何か贅沢だな。

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「episode8:謎の少女」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2022年6月号)

2022年05月02日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua「episode8:謎の少女」(なかよし2022年6月号)


なかよし 2022年6月号 [2022年5月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

サブタイトル「謎の少女」です。というか全てが謎です。話数を重ねれば重ねるほど謎が増えていくこの謎仕様。

前回からの続きで、さんごさんがマーマンだと判明しました。マーマンとは何なのか、マーメイドとは何なのか。前作からの設定が覆されましたが、まぁ仕方がない。現実を受け入れよう。るきあさんも、キャッキャウフフと戯れていらっしゃいますし。

さんごさんを派遣したのはマーマンの偉い人…ということでローランかと思ったのですが、「ナムさま」なる正体不明の新マーマンが登場しました。誰だこの魚。
所在地は「北太平洋のあの海岸」だそうです。「あの海岸」ってどこだ。例によって「ある海岸」の誤植だろうか。
長らく不明だった許嫁とはナムのことだったようです。完全新キャラでなければ白浜くんでしょうか。許嫁だからって余裕をかましすぎです。もっと最初からガツガツ攻めてればややこしい話にならなかったかもしれないのに。

許嫁殿が呑気にしている間に、るきあさんはせっせと黒砂君と逢瀬を重ねていました。会ったらごく自然に接吻なさる仲にまで発展してしまった。ここまでやっておいて、この子ら交際している感覚なさそうなのが怖い。母るちあさんもそうだったし。

ただでさえ不穏な謎に満ち満ちているところに、転校生がやってきました。星羅です。しかも「天城」姓を名乗っています。挙句には引率した担任教師はイズールの転生体です。何をどうツッコめばいいんだ!

素直に考えるなら(果たして「ぴっち」において「素直に考える」ことにどれほどの意味があるかは疑問ですが)星羅は天城リヒトさんのお宅に世話になってるんでしょうか。
ミケルとの戦い時点で星羅ゼロ歳だったとすると、みかると一緒に何となく生活していても、それほど変ではないのかもしれない。いや変ですけど。星羅とリヒトさんって、特には接点ないもの。太郎ちゃんの元に駆け込む方がまだ理解はできる。「海月星羅」。やめよう、波音さんと不毛なモヤモヤを抱えかねない。

当時ゼロ歳だったから、現在17歳でるきあさんとクラスメイト…は理解はできる。マーメイドは赤ちゃん形態がなく、途中で肉体の成長が停滞する生き物のようです。

イズール転生体はどうすればいいんでしょうか。
星羅とは面識はない…とも言い切れない。最終回のドタバタは除外するとしても、アニメ18話「星の迷宮」ではぴちぴちボイスを披露していますから、マメプリと推測はできそう。まぁ「アニメ版とは別」もしくは「人魚態は見せてないから『歌の上手い妙な人間』としか認識していなかった」でどうにかならなくはないか。

この世界に「転生」の概念があることも判明しました。みかるが似たことはやっていましたが、どうやら割と普遍的に起きる現象らしい。
そして転生したということは「死亡」したんですよね。

他のダークラヴァーズやガイト様の安否が心配ですが、「今度こそ(マメプリを)つかまえてあのお方にほめていいただくのだ…!」と勢い込んでいます。「あのお方」はさすがにガイト様だと思いたい。ご存命なのか、転生イズールが主の死を認識できていないだけなのか。
そもそも何のためにマメプリを確保したいんでしょうね…。もはやガイト様はそんなことは望んでいないはず。イズールの言うマメプリがどのサカナのことなのかもよく分からない。というかもう全部分からん。

もはや脳がパンク状態なのに、星羅さんは容赦ないムーブに出ました。黒砂君に意味深に囁きかけ色仕掛けをなさったのです。何を考えてるんだこのオレンジ!

人魚フェチの黒砂君、生臭い色香にあっさり惑わされ、何かオレンジ色っぽい人魚の幻影が脳をちらちら。彼の読んでいた人魚の専門書も、そこはかとなくオレンジっぽい。
え、じゃあ黒砂君の前世はガイト様だったりするんですか。るきあさんと星羅の色恋沙汰を巡る激突とか、海斗くんが兄ガイトの義理の父になったりするんですか。星羅が沙羅の性質を継承しているんでしたら、太郎ちゃんも連れてきましょうか。波音さんもいますしね。地獄絵図だ。

イズールが連れてこようとしているマメプリが、るきあさんなのか星羅なのかるちあさんなのかで、また色々と厄介なことになりますね。どうすればいいんだ、これ。
続編物といえば「前作の知識がなくても楽しめる」とか「前作の知識があるともっと楽しい」とかそういうのを目指すと思うんですけど、「前作知識なしだと話が順調に進んでいるように見えるが、知識ありだと不可解な超絶カオスになる」って何かがおかしい。「ぴっち」の「ぴっち」たる所以というか真骨頂を見せつけられてる気分。「ぴっち」の続編として、あまりにも完璧すぎる…。

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(第08話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ちゅるりん卒業!?おでかけ!おいしーなタウン」感想

2022年05月01日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第08話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ちゅるりん卒業!?おでかけ!おいしーなタウン」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第8話より)

配慮ができる子・らんらんは、自分のキュアスタ投稿がテロに活用されていることに心を痛めていました。
店の被害もですが、「ちゅるりん」の信頼も棄損されています。あのアカウントが紹介する店は、不味い。
何より自分のせいで美味しい物が冒涜されるのは大変に悲しい。

そこでキュアスタは閉めることに。
美味しい物を共有する行為をやめ、独占する流れです。方向性としてはブンドル団と同じ。
独占しようとする人が現れると、他の人も守りに入らざるをえない。

先日のシステム障害も同様で、敵意ある人がいると対策がいる。
今回の話、満開の桜の下で食べ歩いていましたけど、本来なら3月末の放送ですからまだ桜の時期だったはず。

これらはネットに限らずリアルでの出会いも同様で、拓海くんがマリちゃんを警戒しているのもその流れでしょう。
実際、素性の分からぬ成人男性が、幼馴染の娘さんのところにいきなり現れて近場で寝泊まりし、時を同じくして化け物騒ぎも起きたりしたら警戒しない方が不自然です。
誰でもウェルカムな和実さんの振る舞いは、危険を呼び込むことにもなりかねない。

生徒会長さんの愉快なコスプレ怪盗業が、自発的なものなのか洗脳的なものなのか分かりませんが、本質的には悪意はなさそう。今回も「徹底的に痛めつける」のは主義ではないとおっしゃっている。今までも奪って逃走を基本戦略にしています。

「共有=善」「独占=悪」でも、「リアル=善」「ネット=悪」でもない、ちょっと厄介な問題に踏み込んでいる感があります。いつもならヒントになる春映画もなく、焦点も着地点もまだよく見えないな。

らんらんは何か対策を考えたようですが、「テイクアウト」がどう対策になるんだろう?
店名を隠すだけならテイクアウトである必要はなく、店紹介も重要なポイントだろうから制限が入ってしまうような…?
彼女は挙動はアホっぽくても細かな配慮ができる子のようで、意外にいなかったタイプな気がする。とても良い子。

ところで今回の食べ歩き、和実さんは地元の名店をご存じなかったんだろうか?あちこちの店を訪問済で、自分の庭の如く闊歩なされているイメージがあったのですけど。そういえば華満さんのお店もご存じなかったようです。
いくら食べるのが好きとはいえ行動範囲に限界はあるよなとは思いますが、少し不思議な設定な気がしないでもない。これもリアルでの共有の壁だったりするのかしら。

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