はてなキーワード: 福澤克雄とは
日本のドラマで行くと、ドキュメンタリーは制作会社の色が強いけど
ドラマは制作会社じゃなくて、プロデューサー、監督、演出、脚本のほうが影響強いかな。
たとえば、よく言われるのはフジの「踊る大捜査線」のチームだよね。
P亀山千広さんの、脚本が君塚良一さん、演出は本広克行さんあたりの名前は聞いたことあるんでは。
演出が福澤克雄さん、Pの飯田和孝さんあたりが有名なのかな…。
同じチームで「流星ワゴン」、「下町ロケット」とかやってるよね。
フジだと、演出の宮本理江子さんが有名で、この人お父さんが山田太一なんだよね。
山田太一知ってるかな?
昔のドラマ全盛時代の有名な脚本家で、鬼のように名作作ってる。
この宮本さんがほんとすごくて、「101回目のプロポーズ」「ビーチボーイズ」とか手掛けてる人。
このチームが本当にすごいんだよね。おもしろいんだ。
年配世代に人気なのは「風のガーデン」っていって、北海道でロケ地巡りツアーとかあったりする。
テレビもやっぱりチームがあって、マニア的には「このチームがやるなら見る!」ってなるよね。
書き忘れたけど、日テレの遊川さんのチーム(家政婦のミタ)も有名だよね。
完全に固定メンバーじゃなくて、作品に合わせてちょっとずつメンツが入れ替わる。
ちなみに韓国ドラマは主流が脚本家で、脚本家によって見る見ないを決めてる人が多い。
好きじゃない人から見ればどれも同じなんだろうけど、脚本家によって全然面白さが違う。
ホン姉妹の「僕の彼女は九尾狐」「美男<イケメン>ですね」だとか、
http://toyokeizai.net/articles/-/17385
監督である福澤克雄は大ヒットの要因について、「原作の面白さ」と「堺雅人の演技」の2点を挙げている。
それはもちろん、福澤克雄の演出力だ(まあ自分の演出力ですとは言わないわな)。
ちょっと気になる人はこの人がかつてどんな作品を監督しているか見てみるといい。
福沢氏の演出の特徴は、「シリアスな内容を重くさせず逆に視聴者を引き込んでしまうこと」かなと思う。
映像の質からもロケーションからもクオリティの高さが滲み出ている、安く緊迫感のない映像は絶対撮らない人というイメージ。
だから『半沢直樹』のような重厚な人間ドラマは間違いなくハマるし、
逆に『MR.BRAIN』や『MONSTERS』のライトな作品はハマらない。
『半沢直樹』以外のオススメ福澤作品を一部挙げるので、機会があったら観てみてほしい。(有名なやつばっかりだが)
…福沢氏が監督したこの3作は特にシリアスで重厚なテーマが扱われている。
ライトな作風へ方向転換し、福沢氏も外れた第8シリーズはやっぱり面白くなるわけがなく、金八先生は終わった。
■99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜
…5夜連続で放送されたSPドラマなのでちゃんと観てないという人は多いはず。
アメリカに渡ったある日系人の家族を戦前から現代まで描いたある意味で大河ドラマ。
…テレビドラマ通の私がここ10年の神ドラマを挙げるなら『白い巨塔』『Mother』『半沢直樹』、そして『華麗なる一族』を挙げる。
木村拓哉は叩かれやすいが、クオリティも視聴者も文句なしだったこの作品のことをちょっとは思い出してあげてほしい。