元に戻す必要のない “分解” は気が楽でいいなあ!
長年愛用してきたキャノンのプリンターMP560にB200エラーが点灯し、その修復にいろいろとやってはみましたが、結局エラーが解消されることはありませんでした。

ということで、こいつは廃棄処分となる運命なわけですが、ただ捨てるのはもったいないので、分解して使えそうなパーツがあれば取り出そうかと思います。

いままでは、この状態(↑)で使っていましたが、なんと延長トレーを引き出すことが出来ます。

さらに、厚めの本をコピーやスキャンする時のために、本の上に被せるフタが根元の所(ヒンジの部分)から上に持ち上がるようになっています。

捨てる寸前まで気が付かなかったのが申し訳なく感じるくらい、細部まで神経を配って作られた製品なんだなって改めて感心しました。
その方が組み上げる際の手間は大幅に削減出来るのでしょうが、それを構造を知らない(私みたいな)人間がバラそうとすると、これが結構苦労するんです。なんせ、ラッチは見えませんから。
なので、取り敢えず見えるところのビスをすべて外してみても、一向に分解できそうな雰囲気になりません。それでも、何箇所かのラッチを探り当て、見つからないところは力ずくで(破壊しながら)底や両サイドのカバーを外し、少しずつ臓物が姿を現し出します。
これは、底の部分にある紙送り機構。トレーに入った紙にゴムを巻いた車輪(?)を押し付け、根元のギアを回転させて紙を送っているようです。

コントロール部のある右サイドをバラすと、メインの基板が姿を現します。

反対側には大きなギアが3つ見えます。このギアは、プリンタヘッドを左右に動かすためのもののようです。右手にあるプラスチックの塊は、手前のフタの開閉機構。

興味のない人には(そもそも、この記事自体が)「なんのこっちゃ?」って話でしょうが、機械系の私としては、結構魅了される仕組みなんです。下は、扉が開こうとしている状態。

そして、扉が開き切りました。2つのネジでとまっている黒いパーツがダンパーのようで、フタが「ガチャッ」ではなく「スー」って開くように速度を緩めているんです。


最終的には大小4つのモータが入っていましたが、最初に現れたこいつが一番大きなモータでした。これは、先のプリンタヘッドを動かすギアを駆動させていたもの。

そんなこんなで、基板を外して配線コードを外したり、どうしても外れない箇所は「バキッ」ってやったりしながら、大きめのパーツ類に関しては、大体これで分解完了かな。

なんとなく似通ったパーツ類に分類してみると、こんな感じに。

まあ、私のスキルを考えると、この中で将来的に使えそうな部品はモータとギアくらいかな。
右上にあるちょっと大きめの塊は何だろうって思っていたら、ACアダプタでした。これだけ、一つのパーツとして独立してはめ込まれていたんです。

このACアダプタの出力電圧は24Vと32Vだったので、上の4つのモータ類は、この電圧で駆動されていたのでしょうかねえ?
さて、取り敢えず分解し終わりましたが、廃棄予定のプリンタがもう1台あるので、また後日、似たような話をすることになると思いますので、お楽しみに(?)。

ということで、こいつは廃棄処分となる運命なわけですが、ただ捨てるのはもったいないので、分解して使えそうなパーツがあれば取り出そうかと思います。
解体手順に迷ううちに、隠れていた特長が
さて、どこから手をつけていこうかと観察していたら、今まで気が付かなかった(使ったこともなかった)特徴に気が付きました。一つは後方にある手差しトレー。
いままでは、この状態(↑)で使っていましたが、なんと延長トレーを引き出すことが出来ます。

さらに、厚めの本をコピーやスキャンする時のために、本の上に被せるフタが根元の所(ヒンジの部分)から上に持ち上がるようになっています。

捨てる寸前まで気が付かなかったのが申し訳なく感じるくらい、細部まで神経を配って作られた製品なんだなって改めて感心しました。
やっと分解に着手
さて、話はバラす方へと戻っていきますが、昔の製品は見えるところのビスを外していくと、自然とバラバラになっていったような気がしますが、最近はビスは最少にして、出来るだけラッチで組み上げようとしているようですね。その方が組み上げる際の手間は大幅に削減出来るのでしょうが、それを構造を知らない(私みたいな)人間がバラそうとすると、これが結構苦労するんです。なんせ、ラッチは見えませんから。
なので、取り敢えず見えるところのビスをすべて外してみても、一向に分解できそうな雰囲気になりません。それでも、何箇所かのラッチを探り当て、見つからないところは力ずくで(破壊しながら)底や両サイドのカバーを外し、少しずつ臓物が姿を現し出します。
これは、底の部分にある紙送り機構。トレーに入った紙にゴムを巻いた車輪(?)を押し付け、根元のギアを回転させて紙を送っているようです。

コントロール部のある右サイドをバラすと、メインの基板が姿を現します。

反対側には大きなギアが3つ見えます。このギアは、プリンタヘッドを左右に動かすためのもののようです。右手にあるプラスチックの塊は、手前のフタの開閉機構。

興味のない人には(そもそも、この記事自体が)「なんのこっちゃ?」って話でしょうが、機械系の私としては、結構魅了される仕組みなんです。下は、扉が開こうとしている状態。

そして、扉が開き切りました。2つのネジでとまっている黒いパーツがダンパーのようで、フタが「ガチャッ」ではなく「スー」って開くように速度を緩めているんです。

これでは、B200エラーが出るのも不思議はない?
バラし進めていくと、指先が汚れてきました。油ではなくインクのようで、汚れているところは結構な汚れ具合。さすがに何年も使っているので、仕方のないところでしょう。
最終的には大小4つのモータが入っていましたが、最初に現れたこいつが一番大きなモータでした。これは、先のプリンタヘッドを動かすギアを駆動させていたもの。

そんなこんなで、基板を外して配線コードを外したり、どうしても外れない箇所は「バキッ」ってやったりしながら、大きめのパーツ類に関しては、大体これで分解完了かな。

なんとなく似通ったパーツ類に分類してみると、こんな感じに。

まあ、私のスキルを考えると、この中で将来的に使えそうな部品はモータとギアくらいかな。
右上にあるちょっと大きめの塊は何だろうって思っていたら、ACアダプタでした。これだけ、一つのパーツとして独立してはめ込まれていたんです。

このACアダプタの出力電圧は24Vと32Vだったので、上の4つのモータ類は、この電圧で駆動されていたのでしょうかねえ?
さて、取り敢えず分解し終わりましたが、廃棄予定のプリンタがもう1台あるので、また後日、似たような話をすることになると思いますので、お楽しみに(?)。
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