一橋治済と斎藤十郎兵衛の入れ替え事件。脚本の森下佳子さんが、当初の構想から変更した経緯を語った!【べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 満喫リポート】替え玉事件編 「写楽の正体」をどう扱うか I:森下さんは、取材会の中で、一橋治済と斎藤十郎兵衛との「入れ替え」についても語ってくれました。当初の構想を変更したそうです。 かたき討ちの話ですが、実は途中で方向性が変わって、当初考えていた出口とは違うことになりました。当初の構想は、蔦重が写楽の謎を残す、という感じでした。斎藤十郎兵衛の名が出るまでの謎かけです。何も残っていなくても、謎が残っていれば、人はそれを解こうと探しますよね。写楽は誰か、という問題に、後年、みんなが走りまわされました。時代を超えた仕掛けを蔦重が作ったんじゃないかって。治済へのかたき討ちをそういう形にしようって。今生では下せないけれど、隠れていて、権力を振りかざした者に歴史が制裁を下す。