2026-04-18

「Mochi」はなぜ餅アイスのことになってしまったのか

英語圏で ''Mochi'' という語がかなり餅アイス寄りの意味で使われています

日本語で「餅」といえば、普通は餅そのものです。

焼き餅、雑煮大福の皮、和菓子材料。そういう広い食文化の語です。

日本では、餅アイスのことを単に「餅」と言うことはまずありません。

言うとしても「雪見だいふく」や「アイス大福」です。

ところが英語圏では、''mochi'' という語から「小さくて丸い甘いデザート」、とくに餅アイス連想する人がかなり多いように見えます

これは単に人気商品が広まったというだけではなく、

本来上位概念である「餅」という語が、その一種であるアイスに食われている、ということです。

しかも、後発側が「元祖」のように語っている

この話でもっとなのは、Mikawaya が自社を

''the original Mochi Ice Cream creator and company''

表現していることです。

しかし、日本ではロッテ雪見だいふく1981年発売です。

少なくとも公開されている時系列だけ見れば、日本側のほうが先です。

しかもMikawaya側で流通している話では、1984年日本で「餅にアイスを入れたらどうか」と着想したことになっています

だとすると、雪見だいふくの発売後です。

もちろん、公開情報だけで「見て真似した」とまでは断定できません。

ロッテ見学したとか、説明を受けたとか、技術提供を受けたという証拠確認できませんでした。

それでも、

「先に日本存在していたのに、後から自分たち元祖のように語る」

のはかなり不誠実に見えます

問題違法かどうかだけではない

ここでよくあるのが、

「でも海外では合法だったのでは」

という話です。

しか特許は国ごとの権利なので、日本で守られていても海外では止められないことがあります

でも、ここで問いたいのは法的な白黒だけではありません。

このあたりは、合法かどうかとは別の問題です。

Waffles + Mochi』はその誤用さらに強くした

この問題さらに悪くしたのが、Netflix の ''Waffles + Mochi'' だと思います

この番組の Mochi は、ただの「日本の餅」ではありません。

ピンクで丸い小さなキャラクターで、しかも ''Land of Frozen Food'' の住人です。

どう見ても、伝統的な餅そのものというより、冷凍デザート寄りです。

しかもこれは、Michelle Obama が前面に出た子ども向け教育番組で、Netflix で多言語配信されました。

まり、もともと市場で広まっていた

「mochi = 餅アイスっぽいもの

という雑な理解を、

つきで補強してしまったわけです。

本当に嫌なのは日本のものではない」とされたことではない

この件で本当に嫌なのは

「mochi が日本のものだと認識されていない」

ことだけではありません。

しろ多くの人は、

「Mochi は日本語で、日本食べ物

くらいまでは思っているはずです。

でもその具体像が、

「小さくて丸い甘い冷凍デザート

に縮んでしまっている。

まり

起源国名は残っていても、

中身はだいぶ別物になっている。

ここが嫌なのだと思います

まとめ

この問題は、単にお菓子海外で売れたという話ではありません。

要するに、

''Mochi'' という日本語上位概念が、後発の商品物語商業イメージによって細く書き換えられてしまった、

ということです。

  • アル中お前また朝っぱらから酒飲んだな! くせえんだよ! 酔っ払ってんじゃねえ!

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