匿名で書いてるけど、業界のベテランさんにはわかるかも。老害の思い出話だと思って軽く読んでね。
90年代の頭、コンピュータの周辺機器設計やってて、生産を台湾に移すってことで何度も行ってたんだよね。
今思うと、この時点で日本企業負け確定だったわ。FOXCONN(鴻海精密工業)なんてコネクタ作ってるちっちゃい会社だったし、TSMCの名前すら知らなかったよ。
もうすでに台湾の人件費が高いって言われてて、工場はフィリピンやビルマ(今ミャンマー?)の人でいっぱい。もうグローバル化の波がガンガン来てた感じ。
同じ会社のテレビ部署の人にこの話しても、「へー、関係ないね」みたいな他人事。PC側はコストダウンで必死なのに、テレビはまだのんびりしてたんだろうな。
でさ、その後テレビの信号処理ICをカスタムで作ってた会社が、それをチップセットとして売り出して、テレビ内蔵PCがいっぱい出てきた。
俺はその頃PC周辺からテレビ設計に移ってて、この流れ見て思ってたよ。
俺みたいな「PCでコケた事業部から拾われた外様」の言葉なんか聞くわけないよ。
あの時尊敬してた上司(PC時代からの仲間)が、そんな連中と揉めて辞めちゃった。で、すぐ韓国の大手で重役にヘッドハントされたな。
結局テレビ事業ダメになって、50歳以上の管理職みんな早期退職させられたらしいよ。
大手なのに公表なし、拒否権なし。「会社のため辞めて」って言われて素直に従う社畜ぶり(俺の感想だけど)。噂で聞いた話だけど、切ないわ。
90年代初頭のPC業界で生き残ってる人たち、マジ尊敬。1週間で価格10%落ちるみたいな異常なコストダウン乗り越えたんだぜ。あの人たちに比べたら今は楽かも。
なんか酒飲みながら書いちゃったよ。明日消すかも。