レジスタンス
レジスタンス(resistance)とは、電気工学における用語で、電流の流れを妨げる力を指す。この力は、電線の材質や長さ、断面積によって変化する。レジスタンスが高いほど電流の流れは弱くなり、低いほど電流の流れは強くなる。電子機器の設計や製造においては、レジスタンスの管理が必要となる。
resistance
「resistance」とは抵抗・抵抗力・耐性・反抗などの何かの力や圧力に対して逆らうということを意味する英語表現である。
「resistance」とは・「resistance」の意味
「resistance」とは抵抗、反抗、抵抗力を意味する言葉であり、物理学や電子工学などの分野では電気の抵抗を表すこともある。抵抗する、反対するという意味を持つ動詞「resist」や形容詞「resistant」の名詞形である。「resistance」にはある力に対して逆らうことや、ある物質に対して効かなくすることなど、多岐にわたる意味がある。例えば、政治的抑圧や社会的圧力に対しての抵抗、病原菌やウイルスに対する抵抗力の強化、電気回路での電流の抵抗、自然災害に対する防災抵抗力の向上など、様々な分野で用いられている。
「resistance」の発音・読み方
「resistance」の発音記号は「rɪzístəns」である。カタカナで表記する場合は、「レジスタンス」となることが多い。ただ、実際に発音する場合は、「リズィスタンス」に近い音となる。「resistance」の語源・由来
「resistance」の語源は、中世ラテン語の「resistentia(抵抗)」からきている。ラテン語の「resistere」という動詞は、「抵抗する」という意味があり、「re-(再び)」と「sistere(立つ)」の組み合わせによって形成された言葉である。「resistance」の対義語
「resistance」の対義語には以下のようなものがある。・acceptance(受容)
・compliance(従順)
・surrender(降伏)
これらの対義語はある状況に対して従うことや屈服することを意味する言葉である。一方で「resistance」はある状況に対して逆らうことを意味する。
「resistance」を含む英熟語・英語表現
「resistance」を含む英熟語・英語表現には以下のようなものがある。「Electrical resistance」とは
「Electrical resistance」とは、物質に電流が流れたときに生じる抵抗のことを指す。電気回路の設計や電子部品の評価に重要なパラメーターであり、単位はオーム(Ω)。物質の種類や温度、濃度、圧力などによって値が異なる。
「Resistance fighter」とは
「Resistance fighter」とは、戦争や政治的な圧力に対して立ち上がり、抵抗する人たちのことを指す。一般的に非暴力的な手段で抵抗する場合は「非暴力抵抗運動家(nonviolent resistance fighter)」と呼ばれ、武装した手段で抵抗する場合は「武装抵抗運動家(armed resistance fighter)」と呼ばれる。
「Antibiotic resistance」とは
「Antibiotic resistance」とは、病原菌が抗生物質に耐性を持つことを指す。抗生物質は細菌を殺菌するために使用される薬剤であり、感染症の治療に用いられる。
「resistance」に関連する用語の解説
「Water resistance」とは
「Water resistance」とは、耐水性があることを意味する表現である。時計や衣服、バッグなどの製品に使用されることが多く、製品が水に濡れて損傷を受けることを防ぐために用いられる。具体的には生地や素材の表面に撥水剤を塗る、縫い目をしっかりとしたものにするなどの方法がある。「water proof」(防水)とは違い、全く水を通さないわけではないので注意が必要である。
「resistant」とは
「resistant」は、形容詞で「抵抗力のある」という意味がある。例えば、「heat-resistant(耐熱性のある)」、「virus-resistant(ウイルスに対する抵抗力のある)」などの形で使用される。
「resist」とは
「resist」は、動詞で「抵抗する」という意味がある。「resistance」と同様、ある力や圧力に対して逆らうという意味がある。例えば、「resist temptation(誘惑に抵抗する)」、「resist change(変化に抵抗する)」などの形で使用される。例文として、「He tried to resist the urge to eat the cake, but failed.(彼はケーキを食べたい衝動を我慢しようとしたが、失敗した。)」が挙げられる。
「resistance」の使い方・例文
・The people showed strong resistance against the new law.(人々は新しい法律に強い抵抗を示した。)・The material used in this product has high water resistance.(この製品に使用されている素材は高い耐水性を持っている。)
・Antibiotic resistance has become a serious issue in recent years.(抗生物質耐性は近年深刻な問題となっている。)
・It's important to build up your body's natural resistance to disease. (病気に対する身体の抵抗力を高めることは重要である。)
・He had to overcome his own resistance to change in order to grow. (成長するためには変化に対する自分自身の抵抗感を克服しなければならなかったのだ。)
・The dictator's regime faced resistance from the opposition groups. (独裁者の政権は反対派からの抵抗に直面した。)
レジスタンス
「レジスタンス」とは、抵抗・反対・妨害をする力や運動のことを意味する表現。
「レジスタンス」とは・「レジスタンス」の意味
「レジスタンス」は、抵抗や反対をする力や運動のことを表す言葉である。英語の表記では、反対の・抵抗があるといった意味を持つ「レジスタント(resistant)」の名詞形「resistance」となり、抵抗・反対・妨害・抵抗する力などを意味する。また、「レジスタンス」は、侵略者や権力などに対して抵抗や妨害をする運動のことを示す場合もある。特に、第二次世界大戦中のナチスドイツ占領下にあったフランスやイタリアなどで、祖国解放のために戦った地下運動のことを指すことが多い。
一方で、「レジスタンス」は株式やFXにおける価格抵抗線の意味で使われることもある。「レジスタンスライン」「レジスタンスゾーン」などと呼ばれ、高値のめどを示すライン、または上値を迎えているラインのことを意味している。そのほかにも、相場の変動を見極めるために、過去に相場が反転した価格水準を参考にして売買の目安に引くラインのことを「サポート&レジスタンス」と呼ぶこともある。
「レジスタンス」の語源・由来
「レジスタンス」のもととなっている英語の「resistance」は、「re(反対に)」「sist(立つ)」「ance(こと)」が組み合わさった英単語で、「反対側に立ってはむかうこと」という意味から、「抵抗」という意味につながったとされている。また、「resistance」からさらにさかのぼると、フランス語の女性名詞である「résistance」が語源となっている。フランス語の「résistance」も英語の「resistance」と同義で、抵抗・反対・抵抗運動などの意味を持つ。「レジスタンス」の熟語・言い回し
レジスタンス運動とは
「レジスタンス運動」とは、筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う筋肉トレーニングのことである。「レジスタンス運動」には、スクワットや腕立て伏せなどのように器具を使わずに行う運動と、ダンベルや専用のマシンなどを活用して行う運動の2種類がある。筋肉に何度も負荷をかけることによって、筋力の向上につなげることを目的としている。
マイレジスタンスとは
『マイレジスタンス』は、Kis-My-Ft2の6枚目のシングルとしてリリースされた曲のタイトルである。正式名称は『My Resistance -タシカナモノ-』で、メンバーの玉森裕太が主演したテレビ朝日系のドラマ『信長のシェフ』の主題歌に起用されている。
ソーシャルレジスタンスとは
「ソーシャルレジスタンス」は、英語表記で「social resistance」となり、社会的抵抗を意味する言葉である。人と人との距離を表す「ソーシャルディスタンス(social distance)」と発音や表記が似ているので、混同しないように注意が必要である。
ブルー レジスタンスとは
「ブルー レジスタンス」は、宮城県石巻市にあるライブハウスの名称で、正式名称は「石巻BLUE RESISTANCE」である。東日本大震災後に「東北ライブハウス大作戦」による全国からの支援を受けて、2012年10月にオープン。人と人をつなぐ希望のライブハウスをコンセプトにして多くのミュージシャンが出演している。ライブハウスの名称は、THE MODSの同名の曲『BLUE RESISTANCE』が由来となっている。
愛のレジスタンスとは
「愛のレジスタンス」とは、THE ALFEEの17枚目のシングルとして大ヒットした『星空のディスタンス』の歌詞に使われている言葉である。1番と2番のサビの中で「燃え上がれ!愛のレジスタンス」と繰り返されるため、ファンだけではなく一般の人にも知られている有名なフレーズである。
レジスタンスマークとは
「レジスタンスマーク」とは、『スターウォーズ』の中で、レイア姫によって組織された小規模な私設軍隊であるレジスタンスのシンボルマークのことである。「レジスタンスマーク」は、かつて反乱同盟軍が使っていたスターバードの紋章があしらわれたデザインで、レジスタンスのパイロットたちが使うヘルメットなどにもペイントされている。
「レジスタンス」の使い方・例文
「レジスタンス」を本来の「抵抗」の意味で使う例文としては、「チューブやダンベルを使ったレジスタンス運動によって寝たきりになるリスクを減らすことができる」「レジスタンストレーニングは、どの筋肉を鍛えるかによって大きく異なる」「人工呼吸の管理には、気道に空気を通す時に発生するレジスタンスがポイントとなる」などがある。また、抵抗運動や反対運動などの政治的な意味合いで用いる場合は、「議会では、軍事的な力に対するレジスタンスが盛んに論じられている」「日本にはレジスタンスの精神を持った若者が少なくなっている」「ネットやSNSを駆使して武力に立ち向かうデジタルレジスタンスは、世界的な広がりをみせている」といった使い方をする。一方で、日本では株式用語やFX用語として「レジスタンス」を使う場面が非常に多い。用例としては、「サポート&レジスタンスを参考にして為替相場の動きを見極めることが大切である」「レジスタンスラインになると、投資家の多くがこれ以上相場が上昇しないという認識を持つ」「レジスタンスゾーンは、市場のトレンドを把握する上で重要な要素となる」「FXで成功するためには、レジスタンスポイントをしっかりと押さえておかなくてはいけない」などがある。
レジスタンス【(フランス)résistance】
【レジスタンス】(れじすたんす)
Resistance.
Resistance (RES)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 14:35 UTC 版)
「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」の記事における「Resistance (RES)」の解説
CWCより遡ること数年。かつて、レジスタンスとしてソ連軍と戦った男、Victor Troska。彼は、戦いを止め、故郷Nogova共和国で静かな暮らしを送っていた。ところがそこに、上層部の命を受けたGuba大佐率いるソ連軍が侵入。Nogovaは戦火に晒されることとなる。戦争の現実を見、戦いに疲れていたVictorには、抵抗する意思はなかった。しかし、そんな彼にも決断の時は訪れた……。
※この「Resistance (RES)」の解説は、「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」の解説の一部です。
「Resistance (RES)」を含む「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」の記事については、「Operation Flashpoint: Cold War Crisis」の概要を参照ください。
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