おそ松さん 第25話 「おそまつさんでした」(最終回) - アニメとゲームと恋の楽園
2017/07/19

おそ松さん 第25話 「おそまつさんでした」(最終回)

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(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

六つ子がセンバツ大会優勝を目指す!?

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今回で「おそまつさん」の最後の感想になります。
世間の常識に対抗するかのようにブラックユーモアに溢れたギャグばかりで、
かなりマニアックな雰囲気を感じさせるようなアニメになっていました。
旧作をリメイクした作品ではありますが、ただ単に旧作をなぞるのではなくて、
キャラ設定を大人に変えたところが良い試みだったのではないでしょうか。
旧作を見ていない私からすれば、これだけ面白いリメイク作品を見ていると、
いったい旧作はどんな作品だったのかと逆に気になったりもしましたよ。


「センバツ優勝は俺達のものだぁーーーっ!!!」
最終回は前回のストーリーの続きで、おそ松以外の5人の弟達が実家を出て
自立していったところから始まります。
しかし、おそ松の元にセンバツ出場決定の手紙が届いたことで、あっさりと
六つ子達が実家で再び勢揃いしていたから苦笑いしてしまいそう。
何でセンバツ出場というものに心ときめくのかが不思議です(笑)
野球が大好きな十四松だけならまだ納得できるのですけどねぇ・・・・・・。
とにかく六つ子達にとっては就職や自立はワガママで身勝手な振る舞いで、
恥ずべき行為だと思っているみたいですわ(爆)
前回のラストからのシリアスムードを開始早々に終わらせるのだから凄い(^ω^;)

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「皆!ここが正念場!今まで散々負けっぱなしだった俺達だけど、このセンバツに
優勝すれば何かチャラな感じになると思うんだ♪」

おそ松一家は組み合わせ抽選会や開会式にも出席をしてセンバツに出場します。
お父さんが状況を飲み込めずに戸惑っていたのが当たり前の反応ですよね。
六つ子達がこんなクズに育ったのはお母さんのせいのように思えなくもない(笑)
もうどういう最終回を迎えようとするのか全く想像できないまま見ていました(^ω^;)

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「見せてやるぜ。俺のピッチング。弟達のためにもこの一球に全てを懸ける。」
試合が始まると、ピッチャーのおそ松がいきなりファーボールを出しちゃったために、
トト子から痛いお仕置きをされていたから面白い。
あれではストライクゾーンが広くても、文句なしのファーボールですよね。
それにしても彼の思い出は補正じゃなくて改変レベルだったから呆れますわ(笑)
もしその思い出通りなら、このアニメは野球アニメになっているはずw

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「母さん。やっぱりこいつらダメだ・・・・・・。新しい子供を作ろう。」
「そうしよう。」
その後はもうハチャメチャな野球になっていて、永遠の1回の表が続いてた(笑)
よくこれでセンバツで優勝をしようと言えたものだよ。
十四松なんて野球が得意そうなのに、堂々と背信行為をしていたら呆れるよw
もちろん、このままでは試合が終わらないのでコールド負けでしたね。
甲子園じゃないのにグラウンドの砂を持って帰ろうとしていたのもおかしいw

このアニメの制作スタッフって野球が好きな人達が作っているのだろうかと
思うくらい、野球ネタに力を注いでいるように感じますわ(^ω^)

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「皆、自分達の力を信じよう。」
おそ松達が1年後に再びセンバツに出場しますが、今度は野球とは思えない
ラフプレーで決勝戦まで勝ち上がっていたから苦笑いです。
おそ松達を相手に野球をするには命がいくつあっても足りないかもね。
いったいコーチ松とやら人物からどんな特訓を受けていたのでしょうか?(笑)
とりあえず兄弟6人が集まれば不可能はないということを悟ったみたいです。

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「ちくしょう!これがセンバツの壁か・・・・・・(涙)」
次は銀河系規模のセンバツ大会に出場していたからぶっ飛びすぎです(苦笑)
ハッスルマッスルな六つ子でもさすがに宇宙人相手には戦闘能力で負けるかな。
でもトト子から身を捧げられるとスーパーサイヤ人並にパワーが増していたから、
六つ子が本当に人間なのかどうかが疑問に思えちゃうw
ホント、この作品は常識を遥かに超えて作られているなぁっと感心しますわ(^ω^;)

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「無理なものは無理ぃぃぃーーーーーっ!!!!(汗)」
結局、六つ子達の超絶パワーを結集しても第四銀河の宇宙人に敗北しました。
ここで第四銀河の宇宙人達の校歌が流れていたから奇妙な感じだよ(笑)
最後に宇宙の彼方に飛ばされた六つ子達の人文字で幕を閉じていましたけど、
果たして第2期が始まるまでに無事に地球に戻ってこれるのか心配です(笑)
トト子なんて切腹していたし、ヒロインがにゃーちゃん1人になっちゃうのかな?(^ω^;)

★総評★
六つ子達を中心に個性豊かなキャラがいっぱい登場する楽しい作品でした。
最初は六つ子の見分けがつかなかったのですが、六つ子達のイメージカラーや
性格の違いなどを把握すると判別しやすくなっていたのは良かったです。
あと、六つ子達をマイナスイメージのある無職の遊び人という設定にしたことで、
品行方正さを逆手に取りながら道徳の良し悪しを楽しく伝えていた
と思います。
リメイクのやり方1つにしても、こういうアレンジもあるということを示したところが、
何といってもこの作品の素晴らしいところだったと思います。
やや、下ネタや悪ノリが過ぎるところがあるけどね(苦笑)


あと、日常アニメの常識を超えた何でもありな描き方をしていたところなんかも、
この作品の特筆すべき点だったでしょうか。
他の日常アニメでは見られないような実験的な要素を盛り込んでいたりもして、
単なるギャグアニメとは思えないような奥深さも感じさせていただきました。
とにもかくにも第2期の制作が決定していますので、六つ子や周りのサブキャラが
続編でもどれだけ暴れまくってくれるのか今からとても楽しみです。

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