いまから5年前、「昔のドコモのロゴを求めて」というエントリを書いた。
かつてのドコモのロゴの意匠の素晴らしさ、そしてその懐かしさを味わうべく、ドコモのロゴ変更から9年経った2017年に「あのロゴ」を探すというテーマだった。
↑あのロゴ
こういうコレクション系のネタというのは、ブログで公開した後は関心がスッと冷めていくことも少なくないのだが、「昔のドコモのロゴ」に関しては5年前にエントリを上げた後も追い続けている。
続けたくなる何かがある、のだ。
前回の公開から5年の間にストックした昔のドコモのロゴを紹介したい。
2008年のロゴの変更から14年。
「昔のドコモのロゴ」はいま。
昔のドコモのロゴは減っている
まずは5年前のエントリで紹介した、昔のドコモのロゴの残っていた場所はどうなっているのか。
たとえば新潟県長岡市に残っていた昔のドコモのロゴの看板。
↑どちらも5年前、2017年の光景
↑2022年現在
やったー、残っていた!
看板の背後のお店は変わっても、昔のドコモのロゴは残り続ける。
「小さなおうち」的なことでしょうか。
もう1軒は、5年前にナショナルのロゴとともに残っていた昔のドコモのロゴ。
↑5年前。看板とシャッターに昔のドコモのロゴが。
↑2022年現在
残念ながら、建物が建て替わったか、昔のドコモのロゴもなくなっていた。
あーん、諸行無常。
また、この5年で集めた昔のドコモのロゴの中でも、今回のブログの公開を待たずになくなってしまった物件もあった。
↑建物の壁面に
↑目を凝らすとうっすらと昔のドコモのロゴが残っていたのがわかるだろうか
それが、いまは建物ごとなくなってしまった。
当たり前だけど、昔のドコモのロゴは月日が流れるにつれ確実に減っている。
早く収集しなければならないと、エンジンをかけたのであった。
新たに集めた「昔のドコモのロゴ」コレクションを紹介します
まずはオーソドックスなところから。
↑店前の看板には金物店とある。金物店でドコモ携帯を扱っていたのだろうか。
↑国道沿いにある建物(廃墟?)。いまとなっては何のお店だったのかわからないのだが、昔のドコモのロゴははっきり残る。
↑こちらも国道沿い
↑窓枠にピッタリと
私が「昔のドコモのロゴ」を探す理由
なぜ私は「昔のドコモのロゴ」を探すのだろう。
まずもって、ドコモに限らず昔のロゴマークが好きというのがある。
↑セコムの昔のロゴ
↑こちらはNECの昔のロゴ。30代前半の私は、このロゴの現役時代の記憶がないが。
↑サントリーしかり
だけど、それじゃあ「昔のドコモのロゴ」が好きな理由にはならない。
「昔のドコモのロゴ」が好きな理由、それは意匠としての素晴らしさにあると思う。
あえてポップ体で書いてみました。
文字以外に加えられた飾りが賑やか、色も多色が盛り込まれ、跳ねるような印象で楽しげではないか。
昨今のロゴはどれもシンプルな方向に向かう傾向にあるが、このロゴは逆に散りばめられたエッセンスが効いている。
ないものねだりでしょうか。
せっかくなので、印刷してスマホに貼り付けてみた。
↑私が現在使っているドコモのスマホだが
↑シンプルな現ドコモロゴが入っている。これもシックでかっこいいけどね。
昔のドコモのロゴを印刷してスマホケースに挟んでみた。
逆オーパーツ。
↑昔のドコモのロゴなのにスマホ!? 時代が謎で脳がバグる画像
昔のドコモのロゴ 探し方講座
「私も昔のドコモのロゴを見つけたい、けれどどう探せばよいの?」
とのご相談を多数いただいております。
そういった方には、まず電気屋さんに着目せよ、とお伝えしています。
↑港町の電気屋さんにて。チコちゃんのポスターが貼ってあるので”時が止まった系”のお店ではないと思うが…
↑店前の看板に昔のドコモのロゴが!
↑地方都市の駅前通りの電気屋さんに
↑保存状態良好
狙い目は地方のいい感じの雰囲気の商店街なんかに立地する、個人商店ぽい電気屋さん。
少し懐かしい外観の電気屋さんの店前には、昔のドコモのロゴが残っていることが少なくない。
↑こんなにきれいに残っているもんかね
↑こちらは商店街立地ではないが、お店の佇まいから注意深く観察した結果
↑薄れたロゴも見逃さなかった
↑ボロボロになってまで… 残っていてくれてありがとうという気持ち
みなさんも、昔のドコモのロゴを探す折は、個人経営の電気屋さんに注目されたし。
いくつか見つけると、次第にお店を見るだけで昔のドコモのロゴの匂いがしてくるものなのだ。
「これはよく見つけた!」案件
山でキノコをうまく見つける人は「キノコ目」を持っている、なんて言われるが、私くらい昔のドコモのロゴを探す意識を持っていると「ドコモ目」になるのだ。
たとえばこれ。
白塗りで覆われているのだが、私は見逃さない。
こういう「よく見つけた!」と思えるものに出会えた時は特に喜びが大きい。
自分の「昔のドコモのロゴ」に対するアンテナの感度(ドコモだけに!)の高さがもたらした収穫である。
こちらは長野県の山間、峠道にポツンと立地する電気屋さん。
「ワープロ」の看板が輝く。
こういうお店を見るだけで、先述した「匂い」がしてくるのだ。
↑わかるかな?
↑こののぼり、そうだよね!?
のぼりを広げたい衝動にかられたが、閉店したと思われるお店の敷地に入るのは法に触れるか。
強い自制心で思いとどまったことを述べておきます。
つづいては、上のお店とは対照的な立地の東京・銀座にて。
↑飲食店が多く入る銀座インズという商業施設
↑その店の外に貼られたステッカーに
↑キャー!!
高速バスの発車を待っていた夜の銀座で、歓喜の声をあげたい気持ちになる。
時代の最先端を行くイメージのある大都会東京の地で、むしろ昔のドコモのロゴが輝いている気がした。
おそらく「見えていない人には見えていない」といった類のものだと思う。
この気持ちを誰かと共有できようか。
昔のドコモのロゴに対するアンテナを立てていたから(ドコモだけにね!!)発見できた代物である。
いやー、ええもん見た。
また5年後に
2008年のドコモのロゴ変更から14年。
まだ昔のドコモのロゴはあちこちで生き残っている。
では5年後は?10年後は?どうだろう、わからない。
だから、これからも相も変わらず集めていくんだ。
最後に紹介しきれなかった昔のドコモのロゴをご覧いただきながらお別れです。