言いたいことは明日言え、いや、タイトルで言え。
バラエティパックにしか入ってないふりかけ、丸美屋の「鮭あおさ」がすこぶる美味しいのだ!
バラエティパックでしか出会えない「鮭あおさ」ふりかけを知っているか
毎日職場に持参するお弁当用として、丸美屋のふりかけのバラエティパックを愛用している。

↑ふりかけのバラエティパックにお世話になるような所帯じみた大人になるとは… でもこれはこれで楽しい日々
6種類のふりかけが入っているため、日替わりで違う味が楽しめるのだが、当然自分の中でのランク付けはあって。

燦然たる1位に輝くのがそう、今回プッシュしたいふりかけ「鮭あおさ」である。

よくある「鮭ふりかけ」ならこれまで幾度となく食んできたが、この「鮭あおさ」はまったくもって別物。
単体でも主役足り得る鮭を、あおさががっちりサポート。
いや、サポートメンバーどころか、対等なデュオである。

むしろ「鮭ふりかけ」でイメージするような鮭の味は強くなく、滋味。
そこにあおさの香りが合わさることで、なんと豊かな風味に。

↑食事シーンは逆光で失礼します
わからなくなってきた。
それぞれに主張があるような味があるわけではない。
なのにこれだけ完成されたハーモニーを奏でられるのはどうしてなの?
私は何を食べているの?
再訂正だ、再訂正。
鮭とあおさのデュオでもなく、海苔やごま、その他調味料が混然一体となって奏でるオーケストラだ。
そしてこの「鮭あおさ」のふりかけ、メジャーどころの「のりたま」や「すきやき」、「味道楽」と違って単品販売されていない。バラエティパックでしか味わえないのだ。
その希少性がまたそそられるではないか。
だが、レアさが味覚に好影響を与えている、という情緒に寄った話ではない。
「味」として、しっかりと完成されている。
いつか大袋として単品販売されるというスターダムにのし上がるイメージと、いつまでも影日向の存在であってほしいという願い。
複雑なファン心理、揺れる思い。
丸美屋の叡智を見た
ひとつの実験をしたい。
「鮭あおさ」の主な構成要素を集めれば、それなりに「鮭あおさ」ふりかけに近い味を再現できるのではないか。


↑ニセ鮭あおさふりかけの完成
結論から言うと、まるで違うものだった。
鮭フレークを用いると、すべてが鮭フレークの味に負けてしまう。
あおさの香りが負けずにしっかりと立つように、と分量を増やしたら、なんとまあ舌触りのわるい代物に。
あらためて「鮭あおさ」ふりかけの繊細さを思うとき、スタンダードふりかけ「ごましお」がよぎる。
ごまと塩を中心としたシンプルな構成ながら、一口味わうと深淵なる味覚の世界が広がっていく、あれ。
「鮭あおさ」にしてもきっと、鮭やあおさ、海苔、ごまといったわかりやすいメンバー以外の数多の調味料がこのハーモニーを支えている。
丸美屋の叡智を見た。
満足度No.1のふりかけ
「結局どんな味なんですか?」
と問われれば、応えるのが難しいほど繊細な、だけど美味しいというインパクトを強烈に残す。
満足度No.1のふりかけと言い切れる。
「それってあなたの感想ですよね」
そうです。
でも、個人ブログだから堂々と言うんです。
丸美屋の「鮭あおさ」ふりかけが美味しい!