「柿の種」のシェアNo.1の亀田製菓が、柿の種とピーナッツの割合についての国民投票を行い、その比率を6:4から7:3に変えたという。
でもやっぱり思うんです、柿の種とピーナッツの比率は6:4がいいって!
6:4が恋しくて
こちらはまだ柿の種とピーナッツの比率が変わる前、6:4時代のもの。
比率が変わると聞いて買い溜めたのだ。
小袋を柿の種とピーナッツに分け、お皿にあけるとこんな感じ。
↑いいなあ、いいバランスだなあ
亀田製菓のホームページによれば、6:4とか7:3の柿の種とピーナッツの比率というのは、重量比のことを言っているらしい。
というわけで、それぞれの重さをはかり、比率を出してみる。
任意の一小袋だけのデータだが、きれいに6:4にはならず、21:13という文系には捉え方が難しい比率に。
%にすると「61.8 : 38.2」、ざっくりすると6:4だ。
当たり前だが合ってる、合ってる。
それでは今度は比率変更後、7:3のもの。
↑比率が変わったことをでかでかとアピールしている
↑やっぱり見た感じピーナッツが少なくなってる!
↑その比率は12:5、ざっくりいえば7:3。当たり前だが、変わってしまったことを実感。
さて、このエントリのタイトルにもある通り、私は柿の種とピーナッツの比率は6:4がいいと思っている。
選挙結果に文句を垂れるつもりはないが、個人的な好みとして7:3より6:4のほうがバランスがいいと思うのだけれど…
↑あと家で柿ピーを食べているとピーナッツだけ盗んでいく泥棒(3歳)がいるのだ。7:3になればますますお父さんの口に入るピーナッツの量が少なくなる。
他社の柿ピーの割合を調べてみた
6:4がいいと叫んだって、大企業相手にどうなるものではない。
それに選挙結果は重んじるのが善良な国民だ。
なにも、柿の種は亀田製菓だけが出しているわけではない。
他社でもっとピーナッツの多い柿ピーもあるかもしれない。
そこで各社の「柿の種」の比率を調べてみることにした。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアで柿の種を見つけては手当たり次第にかごに入れる日々。
それが以下の表である。
いやー、柿の種とピーナッツでおなかいっぱいです(少し柿の種疲れ)。
ここからは各社の柿の種とピーナッツの比率を調べてみた雑感です
ピーナッツの割合が最も高かったのが、マツモトキヨシのプライベートブランドの柿の種。
↑どうだろうか、このピーナッツの物量
柿の種44gに対しピーナッツ38g。
だいたい5.5 : 4.5である。
↑混ぜてもこんなカラーリングに
これなら結構な頻度でピーナッツを口にできる。
でも、すみません、さすがにこれはやりすぎだと思った。
もう少しピーナッツが少なくてもいいです、わがままでごめんなさい…
↑クスリのアオキで買った「みんなのおやつ」シリーズも5.5 : 4.5でピーナッツ多し
面白かったのは、ローソンのプライベートブランド。
なんとこれ、製造は亀田製菓が行っているのだが比率が6:4だったのだ。
つまり、6:4の比率の亀田の柿の種が食べたければローソンのPB商品を買えばよいと!
これ、書き方次第ではバズる知見では!?(色気を出してはいけません)
単なる6:4→7:3の過渡期だったらごめんなさい。
↑亀田は亀田でもスリムパックのタイプは6.5 : 3:5。この微妙な比率はなんなのでしょう?
逆に最もピーナッツの比率が少なかったのが浪花屋製菓のもの。
浪花屋製菓といえば、柿の種を生み出した企業として知られる。
↑見よ、このピーナッツの少なさ!比率8:2である
これはある種の企業のプライドと見る。
浪花屋製菓の柿の種といえば、進物缶で、柿の種オンリー(ピーナッツが入っていない)がベーシック。
スーパーなどで扱う個包装のタイプにはピーナッツが入っているようだ。
我々大衆のためにわずかでもピーナッツをいれてくださりありがとうございます、と感謝すべきではなかろうか。
そんな浪花屋製菓の柿ピーなのだが、
↑うまい!
何がうまいって、食感がややハード目で、これがなんとも心地よいのだ。
味はベーシックなんだけど、だからこそ手が止まらない。
結局ピーナッツの量など関係なく、浪花屋製菓の柿の種を愛好するようになったというお話でした。
(亀田の柿の種も食べてます)
柿の種って国民食だと思う
さまざまなメーカーの柿の種とピーナッツの比率を調べたが、同時に柿の種自体の違いも面白かった。
食感、しょうゆの風味、かみしめたときのお米の香ばしさ…
↑三幸製菓は大粒で香り高い
だからピーナッツの量も多ければいいとかそういう話ではなくて、きっと企業の研究の末のバランスなのだと思う。
あれ、当たり前のこと言ってます?
6:4がいい!なんつってたのは、食べるときの手癖(何回柿の種を食べたらピーナッツを挟む、みたいな)だったかなーと思っている。
いまはあっさり7:3、もしくはその他の比率でも美味しく味わう私である。
↑亀田製菓から出ている派生商品「タネザック」。うまいけど若干脳がバグる。