商店街が好きだ。
お店が集まっていて、街を形成している風景。
アーケードや雁木のない商店街もあるのだけれど、個人的にはアーケードや雁木あってこそだと思っている。
視覚的にグッとくるのかもしれない。
その王様がオーバーアーケード(全蓋式アーケード)だと思うのだ。
歩道のみを覆うアーケードはあっても、道をまたぐようにかかるオーバーアーケードは身近にはなかった。
だからこそ、オーバーアーケードは憧れ、夢の光景にすら思えるのだ。
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今回は「入舟有楽街」というオーバーアーケードを目当てに長野県は伊那市駅周辺を歩いた。
伊那市駅に着いたのは夜だった。
地方都市と言ってしまえばそうなのだが、若者含め多くの人が飲み歩いており活気のある街だと思った。
「ローメンが」有名な伊那。
でも目的はオーバーアーケードなのだ。
↑入舟有楽街
下調べはほとんどしていなかったので、思ったよりもこじんまりと、距離が短いなとは思った。
↑片方の入口から反対の入口が見通せる
それでも、短い中に飲食店がギュっとしており、興奮する。
オーバーアーケードに入居するお店で飲みたいと思ったのだが、一見さんには敷居が高かったり。
躊躇せず入っていける強心臓がほしい。
↑仕方なくオーバーアーケードではないところの中華っぽいお店で飲んだ
↑中華系のお店って失礼ながらコース内容とかだいたい似通っているような(だから入りやすい)
この日は伊那市駅周辺のホテルに一泊し、翌朝明るくなってから再度オーバーアーケードを堪能することとした。
翌朝。
オーバーアーケードの数だけ、個性がある。
入舟有楽街はこじんまりとしている分、濃密な空間を感じることができた。
↑オーバーアーケード以外にも気になるお店の多い伊那市駅周辺だった
(現地訪問:2019年12月)