Apollo pushes into high-grade debt business long dominated by banks
金融市場の根本を支える人達。
当ブログを継続的に読んでいる方は、現在自分が米国金融市場を見る上で重視していることとして、プライベートクレジットファンドのプレーヤーであることはご存じだと思う。
彼らはSVB破綻以降に米国銀行の資産売却の受け皿になり、さらに信用力の低い企業の資金調達元としてもここもと急速に存在感が大きくなっている。
これまでこのプライベートクレジットファンドのプレーヤーはどちらかというと金融市場の中でも異色かつ金融市場の端っこで活動しているプレーヤーに過ぎなかった。
それが上記FTの記事を読むと、プレーヤーの代表格であるアポロが投資適格級の企業のファイナンスという金融市場ど真ん中に殴り込みをかけるという記事が出てきている。
資金調達元についても保険会社から調達して、40兆ドル市場でオリジネートやっていくぜということで、直近ではインテルへの融資なども手掛けており、そのガンギマリ具合が相当来ているなと感じた。
このように企業の資金調達について粘り強く行うプレーヤーがいる間は基本的に金融市場が根本から崩れるということは少なく、そのメカニズムについては下記過去記事を読んでもらいたい。
【過去参考記事】
株式投資において最も恐ろしいクレジットクランチとは何か?(リーマンショックなどの過去歴史の解説付き)
現在企業のファイナンスの伸びしろの主役は銀行にはなく、現在このプライベートクレジットのプレーヤーを中心としたシャドーバンクプレーヤーであり、彼らが元気な間は企業は無尽蔵に資金を調達することが可能なのである。
こういったことを考えると、企業リファイナンスを覚悟を決めて支えるというプレーヤーがいるので、根本的に金融市場が崩れるというリスクは非常に少なく、一時的な相場調整は度々あるだろうが、もうバブルだから暴落・今株を持っている奴は馬鹿と述べている暴落論者を嘲笑う形で相場は最終的には上昇していくだろうと思われる。
【アポロの株価チャート】
ただし、相場の最後の最後ではこのプライベートクレジットのプレーヤーが過当競争の果てにモラルハザード的なビジネスを行う形でバブルが煽られ、彼らが震源地としてバブルは死ぬと思われるので、つぶさに彼らのビジネス状況をウォッチしていくことが中長期相場を考える上で非常に重要なものになるだろうと考えている。
バブルの最後に何が起こるかは下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
熱狂的バブル相場の天井を捉えるために見るべきモラルハザード・不正行為とは?
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
金融市場の根本を支える人達。
当ブログを継続的に読んでいる方は、現在自分が米国金融市場を見る上で重視していることとして、プライベートクレジットファンドのプレーヤーであることはご存じだと思う。
彼らはSVB破綻以降に米国銀行の資産売却の受け皿になり、さらに信用力の低い企業の資金調達元としてもここもと急速に存在感が大きくなっている。
これまでこのプライベートクレジットファンドのプレーヤーはどちらかというと金融市場の中でも異色かつ金融市場の端っこで活動しているプレーヤーに過ぎなかった。
それが上記FTの記事を読むと、プレーヤーの代表格であるアポロが投資適格級の企業のファイナンスという金融市場ど真ん中に殴り込みをかけるという記事が出てきている。
資金調達元についても保険会社から調達して、40兆ドル市場でオリジネートやっていくぜということで、直近ではインテルへの融資なども手掛けており、そのガンギマリ具合が相当来ているなと感じた。
このように企業の資金調達について粘り強く行うプレーヤーがいる間は基本的に金融市場が根本から崩れるということは少なく、そのメカニズムについては下記過去記事を読んでもらいたい。
【過去参考記事】
株式投資において最も恐ろしいクレジットクランチとは何か?(リーマンショックなどの過去歴史の解説付き)
現在企業のファイナンスの伸びしろの主役は銀行にはなく、現在このプライベートクレジットのプレーヤーを中心としたシャドーバンクプレーヤーであり、彼らが元気な間は企業は無尽蔵に資金を調達することが可能なのである。
こういったことを考えると、企業リファイナンスを覚悟を決めて支えるというプレーヤーがいるので、根本的に金融市場が崩れるというリスクは非常に少なく、一時的な相場調整は度々あるだろうが、もうバブルだから暴落・今株を持っている奴は馬鹿と述べている暴落論者を嘲笑う形で相場は最終的には上昇していくだろうと思われる。
【アポロの株価チャート】
ただし、相場の最後の最後ではこのプライベートクレジットのプレーヤーが過当競争の果てにモラルハザード的なビジネスを行う形でバブルが煽られ、彼らが震源地としてバブルは死ぬと思われるので、つぶさに彼らのビジネス状況をウォッチしていくことが中長期相場を考える上で非常に重要なものになるだろうと考えている。
バブルの最後に何が起こるかは下記過去記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
熱狂的バブル相場の天井を捉えるために見るべきモラルハザード・不正行為とは?
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