みなさん、こんにちは。
4月7日から授業が始まります(eスクールは14日から)。もうまもなくです。そして授業が始まると、あわただしい日々が続きます。
この歳になって気づいたことですけれども、「まとまった時間」はもう永遠にやってこないのです。
私たちは、「まとまった時間」をあてにして、いつか大きな仕事をやるぞと思い込んでしまいます。大きな仕事というのは、日々のルーチンワークや雑用以外の仕事です。たとえば、本の原稿を書くとか、論文を書くとか、テキストを作るとか、ちょっと決心しなければできない仕事のことです。
しかし、大きな仕事をやるべき「まとまった時間」は永遠にやってきません。それは幻想なのです。買ったときには真っ白だったスケジュール帳は、すぐに埋まっていきます。次々と入ってくる予定をどの日にいれようかと苦労するくらいです。
なのに、まだ「まとまった時間」がいつか取れるはずだという幻想が私たちにとりついています。それは永遠に来ないにもかかわらず!
とすれば。
「まとまった時間」は永遠にやってこない、とすれば、私たちができることは、大きな仕事を小さく分割して、日々のルーチンに埋め込むしかないのです。これが大きな仕事につながっていることを忘れるくらいに小さなルーチンに分割して埋め込むのです。
毎日歯を磨くのと同じくらいのルーチンにする。そうすれば、いつか大きな仕事が成し遂げられるでしょう。
「まとまった時間」というのは、毎日のルーチンのための時間が集積したものにほかなりません。
では、またあした。