腹が立った本
先日とある本を借りてきたのですが、読んでいるうちに腹が立ってきました。
名前は避けますが、コミュニケーションに関する本。
会話における、聞くことの重要性が書かれていましたが・・・
ちょっと人をバカにし過ぎではないか?と思いました。
人は話を聞いて欲しいので、傾聴と共感をしていれば、円滑な会話が進み好意を持ってくれる。
いやいや、ないでしょ。
そんな小手先だけのテクニックで、いい気分になっちゃうような人っていますか?
例えば僕はプロ野球が好きですが、さすがに各チームの主力選手を知らない人と盛り上がれる自信はありません。
そりゃー、聞く時の最低限のマナーは必要です。
しかし、興味を持っている風に聞いてもらったところで、柳田・山川・近藤のクリーンアップがいかに強力か分かってなければ限界があります。
仮に、聞いていればどんどん話してくれ好意を持つとしても、そんな人と仲良くなりたいですか?
きっとその後も、こっちの態度も無視してマシンガントークを続けるでしょう。
想像しただけでうんざりします。
そんな関係を避けるためにも、初期段階であまり聞き役に回るってどうなんでしょうか?
コミュニケーションは、テクニックで乗り切れるほど単純なものではなく。
もちろん才能はありつつも、一定の引き出しがないと上手くいかないと思います。
地道に知識・経験・考察を鍛えていくべきところを、聞くことで乗り切ろうとする教えには納得いきません。