Q&A(ABEMAのFIRE特集で出た質問・批判へ自分なりの回答①)
一昨日記事にしたABEMAのFIRE特集ですが、複数の質問・批判が出ていました。
いい機会なので、これらに対して自分なりに回答してみました。
番組内で確認できた質問・批判は以下6個。
出演者への個別的なものは省き、一部内容をまとめたりしています。
①FIREの定義は?
②1億円貯められる人は年400万円の生活では満足できない・自制できる秘訣は?
③資産3,000万円でFIREするなら、生活保護でよくない?
④FIREと長期休暇って何が違う?
⑤家族を持つという選択肢をなぜ無くした?
⑥無職を続けられるのも才能で、結構できない人も多い
なかなかボリュームがあるので、2回に分けて3個ずつ回答していきたいと思います。
前提として、後からじっくり考えて答えていますが、実際に現場にいたら緊張もする中で瞬発力も要求されるので、同じようには対応できません。
相手がいることでもあるので、ピシャっと反論もできないでしょう。
①FIREの定義は?
FIREとは、Financial Independence Retire Early なので、Financial Independence(経済的自立)とRetire Early(早期リタイア)の部分に分ける必要があります。
経済的自立の定義は、今保有している資産と今後の不労所得(厳しめに見積もった運用益・配当・年金等)で、平均寿命までは働かず、人にも頼らず、自分が最低限満足する生活ができること。
早期リタイアの定義は、50歳までに労働収入のみ計算で住民税非課税世帯(見込み)となり、今後もその状態を継続する意志があること。
ポイントは、自分が最低限満足できるって部分で、これによって同じ属性でも大きく金額が変わる。
しかし、いくらでもいいのかと言うと、そんなこともなく。
竹山さんが「僕の20代の頃はある意味FIRE」と言っていましたが、さすがにそれは・・・
仕事がなくて、お金もないけど誰かに頼りながら生きてたってことですが、半永久的に誰かに頼れる保証もないので、経済的自立ではないでしょう。
②1億円貯められる人は年400万円の生活では満足できない・自制できる秘訣は?
真逆の認識で、1億円貯められる人なら年400万円の生活で満足できると思います。
平均的な人の資産が数百万円とかの中で、アラフォーで1億円は相当な異常値。
何かで一発当てたとか高収入の人を除けば、継続的な節約がマストになってきます。
それだけ地道に節約できるのは、ひたすら我慢ではなく、習慣化して当たり前になっているはず。
もっと言えば、節約が趣味ぐらいの感覚。
そのぐらいのパーソナリティじゃないと、大金は貯められません。
そんな人が1億円貯まったからといって、一気に散財するとは到底思えません。
自制できる秘訣は、1億円貯める過程で勝手に身に付いている。
身に付いていない人は、1億円は貯められない。
③資産3,000万円でFIREするなら、生活保護でよくない?
僕なんかもそうですが、3,000万円FIREだと生活保護と同等以下か、毛が生えた程度の生活レベルになるでしょう。
じゃあ、頑張って3,000万円貯めるより最初から生活保護でよくない?と言うのは原理的には正しいかもしれません。
しかし、働けない程の重い病気や障害もない30代が、20年30年も生活保護を受け続けるって現実的でしょうか?
一時的には仕事がないって理由で受給できたとしても、当然仕事を見つけて自立するように指導を受けるでしょう。
それを数十年間のらりくらりとかわしながら、60歳とかになるまで逃げ切れるのか?
厳しいんじゃないかと思います。
メンタル系の仮病で、医師に診断書でも書いてもらえばいけるかもしれませんが。
それにしたって、仮病で何十年も騙し続けられるものでしょうか?
あまり現実的なプランには思えません。
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