家族関係がぎくしゃくする理由が分かる
先日のブログ記事「親の資産」の中で、推定8億円で、今後も増え続けるだろうと書きました。
この記事に対してコメント欄等で、「もう働く必要ない」、「相続税対策を考えたほうがいい」、「親を説得して積極運用しましょう(融通してもらえって趣旨?)」と言った意見が寄せられました。
まあ最初の「働く必要ない」については、ゆくゆくまとまった額の遺産相続が濃厚という点を踏まえて、収支バランスを考える余地はあるかもしれません。
しかし、相続税対策とか融通してもらえは、どうかと思います。
一定割合で、家族・親族関係がぎくしゃくしている人がいる理由が分かる気がします。
当たり前ですが、どれだけお金があろうと、それは親が貯めたものであり、僕に所有権はありません。
どう使おうが親の自由であり、僕がとやかく言うことじゃない。
この点を勘違いして、「このままだと相続税で持っていかれるから・・・」と生前贈与とか不動産運用を指南したら、どう思うでしょうか?
親だって相続税に関して全く無知ではないでしょう。
「は?それお前の都合やんけ、なんで俺の金の使い道を決められんとあかんのや」って感じではないでしょうか。
特に僕の場合は、縁もゆかりも無い福岡で就職したり、セミリタイアして全国を転々したり、かなり好き勝手にやらせてもらっています。
これに対して親や妹から猛反対を受けたり、事あるごとに批判されたりすることはありません。
セミリタイア後も変わらぬ家族関係を続けています。
そんな中で、自分だけ過度に干渉したり、口出しするのはルール違反。
僕の豊かさ、一族の繁栄を考えたら、相続税等を含めた資産の最適化を図ったほうがいいのかもしれません。
将来的に提案したことを感謝される可能性もある。
しかし、たかだか数億円ぐらいのことで、家族関係が悪くなってしまうリスクを負うなんてバカげています。
それよりも、家族仲良くすることのほうがよっぽど大事。
きっと余計なことをしつこく口出ししたり、自分の利益のことばかり考える言動が、家族関係をぎくしゃくさせるのでしょう。
それの最たる例が遺産トラブル。
せっかく損得勘定抜きで付き合える唯一の関係なのに、わざわざ壊すなんてもったいないですね。
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