新興国株式から学ぶ
僕は社会人2年目の2009年から投資を始めて、投資歴が15年近く。
直近の資産状況では、投資額の2.5倍にまで成長しました。
予想を上回る成績をあげているのですが、1つ大きめの誤算があります。
新興国株ショボくね?
保有している投資信託の中に、eMAXISというシリーズ(Slimではないほう)があります。
2009年10月にできて、日本株、先進国株、新興国株に投資する商品が揃っています。
設定来の累積リターンを見ると、日本株3.7倍、先進国株5.7倍、新興国株2.1倍。
新興国のリターンは、先進国の半分以下、日本株にも負けています。
僕が投資を始めた2009年の記憶を振り返りたいと思います。
当時は、BRICs(ブリックス)という言葉をよく耳にしました。
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせた造語で、広い国土と多くの人口、豊富な資源により今後の経済成長が見込める国として注目されていました。
BRICsが中心となる新興国株式も、リスクはありながらも、中長期的には大きなリターンが見込めると言われていた記憶があります。
15年が長期と言えるとかは微妙ですが、少なくても中期には該当するでしょう。
ところが現状では、先進国にダブルスコアの差をつけられ、さんざん酷評されていた日本株にも負けている体たらく。
いかに予想が難しいか、当てにならないかのいい例だと思います。
しかも、ピンポイントの一国ではなく、複数国を括ってもこれだけ外れている。
新興国株式から学ぶこととして、予想するのではなく、なるべく幅広く分散投資をしておくことの意義が改めて分かったと言えるでしょう。
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