消費をばかばかしく思ってしまう
企業は生き残りのために徹底したコスト削減をしている。
こんな話がありますが、ちょっとバイトでもしてみると、企業は無駄に溢れていると分かります。
例えば、日雇いでイベント運営のバイトをよくやりましたが、概ねそこにいるだけで何もしていない。
案内板持って、「入口はあちらで~す」とか言い、たまにトイレや喫煙所の位置を聞かれるぐらい。
会場を見回り巡回する仕事もありますが、ほぼ何も聞かれない。
持ち場で「こんにちは~」とか挨拶して、たまに案内するだけってのもよくあります。
出張案件で、交通費や宿泊費まで出して貰った時もやっていることは同じでした。
自分1人いなくても確実に成り立つ。
バイトの数が半分でも全然大丈夫やなってイベントがほとんどです。
イベントに限った話ではありません。
発信系のコールセンターでは、掛けるリストが無くなってしまい連日数時間待機ってこともありました。
受信系でも、1日1・2件、ヒドい時は0件の日もありました。
研修なども資料を一言一句読み上げて、スローペースで進んでいきます。
反対にかなり酷使された経験もありますが、余剰人員だったなと感じることのほうが遥かに多い。
そんな無駄なことをしていても、時給1,000円以上が払われ、1日で1万円近くになります。
派遣会社経由なので、実際はもっと多くの人件費が払われている。
中には、さらに上位の会社が絡んでおり、派遣の派遣みたいになっている場合もあります。
確かに、需給バランスを正確に予想して、適性な人員配置をして、効率的に仕事させるのは難しい。
しかし、現実的にめちゃくちゃ無駄が発生しているのは間違いありません。
労働者側としてはオイシイと思いますが、消費者側としたらなかなかモヤモヤします。
こういう無駄が全部価格に乗っかってきている。
払ったお金の一部が、純粋なモノやサービスではなく、ボケーっと時間にも払われている。
自分にとって何らプラスになっておらず、消費がばかばかしくなってきます。
もちろん、それらを加味しても素晴らしい消費もあります。
しかし、自分でできることはなるべく自分でやって、意味のない余計なサービスとかにお金を払わないようにしたい。
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