できない理由を考える人
何かに挑戦したり、新しい試みをする場合に、批判する人がいます。
また自分自身でも、こんなことは無理だと諦める人もいます。
それに対して、「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるのか考えろ」と言われたりします。
できない理由を考える人は、無能、つまらない奴のレッテルを貼られがち。
しかし、サラリーマン生活を平和に過ごす観点では、できない理由を考えられる能力って大事だと思います。
働いていると、内外から「こんな取り組みはどうかな?」とか「こんな風に変えてみたらいいんじゃない?」、「こんなの作ってみたら?」的なことをちょいちょい言われます。
全く頓珍漢なアイデアもありますが、多くはそれなりに理由のあるものだったりする。
便利になるとか、時間が短縮できるとか、働きやすくなるとか。
でもぶっちゃけ面倒くさい。
確かに全体的には良くなるかもしれませんが、自分にとっては時間や労力を使います。
上手くいかなければ、嫌な思いをすることにもなる。
時には失敗しても果敢に挑戦すれば、当然評価はされるでしょう。
ビジネス能力もUPすると思います。
しかし、大抵の人は年収700万円ぐらいあって、あとは穏便に済ませられればいいはず。
なるべく余計なことからは逃れたい。
こういう時に、もっともらしいできない理由を言えれば、「あ~、まあそうか・・・」と折れてくれ、厄介事を回避できることがあります。
余程合理的な理由じゃないと、「こいつやりたくないんだろうな」とは勘付かれるでしょうがそれぐらいはいい。
在職時代に、上手く説明をして、面倒くさいことを回避している同僚を見てきました。
一方で、できない理由付けができずに、やる羽目になってしまう自分がいました。
どうしたらできるのか考えるのは一部のイノベーターに任せておき、多くの人はできない理由を考える能力が大事ではないでしょうか。
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