セミリタイアするなら都会
コメントで教えてもらって知ったのですが、NHKのクローズアップ現代でFIRE特集がありました。
NHK+で過去の放送を見られるので、早速見てみました。
●クローズアップ現代 私たちはなぜ働くのか 投資&倹約で生きるFIRE生活
番組では、FIREを達成した人、目指す人に加え、FIRE達成後に悩む人・会社員に戻った人が登場。
その中で、会社員に戻る選択をした方。
「仕事を全力で楽しむのが人生の目標であり、今のほうが全然幸せ」とのことで、素晴らしいことだとは思いますが。
6,000万円の資産がありつつも、FIRE生活は成長実感が得られないとのことで疑問を持ったみたいです。
僕が気になったのは、居住地が三重・亀山市だった点。
正直、そこじゃね?と思ってしまいました。
三重が地元なのでよく分かりますが、亀山は典型的な地方の田舎。
人口は5万人程度、SHARPの工場があるぐらいで大したものはありません。
僕のイメージは、伝統産業のカメヤマローソクです。
名古屋までは1時間以上かかるし、京都や大阪はさらに時間がかかります。
県庁所在地の津までは電車で20分ぐらいですが、そもそも津自体がショボい。
さすがにここでセミリタイア・FIREは、キツいんじゃないか?と思います。
セミリタイア歴5年で無職適正はそれなりにあるはずですが、亀山でセミリタイアしろと言われたら自信がありません。
日課にしているジムもないし、店や行きたいスポットも少ない。
地方の救世主イオンモールもありません。
イベントも間違いなくほぼないでしょう。
ちょっとしたバイトやお小遣い稼ぎ手段も、限られる。
毎日どうやって過ごすのか?あまり明るい想像ができません。
おそらく室内娯楽が中心で、家にいる時間が長くなりそうです。
そりゃー成長実感は得にくい。
地元なのか?職場があったのか?家賃が安かったのか?
どういう経緯で住むことになったのか分かりませんが、独身セミリタイア・FIREでの田舎生活は難易度が高いと思います。
どっか1つ住む場所を選ぶなら、僕的には東京。
確かに家賃は高いですが、日本ダントツNo.1、世界でも有数の大都会で、日々の娯楽や様々な機会提供には事欠きません。
世界基準で見たら、破格の家賃相場です。
実はセミリタイア最強都市は東京ではないのか?
そうは言ってもやっぱり家賃は高くて郊外に住むぐらいなら、大阪のほうがいいのかもしれません。
いや、家賃相場と都会度のバランス的に名古屋もありかも?
いやいや、福岡・札幌はさらに家賃が安い上に、それなりに都会です。
しかし、それ以上都会度を落として、仙台・広島に行っても家賃は安くなりません。
むしろ、福岡・札幌より高いぐらい。
あまり合理的な理由はありません。
基本的にセミリタイアは五大都市圏(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡)が無難。
それ以外は、何か明確な理由や自信を持って。
特に田舎でのセミリタイアはハードモード。
家族や知人がいるとか、釣り・農業的な田舎特有の趣味があるとか、ゲームや創作活動みたいな室内娯楽が強いとか、圧倒的理由と自信が必要だと思います。
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