”FIRE卒業”についての考察
FIRE卒業とのワードがTwitterでトレンドになったようです。
卒業の定義が曖昧で、ポジティブな理由で別の生き方をするなら良いのですが。
失敗の意味で使われているようです。
●「FIRE卒業」というパワーワードが爆誕、定義に一部で争いがあるも「アーリーリタイアの失敗」でほぼ間違いない模様
こんなブログを書いている立場として、言及しない訳にはいきません。
自分の感覚では、FIREの失敗などあり得ない。
と言うのも、FIREは極めて不確定要素の少ない生き方だからです。
例えば、就職や結婚、育児だとかなり不確定要素が大きい。
就職だと、どんな職場に配属され、どんな仕事の担当になり、どんな人がいるのか分かりません。
環境の振れ幅が大きいので、自分がどういう感情になるのか?正確に予想することが難しい。
「こんなはずじゃなかった・・・」というのも理解できます。
一方で、FIRE生活だと、特に何もしなくていい1人の時間が膨大にできることが分かっています。
この時間をどう過ごすかは、自分で決めることができます。
だったら、どういう感情になるのか?って想像できませんかね?
失敗すると言うことは、悪い意味で想像と違った。
あまりに自己理解に乏しいと言わざるを得ません。
以上は精神的な面ですが、金銭的な面でのFIRE失敗もあろうかと思います。
もし全世界の株価が1/10になり、低迷が10年ぐらい続くなら、FIRE失敗も頷けますが。
現状程度の株価、為替、物価の変動で、予定が狂ったと言うなら、「どんな甘い見通しだよ・・・」ですね。
いずれにせよ、FIREを失敗するのは、極めて自己理解に乏しい人間、極めて甘い資金計画を立てている人間の話。
こんな人間のせいで、FIREのイメージが悪くなるのは、堅実にセミリタイアをしている身からすれば心外です。
どこのどなたが失敗したのか知りませんが、決して同類とは思われたくありません。
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