セミリタイア後の楽しみに過度の期待は禁物?
セミリタイア・FIREを達成したら、「あんなこと、こんなことしよう」と期待に胸を膨らませている方もいるでしょう。
しかし、一経験者の感覚としては、セミリタイア後の楽しみに過度の期待は禁物じゃないか?と思っています。
理由は、サラリーマン時代に遊び下手な人が、セミリタイアしたからと言って急に上手く遊べるようにはならないから。
確かに、会社に所属していると難しいことは多々あります。
好きな場所に住むことも不可能に近いし、長期やフラっと旅行に行くのも厳しい。
仕事と被って、見たいスポーツの試合が見られずに悔しい思いをしたこともあります。
純粋な自由時間も少ない。
しかし、好きな場所に住んで、フラっと旅行できて、自由時間がたっぷりないと楽しめない訳じゃありません。
サラリーマンだって、週休2日制で、有休やGW、正月等の長期休みも。
夕方6時ぐらいには仕事が終わるし、言っても自由時間は多い。
1週間の休みで海外でもどこでも行けるし、諸々の自由も拡大される傾向にあります。
そもそも、適度に金を稼ぎ、何かで承認欲求が得られ、後は美味い飯食って、いい女を抱ければ、まあ楽しい。
サラリーマンでも楽しむ環境は十分に整っていると言うか、むしろサラリーマンのほうが楽しみやすいかもしれない。
本来セミリタイアは、仕事のストレスを激減させることが主目的だと思っています。
これは効果テキメンで、辞めてさえしまえばそれだけで劇的に改善されました。
しかし、楽しめるかどうかは行動力や好奇心等の力量次第で、それらがある人はサラリーマンをやりながらもできている。
逆にそれらがないと、セミリタイアで時間や自由ができても、やるようにはならない。
ストレスが減ることで活動意欲が湧くことはありますが、セミリタイア云々よりも本人の素養に依るところが大きい。
感覚的に、セミリタイアしたことで、苦しみは99%減、楽しみは20%増ぐらいでしょうか。
移住や心の解放で改善した部分もありますが、趣味等はフルタイムで働いていた時からもちろんやっていたし、まあ20%増ぐらいですね。
過度な期待は禁物です。
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