ダメ人間の働き方
昨日は、有休を取って裁判傍聴に行ってきました。
何件か裁判を見たんですが、被告人は口を揃えて、
「今後は真面目に働いて・・・」
と言います。
今日見た2人は、保釈金を払って出ているので、仕事をしています。
1人は、父親の経営している会社で建設の仕事。
もう1人は、以前の会社に復職して、システムキッチン設備の仕事。
2人とも、週6で朝8時~夕方5時頃までと共通点が多い。
以前は、辛い仕事から逃げた。
楽に金を稼ぐことばかり考えて、法を犯してしまった。
でも、今は一生懸命働いている。
今後は、汗水垂らして今の仕事を頑張り、1人前になりたい。
こんな趣旨のことを言っていました。
まあ一生懸命頑張る気はさらさらなくて、戦略で言っている可能性もあります。
しかし、もし本気でそう思っているなら、こりゃ~ダメだってかんじ。
彼らは筋金入りのダメ人間。
例えば、高校中退。
高校なんて、全然勉強しなくても、3分の2以上の授業に出れば、卒業できます。
高校くらい卒業しないと、その後の人生苦労することは分かっているはず。
それでも、目先の誘惑に勝てずに、中退した。
3分の2の授業に出席する忍耐力すらないのです。
そんな人間が、週6日、朝から晩まで働けると思いますか?
ほぼほぼ無理でしょう。
どうせ半年もたずに、バックれます。
捕まるか否かは分かりませんが、悪い仲間と悪いことをやるのが関の山。
彼らが更生するために必要なことは、合法的にしっかりお金を稼ぐ方法習得である点は正しい。
金がなくなると、特にダメ人間はろくなことを考えません。
一般的に金を稼ぐには、一生懸命働くものですが、ダメ人間にそれは通用しません。
そもそも真面目に働けないのです。
だから、大事なのは、彼らが元々やってきたように、楽してお金を稼ぐ方法ばかり考えること。
良くも悪くも彼らは経験豊富。
人脈もあり、コミュニケーション能力に長けており、頭も悪くない。
ブログとか書いたら、僕なんかよりよっぽど稼げる人が多いはず。
ユーチューバーとかも、いいかもしれない。
週2くらいで、ホストもいい。
さらにツワモノは、女性に養ってもらうヒモもありでしょう。
その他は、ちょっと怪しげなバイトやネットワークビジネスとか。
自分の適性などを考慮し、これらを組み合わせて、必要な分だけ稼いでいく。
状況に応じて、組み合わせも自由。
固定された人間関係の中で、毎日決まった時間、それも長時間、真面目に働くよりはよっぽどダメ人間向きです。
ダメ人間に真面目に仕事をしろと言ってもダメです。
徹底して、楽して稼げる方法を考えていくことが、ダメ人間の生きる道。
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