人間だけでなく、動物にも様々な感情はある。専門家によると特に動物は「悲しみ」を理解する能力があるとされており、仲間や家族を失った動物たちはその死を悼んだり、嘆いたりするような行動を示すことがあるという。
野生動物の間では、特にゾウは仲間の死を悼む動物として知られている。今回、インドでゾウの“葬列”の瞬間が捉えられた。
子ゾウを失くした仲間たちが、その亡骸を抱えながらゆっくりと道路を悲しげに横切っていく。その姿は見ている人々の涙を誘った。
死んだ子ゾウの亡骸を鼻で抱えて運ぶゾウ
6月7日、インド外務省の森林警備員として勤務するパーヴィーン・カスワンさんは、森の中から一頭のゾウが、子供のゾウの亡骸を鼻で抱えて出てくる場面に遭遇した。
そのゾウは道路を横切ると、一旦道路脇に子ゾウの亡骸を横たえ、その先の森に進むのを止めた。
しばらくすると、仲間のゾウたちが後ろの森から出てきて同じように道路を横切った。その群れの中には、死んだゾウと同じぐらいの大きさの子ゾウも何頭かいる。
やがて、先頭にいたゾウが再び子ゾウの亡骸を抱え、群れは森の中へと去っていった。
ツイッターに投稿された動画が反響を呼ぶ
カスワンさんは、この涙ぐましい光景を動画に収めツイッターに投稿した。映像には、ゾウの葬列を路上で見守っている多くの人々の姿も捉えられており、厳粛な雰囲気が漂っている。
この動画は大きな反響を呼び、ユーザーらからは次のようなコメントが寄せられた。
・これは胸が張り裂けられるシーンだ。たくさんの人が、動物から学ぶことができるといってもいいよね。
・こんな悲しい動画、初めて見た。心が揺さぶられた。
・とても切なく、悲しい。ゾウにも、悲しいという複雑な感情を表す能力があるのは明らかだね。
仲間や愛する者の死を悼む動物は他にも存在する
専門家によると、ゾウは仲間の死んだ骨に特別な関心を抱いたり、死を悼んだりして「悲しみ」を表すことができるという。
専門家の記録では、死んだ仲間の亡骸の匂いを嗅いだり触れたりしながら、繰り返し死んだ仲間の周りをウロウロする姿も残されている。
・最後の別れを告げたい。亡くなった群れのリーダーを追悼するために集まってきた300頭ものゾウ(スリランカ) : カラパイア
親しいものの死を悲しむのはゾウだけではない。去年、カナダの海で死んだ子供のシャチを背中に乗せて、2週間以上も泳ぎ続けていた母シャチの姿が話題になった。
・悲しむのは人間だけではない。生まれてすぐに死んだ我が子を頭に乗せて泳ぐシャチのお母さん : カラパイア
他にも、ヘソイノシシやチンパンジー、更にはカササギやカラスといった多くの生物が死を悲しむような行動をすることが観察されている。
しかし、こうした数々の事例があるにも関わらず、動物に人間と同様の「悲しみ」の感情があると解釈することに対して、疑問を投げかける科学者らが少なくないのもまた事実である。
References:Grieving elephants weep as they carry dead baby in ‘funeral’ procession – World News – Mirror Online/ written by Scarlet / edited by parumo
前にナショジオで子供の骨を持って歩くゾウも見た。
頭がいい云々じゃなくて、そういう余計なものを持ち歩いても襲われる心配がないゾウだからこそ、できる行動なんだと思ったわ。
どの動物も悲しみはあると思うんだけどね。
動物にも喜怒哀楽くらいはあるんじゃないか
それを人間ほど複雑に共有してないだけで。
別にだからどうって話でもないけど
象の墓場って本当にあるのか知らないけど
そこまで運んでるのかな?
※3
昔、私が読んだ話だと、象の墓場は死期を悟った老象が自分で
洞窟の奥等に行って息を引き取る…という内容だった気がする。
死んだ子象を親象が運んで象の墓場に連れて行く…という話ではなかった
でも、実際はどうなのだろうね?現地の人に聞いてみたいな
※3 ※19
いわゆる「象の墓場」は都市伝説の類だそうで、
・あれだけ巨体の象なのに、死体はほとんど見かけない
⇒ きっとどこか秘密の死に場所に赴いてるに違いない!
(実際は、ゾウといえど自然界では屍肉食やバクテリアによる
分解などで、わりかし短期間の内にきれいに掃除されるだけ。)
・どこかにある象の墓場を発見できれば、大量の象牙で一攫千金!
というトレジャーハンター達のドリームで噂が拡散。
・象牙の密猟者により、一定の範囲に集中して
象の死骸が多数出現した場合にごまかす為の作り話。
あたりの経緯で生まれた話じゃないかと云われている。
>動物に人間と同様の「悲しみ」の感情があると解釈することに対して、疑問を投げかける科学者らが少なくない
その相手の死を悲しみ、別れを惜しんで遺骸を連れ回すのと
死が理解できずに、動かなくなった仲間を連れ回すこと
それがどういう意図による行動か
動物が喋れない以上、どこまでいっても人間の主観による感想でしかないものね
自分には悲しんでるように見えるけど
未だに動物に感情あるの?って質問があることにこれを見たらないと言えるのかい?っていいたい
割り切っている子もおおいが彼らはとても感情豊かなんだ
人に負けないぐらい
人が気づいてないだけで
これ母象じゃなくて一番身体が大きくて力のあるリーダーが運んでるみたいね
この子象を眠らせてやる場所を探して歩く本当の葬送なんだな
>>6
象のリーダーはお婆ちゃんがなるもので、
ある程度の年齢を過ぎたオスは群から離れるので、
運んでる象は大きくて力のある若い雄だと思われます。
※11
ゾウの群れはメスがリーダーなんだ?
メスの方が体が大きいのかな
>>25
♂の象の方が体が大きいハズやで。
♂の象は成長したら産まれた群れから離れて、繁殖期以外は単独行動で一生を過ごすんやで。
上のコメントしてる人が居るけど象の群れの構成は大体は♀で、その中で年長の♀がリーダーになって群れを束ねてるハズやで
昔見たテレビでアフリカゾウはまったく逆の行動してた
倒れても息をしてれば鼻で突いて心配してたけど、死んだと理解してからは元からあった岩かのように死んだ子象とを踏んだりしてた
森の象と砂漠の象とでは違うのかな
※7
自分もそれ見た。環境によって違うのかもね。
人間同士だって他人の心が見えるわけじゃなく、悲しいと泣き叫んでいてもじっと無言で耐えていても「悲しんでいるんだろう」と勝手に推測するわけだから「動物は悲しんでなんかいない」と言うのも「悲しんでる」というのもやはり勝手に推測するしかないんじゃないか
死体は肉食動物を呼ぶから群れから遠く離すためって説もあるよな
マンモスの墓場
種の傾向はあるにしても、
感情と記憶は密接な関係があるでしょうし
個体差ってかなりあるんじゃないでしょうか。
象、ライオン、いぬ、ねこ…。
アメリカ人、中国人、大阪人…。
ついつい
◯◯は~と思いがちですね。
象は動物の中でも特に愛情深いよね
驚いたのはお墓参りもすることがあるということ
そういう生き物を金目当てに乱獲して絶滅させる人間とは一体何なのか…
日本人みんなが象牙NO!の不買を選択すれば、かなり密猟が減ると思うんだ。実印とか。
>>14
問題なのは中国
※29 あ、知ってた?その通りなんだけど、まず自分が実行しないと、と思ったの。
感情ってもともと動物の持ち物なんだから、あると考えて自然だ
そのわりに雑な扱い方してるな
※16
子象とは言っても、全部持ち上げるほど鼻の力は強くなくてひきずる形になっちゃうんじゃないの
それなのに運び続けるほど愛情深いのでは
>>23
なんというか、頭の側を引きずっているのがそう見えるのでは?
この事実をもとに科学者が頭が固く冷たいみたいな印象を
与える記事の終わり方はいかがなものかと思うけどね
ゾウの墓場はただの崖でそこに落ちて骨折して死んでるだけだったような
象使いの少年が急逝した時も、葬儀で泣き叫ぶ象が話題になりましたな。まだ人知の範疇以外の動物の生態学ってのはあるよなぁ。
>しかし、こうした数々の事例があるにも関わらず、動物に人間と同様の「悲しみ」の感情があると解釈することに対して、疑問を投げかける科学者らが少なくないのもまた事実である。
人間が牛や豚や動物を殺して食うためには
動物に人間と同様の感情があることを認められないんだよ
ほぼ2年かけて自分の体の中で育んだ子供だもの、有り余る愛情を注ぐはずだった対象が死んでしまっても、その感情まですぐお亡くなりになってしまうわけじゃない。
せめて形をとどめている間は生きている時のように大切にしたい。崩れゆく我が子の姿が愛おしく名残惜しいのだと思う。
ニンゲン治せるだろ、たのむよ
アフリカかどこかの国立公園内の動物をひたすら配信してるyoutubeの番組あるけど
そこで雄ゾウが喧嘩で死んだ時は周りに群れのみんなが集まってきて夜中ずっと鼻で体なでたりしてたな
ゾウの葬式って本当にあるんだと思った
亡骸を移動させる(持ち歩く)ってのに驚いた
野生動物は死んだ仲間はその場に置いて去るものだと思ってたから
動物の感情ってどこまでも素直だからこそ見てて心にクるよね…( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
悼むというより動かなくなった仲間が食われないように運んでいるくらいの感覚なんじゃないかなぁ
感情がわからないんだよな。社会が人間くらい複雑だったら、
縄張り争い等をした像の子供を殺し、さらしておとしめてる風にすら見える。
なんか扱いが雑なんだもの。
遺体をひきずったり地面に落としたり、人間の感覚からみると悪意にみえちゃう。