ストレスや疲労を抱える大勢の人々にとって、セルフケアという考えは、時間に余裕がある人だけに許される贅沢品のように聞こえるかもしれない。
しかしある研究によれば、自分自身を大切にすれば、健康や幸福感が改善するために、かえって目標実現を後押ししてくれるようになるという。
ここではアメリカの掲示板サイト「reddit」で、心理学者がユーザーからの質問に回答した最近のスレッドを紹介しよう。
これを読めば、日々の生活をちょっと変化させるだけでクオリティ・オブ・ライフを大幅にアップさせられることが分かるはずだ。
1. 愚痴を控えてみる
何かにもがいていたり、不安に感じるような状況にあるとき、SNSなどで憂さ晴らしをすることがある。
嫌な上司と喧嘩したあと、そのままチャットをして友達相手に愚痴ったことくらい、誰にだってあることだろう。
しかし心理学者によると、「問題や不満を繰り返し反芻し、誰かに八つ当たりしながらも、解決策はまったく見つけない」でいると、長期的にはかえって悪影響があるそうだ。
うっかり誤ったストレスの解消の仕方を続けていると、うつや不安が増大することがある。友達に愚痴をこぼすとすっきりすると思っているかもしれないが、それはあなたの生産性を向上させることにはつながらない。
今度、愚痴を言いたくなったら、こう自問してみよう。
・それは新しい問題か?
・以前にも同じことを愚痴ったのでは?
・起きてもいないことで頭を悩ませていないか?
・何か新しい情報は? ただ繰り返しているだけでは?
2. 規則正しい睡眠の習慣を作る
「限界がきたら眠る」をモットーにしているなら、考え直したほうがいい。不規則な睡眠習慣は心と体を疲弊させる。成人なら最低でも7~9時間は眠るべきだ。
睡眠中、脳は老人斑やもつれのような有害な毒を洗い流していることが研究から判明している。寝不足だと物事をちゃんと考えられなくなるのも頷けるだろう。
しかも寝不足の状態が続くと、最終的にはアルツハイマーや痴呆症のような脳疾患に至ることまで明らかになっている。
3. 臭いものに蓋をしない(見て見ぬふりはしない)
嫌なことをいつまでも考え続け、愚痴ばかり言っているのもよくないが、完全に問題を見て見ぬ振りするのも困りものだ。
問題にまったく対応しないことで問題に対応するやり方のことを、心理学で「回避的コーピング(avoidance coping)」という。不安や嫌な気分をあえて思い出さないようにすることは、かなり魅力的な方法である。
しかし実際には、このやり方は、問題を受け入れ、きちんと対応する以上にストレスや不安を作り出すし、自信まで喪失させると心理学者は言う。
問題を見て見ぬ振りをする誘惑にかられたら、きちんとそれについて考えよう。もちろん、抱え込みすぎるのもダメなので、他人から自分の現実認識をチェックしてもらうのもありだ。
4. 自分にもっと優しく
セルフケアの鍵は、自分を受け入れて愛してあげることだ。当たり前にも思えるが、忙しい毎日の中でついつい忘れられがちだ。
私たちは自分を好きでいると同時に、理想の自分と理想の自分とにズレがある場合に自分を罰してしまうという、矛盾した行動をとることがある。
多くの人がこのようなことをしているが、そうした考えが自分を向上させ、自信を身につける上でいかに非生産的であるか気がついている人はあまりいない。
そんなことをしないで、あなたが他人に示しているような寛大さで自分自身を扱ってあげよう。
自分に対する固定観念を捨てて、一歩一歩前進しているのだと考えられるようになれば、仮に失敗したとしても、自分を責める代わりに、そこから学び成長できるようになるだろう。
5. ノーと言えるようにする
お誘いや仕事の依頼はなんでもかんでも受けねばと感じている人は多い。何しろ、せっかくの話を断るのは案外大変なことなのだ。
しかし心理学者によれば、できることとできないことの境界をきちんと決めておくことは、健全な人間関係を保つ上で大切なことだ。
さもなければ、過大なストレスを抱えることになり、あなたは燃え尽きてしまうだろう。
無理なことにはノーと言う。約束をいかにすっぽかすか頭を煩わせず、自分の時間を持てるようにすれば、結局はクオリティ・オブ・ライフの向上にもつながる。
断れないことは自信や自尊心の低さと関係があるそうだ。もしかしたら、自分の価値を信じることができていないと、どうにか他人に気に入られようと行動するように人間はできているのかもしれない。
自分の人生と時間を取り戻す最初の一歩は、自分がはまり込んでしまっているサイクルと条件反射的な対応に気づくことだ。
あなたはノーと言うために許可をもらう必要はない。また断っているのは、相手自身を拒絶するわけではなく、その人の依頼を断っているのだということも忘れないようにしよう。
6. 新しい対処法を身につける
どうにもならないとき、人によっては閉じこもるという対処法を選ぶ人もいるだろう。しかし、不健康なやり方に頼っていても、長い目で見れば心と体を蝕むことになる。
不安から逃避するための飲酒は、よくある対処法だが、油断しているとそれに依存するようになる。愚痴や寝続けるという手段も、ひとまずは気分を良くできるが、長期的には悪影響があるやり方だ。
だから、今度落ち込んで逃避したいと思ったら、アプローチの仕方を変えてみよう。
確かに、気分が滅入っているとなかなか世の中に出て行きたいとは思えないだろうが、独り自分に閉じこもっていてもいっそう滅入ってくるだけだ。
どんなに落ち込んでいて何もやりたくないと思っていても、「やる」と決めてしまうことはいい戦略だ。
友達に電話したり、買い物に行ったり、犬の散歩に行ったりすれば、きっと悲しみや虚無感が薄れることだろう。
References:reddit/ written by hiroching / edited by parumo
夜勤だけはやめとけ
>今度、愚痴を言いたくなったら、こう自問してみよう。
これはぜひやった方がいい。
ひたすら同じ愚痴を言い続けると友人を失うことになる。ループ愚痴を聞かされるのはしんどいよ。
※2
そっかな、人の愚痴聞いても全くしんどくないけど。
言っちゃ悪いけどみんなも自分と同様大変なんだなと共感して楽になる。
むしろ愚痴言わない奴は信用できない。
※32
たばこ吸わない奴は信用できないっていう人に似てるね
※32
愚痴を天気の話の様に受け流せるのも才能なのだろうと思うけど、
自分と違う性質の人間を寛容できた方がいいと思うよ
相手の問題に真面目に向き合ってしまう性質の人にとっては、
答えのないループ愚痴を聞くと精神的負担を感じる事があるのだ
あってるじゃん
ヒントじゃなく答えをおくれ
筋トレ(もしくは軽い運動)が入ってないのが解せぬ。
適度な疲れと肉体の充実は、間違いなく心にも良いよ。
自分に出来る回数の腕立て伏せとかでも十分。心が疲れてる人はやってみて。
※5
適度にできるかという点が問題なんだ。大抵はやりすぎて気が付かない内に問題を抱えてる。やらないよりはやったほうがメリットは大きいが、やりすぎた時点で地獄への道が始まる、本当に。筋トレは問題を解決も出来るが誤魔化している部分も有り、それによって健康面で気付かないことが有る。
SNSや友人に愚痴ばかり聞かせるのは話す方も聞く方もしんどくなるからね
無料のアプリで愚痴を書いて色んな方法で処分してくれる癒し系のものが幾つかあるから、書き殴りたい時はそういうのを利用してみるのもいいかも
一応心理学に携わるヘッポコ研究者から一言。
上で書かれていることはどれもとても良いことだから、試してみる価値はもちろんある。
でももしやってみて、たとえ上手くいかなかったとしても、それで落ち込んではいけないゾ。
悪い意味で生真面目な人って、こういうちょっとしたヒントを必要以上に真面目に捉えちゃって、それができないと言って余計に落ち込む悪循環にはまり込むことがあるからね。
それが出来りゃ苦労しねぇよ。人間なんだから。
言ってることは100%正しいとは思うけど、人間そんな単純に出来てない。これ書いてる心理学者も「じゃ。お前もその通り出来てるのかよ?」って思う。
心理学者の香山リカや加藤諦諦三を見てもそうだけど、その道のスペシャリストで言ってること自体は至極真っ当なんだけど、当人を見てると「でも、お前ソレ出来てないよね?」「お前、言っちゃ悪いが、かなり頭でキてるぜ」って人が多い。
他人に注意、指摘、アドバイスをする人でも、ソレが出来てない人って沢山いる。
※9
人間だから出来ないんじゃない。
それが出来る人間と、出来ない人間が居るだけだ。
そして、出来てる人間はそれ相応の苦労をしたんだろう。
と、考えればいいんじゃないか?
そうすれば、少なくともその世間にはダメな人間ばかりだという、絶望的な悲観論からは脱出できる。
愚痴を繰り返すなってのは、
黙って我慢しろって意味じゃなくて
言わなくて済むよう工夫しよう
ってことだからね?
我慢するほうがかえってストレスってわけじゃなくて、
繰り返し繰り返し同じ愚痴を漏らすのが
かえってストレスになってるって話だからね?
あー!愚痴ってダメだったのか…
愚痴を言うと自分を冷静に分析できてる気がして気持ちが落ち着いてたんだけどな。
今度から気をつけるよ
※11
問題を冷静に見たいならノートに書くのがおすすめ
文字で可視化したほうが圧倒的に冷めるのも早いしすっきりすると思う
悪口は絶対に言わないが入っていないな
愚痴を言わないよう日記帳に書いているんだがそれはどうなんだろう。
日記帳に対して愚痴を言っているのと変わらないんだろうか……。
※15 愚痴は基本的に第三者に言ったりネットに書いたりと他者が伴うもの。日記に書くのはいいんじゃないかな
誰だって人の愚痴ばっかり聞いていたら嫌になっちゃうけど、自分で自分に言う分にはストレス解消になるかもしれないが、憎悪が蓄積されるかもしれないから、その問題にどう向かい合うべきなのかを書き添えるといい。
※15
王様の耳はロバの耳!
規則正しくて充分な時間の睡眠を実現する方法がマジで知りたい。
平日は規則正しいと言っても一日五時間未満の睡眠、反動で休日は規則正しくとはかけはなれた長時間睡眠になってしまう。
この手のライフハックは
愚痴はアカンという一方で
我慢は良くない吐き出そう
というアドバイスしてくるのな。
※17
承知で言ってるのだろうけど、偏るなということじゃないかな
心に余裕をもてば自分についてもよく観察できるし、自分を客観視できることは自分を良くしたいと思う人にはメリットがあると私は思うよ
自己啓発系の記事多いな
予想はしていたが抽象的だなあ
愚痴は言った方がいいよ
何時迄も腹に据えておくとマズイことになる
そもそも解決するような出来事ばっかりじゃないだろ
愚痴零さない聖人となれるか?それとも綺麗事で精神病むか?
ほんとかよ!
流されるままやんww
だいぶゆるい学者ですねー
あれもダメこれもダメで何がいいのかわからないよー
どれも頭ではそうした方がいいのだろうと気づいてる。
けどどうすればそう出来るのかがまったく分からない
やる気ってどうすればおきるの?
目新しいのが一つも無いな
結局昔から言われていることなんだよな、実践出来るかはさておきさ
愚痴自体はだめとは思わないけど、同じ愚痴を何度も言っているようなら考えた方がいいかも。
同じことを何度も言ってると愚痴られた方は単にストレスとのはけ口にされてると思っちゃうから。「本気で問題解決する気ないな」って。
「PCとスマホから1日離れる」
眼と脳になにかもやもやと糸が絡みいた感覚があったのですが、無くなったデス
気分爽快デス
ガラケーに戻そうかと悩んでいる今日この頃
「臭いものにフタ」はマジでよくない
一度それを許すと際限なく堕落していくからな
× 愚痴を言うな
○ 愚痴を言い過ぎるな
見て見ぬふりはしない
ノーと言えるようにする
これができる環境ならそもそも鬱にならない
今の御時世ネットやってれば臭いものに蓋なんて出来ない環境にいるよ
自然に囲まれて穏やかに暮らす。
できればね、、
>何か新しい情報は? ただ繰り返しているだけでは?
いや、むしろ、新しい救われる未来技術が一向に普及しないからこそ、愚痴っぽくなった。
愚痴くらい聞くけど何回も同じ内容はしんどいっつーかこっちがノイローゼになるわ
大抵解決策提示しても言い訳して全然やらない憐れんでほしいだけの甘ったれか
自分の言ったことを覚えていない認知の類だからな
愚痴は溜め込まないほうがいいって説もあるけどどうなの
特に日本人は言いたいことも言えずにポイズンでストレスためてる女性など多いと思うんだけど
熟年離婚の原因とか
※38
これまでの人生を思い返すと、ちゃんと不満を伝えれば良かったと後悔することがすごくある。愚痴も陰口っていうのが良くないんだと思うよ。先生だろうが上司だろうが、ちゃんと人として向き合って本音で話すべきだった。まあ、コミュ障だったからちゃんと不満を伝える能力がなかったんだけどね。
※41
わかる
出来るだけネガティブなことは言わずに過ごしてきたけれど、やっぱり自分が思っていることや嫌なことはちゃんと表現するべきだった
いい人とは思われているみたいだけど、完全に舐められて相手が増長してしまうことが多い
自分の場合保護者も毒親気味で、嫌とは言わせない上下関係の下育てられたので
大人になってもどうも相手と従属関係になってしまう気がする
痛みに耐える実験で
無言、何言ってもいいよ、の2つ 後者のが耐えた時間長かった、という結果 本で読んだ
ノートに書き出したらデスノートが仕上がりそう