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読売新聞本社に、「嘘ばかり書くな。購読を打ち切る!」と抗議の電話が殺到した。

米国からの指示のまま、売国政策を続けている自民党の清和政策研究会(旧清和会)所属の議員を徹底的に支援してきたCIA読売が、どうした風の吹き回しだろう。
抗議の電話が少なからず奏功したのだろう。

ここにきて、読売も清和会に所属する安倍「忖度」奴隷議員たちを批判し出した。萩生田も、そのひとりだ。

麻生太郎の次は、萩生田光一が大臣規範に違反-加計学園とズブズブの利益相反

読売新聞 7月8日
「萩生田副長官、兼職届怠る…「加計」系客員教授」

学校法人「加計(かけ)学園」系列の千葉科学大学で無報酬の客員教授を務める萩生田(はぎうだ)光一・官房副長官が、「大臣規範」で義務づけられた兼職届を約1年8か月にわたって怠り、6月2日に出していたことがわかった。

政府は同13日、届け出の有無を問う質問主意書に対し、「届け出されている」とする答弁書を決定したが、届け出されたのは主意書の提出と同じ日だった。

萩生田は、浪人中だった2010年4月に、加計孝太郎に拾われて(安倍晋三が口利きをしたのだろうが)、加計学園系列の千葉科学大学で客員教授として特別授業を行っていた。

加計学園から報酬を得ていたが、衆院議員に復帰した2012年12月以降は、授業を行なわず加計学園から報酬も受け取っていない。

2012年12月以降は、名誉職として「名義貸しの在籍」であるが、「安倍内閣の一員が加計学園にいるぞ」と、加計学園の広告塔として、加計学園に無形の利益誘導を図っていることは否定できない。

この実態は、1年8ヵ月も報告していなかった。

これは、『国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範』に明確に違反する行為で、「つい、うっかり忘れていた」なんてものではない。

第一、1年8ヵ月も忘れるような人間を、官房副長官にしておくべくでない。

国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範』には、「公私混淆を断ち、職務に関して廉潔性を保持することとする・・・公益法人その他これに類する諸団体については、報酬のない名誉職等を除き、そ の役職員を兼職してはならない。
なお、報酬のない名誉職等を兼職した場合は 、国務大臣にあっては内閣総理大臣に、副大臣等にあってはその上司である国務大臣に、届け出なければならない」とある。

萩生田が、加計学園から本当に報酬を受け取っていないのであれば問題ないが、それを届けていなかったことが政務官規範に違反しているのである。

萩生田のホームページのプロフィールには、現在も「千葉商科大学客員教授」と明記されている。

20170702-30.jpg

勤務実態がないのに、税金でつくった萩生田のホームページに「客員教授」としての名前を残すのは、結局、私たちが、加計学園系列の千葉科学大学のプロモーションに利用されていることになるのだ。

この大学に入ろうとしている学生は、「千葉科学大学は、特別に政府の支援を受けている大学なんだ!」と思い込んでしまうかもしれない。
いや、そう思うだろう。

当初、国会での追及に、萩生田は、「加計学園とはいっさい関わりがない。加計学園グルーブの加孝太郎・理事長など知らない」と繰り返していた。

しかし、萩生田自身が、SNSで得意げに親交があることを書いていたのだ。このことは、ハフィントンポスト他、多数のメディアが報じてきた

20170702-31.jpg

「なぜ、そんな必死になって隠すのだろう。何かあるな」と考えたくなるのが人情だ。

加計学園系列の千葉科学大学とは、「和泉洋人首相補佐官-「加計学園疑獄」の絵を描いた男」でも書いたように、安倍晋三、安倍昭恵が関与している大学だ。

千葉科学大学の学長に、木曽功という男を推したのは、とりもなおさず安倍なのだ。

木曽功とは、元文部科学省の官僚で、2013年に文科省を退官しているが、翌年の2014年4月から安倍政権の内閣官房参与に就任している。
そして、昨年の4月に、千葉科学大の学長に就任したのだ。

全部、「論功行賞」だ。

3)加計学園系列の千葉科学大にも関与している晋三と昭恵 

千葉日報によると、安倍晋三は2014年5月24日、加計学園が運営する千葉科学大の記念式典で、加計の理事長についてこう評価している。 「どんな時も心の奥でつながっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ」・・・

このときの千葉科学大学長は、赤木靖春学長だった。

2014年の千葉科学大の記念式典に出席した安倍晋三は、次の学長に、木曽功をプッシュした。

木曽功とは、元文部科学省の官僚で、2013年に文科省を退官しているが、翌年の2014年4月から安倍政権の内閣官房参与に就任している。
そして、昨年の4月に、千葉科学大の学長に就任したのだ。

前川・前文科省事務次官は、この木曽功の突然の訪問を受けて、加計学園の獣医学部新設を急ぐようプレッシャーをかけられた

「国家戦略特区を利用して、今治市の(加計学園)獣医学部新設の話を、急いで進めてくれ」と木曽功は、前川氏に圧力をかけた。

安倍晋三と昭恵、下村博文の「たま」がたくさんいて、このようにして、波状的に文科省に圧力がかけられ続けてきたというのが真相だ。

安倍は、「総理の意向」、「官邸の最高レベル」と文書でこそ文科省に圧力をかけ続けているが、木曽功のように日頃から餌を与えている「たま」を使って、加計学園獣医学部認可を急ぐよう、認可権限のある文科省の職員をターゲットにして、あからさまな圧力をかけ続けてきた。

これほど、あからさまに「やりたい放題」やられては、さすがに温和な日本国民でも看過できないだろう。
使われているのは、「巡り巡って」税金なのだ。

興味があるのは、萩生田が浪人していたころ、安倍晋三から、「萩生田さんね、この人は有能だから加計さんのところでしばらく面倒みてくれないてか」と薦められた加計孝太郎が、萩生田の「特別講義」とやらに、いったいいくらの報酬を支払っていたのかということである。

それが世間の相場の数倍ものギャランティーであったとすれば、萩生田と加計学園はズブズフの利益相反。
萩生田は、そのときの恩義から、加計学園のために汗を流さざるを得なくなるのは当然だ。

とにかく、清和会は、ワシントンのディープ・ステートにとって、用済みということなんだろう。





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