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25日、これまで東京電力や経済産業省原子力安全・保安院、内閣府原子力安全委員会などが個別に開いてきた会見を一本化し、初の共同会見を開いた。
事務局 長の細野豪志首相補佐官は「原則としてすべての情報を公開する。私を信じてほしい」と強調した。
だが、約250人が集まった会見では記者の質問機会が限ら れ、原子力安全委から専門家の委員が出席しないなど、情報量と質の低下が懸念される。
毎日jp
情報一本化によってますます真実が隠蔽されています。
私を信じて欲しい。トラスト・ミー…。
細野さん、あなたは信じましょう。
しかし、東電幹部に簡単に騙されてしまう政治家としての細野豪志を信じられるかは、自信がありません。
下は、死んだ目をした東電幹部二人の記者会見です。
この記者会見でも分かるように、東電は各原子炉から出てきた放射性核種を分析しているのです。
にもかかわらず、「分からない」と発表しています。
この動画から、【プルトニウム隠し】の記事でも書きましたが、東電は、とんでもない重大な情報を隠していることが分かります。
とんでもない、というのは「プルトニウムの拡散」についてです。
3号機建屋が水蒸気爆発を起こしたのが15日です。それから2週間近くたってから、「敷地内の5箇所を調べたら、そのうちの2箇所から“微量”のプルトニウムが検出された」と発表しました。
あれだけの大爆発を起こして上空高く吹き上げられたプルトニウムが、敷地内だけに降り注ぐなどと、誰も信じないでしょう。
この記者会見で質問した弁護士の日隅一雄氏は会見への参加を拒否されているようです。
その他のフリージャーナリストたちも同様です。
こうなると、完全に大本営発表です。
情報は、ますます統制され、政府に都合の良い情報しか出てこないでしょう。
国内メディアはダメですから、米国経由で情報を集めるしかなくなりました。
当ブログには、福島第一原発事故直後から、連日、米軍からのアクセスが続いています。
米軍も、日本のブロガーから情報を集めているようです。
そういうことで、以前、ご紹介した原発コンサル会社のアーニー・ガンダーソン氏のサイトを見てみましょう。
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こんばんは。フェアウインズのアーニー・ガンダーソンです。
さまざまなトピックについて、たくさんのメールをフェアウインズにいただいています。
あるトピックが、たくさんの質問や懸念を生み、とても思慮深い内容も寄せられています。そのトピックとは、3号機で何が起こったのか?
なぜ1号機その他と違うあのような爆発が起こったのか? ということです。
本日は、3号機についてこれまでに分かっている確かなことと、破壊の原因と考えられるいくつかのセオリーをお話したいと思います。
はじめに、3号機の爆発は1号機よりずっと劇的でした。
技術的な用語で、detonation とdeflagration があります。
それらは、両方とも爆発の事象を表わす言葉ですが、deflagrationは衝撃波が音速であり、detonationは衝撃波が音速を超えるものです。
detonationは、deflagrationよりずっと破壊的です。
これらの用語はより技術的に見えますが、まさにこの二つの差が1号機と3号機で起きたことの違いといえます。
1号機からの噴煙を見てください。煙が建屋から離れていく動きは、3号機のものに比べてとてもゆっくりです。
ここでいくつか指摘したいと思います。これは、3号機についていくつかの明確に判明している点をもとに、なぜこのようなことが起きたかという理由を推測したいと思います。
3号機の爆発は、1号機に比べてはるかに大きなものです。
そして、私たちがベクトルと呼んでいる爆発のエネルギーの方向は1号機と違い、すごい勢いで真上に伸びています。
3号機の上向きのベクトルは、1号機のベクトルには無いものです。あとでお話しいたますが、これがとても重要な手がかりになります。
次に、3号機では明らかに爆発がありました。建屋の南側、つまり右側を見てください。
黒い煙が立ち昇る前に、明るい黄色の閃光が見えます。これも重要な手がかりのひとつなので、後ほど説明しましょう。
その他のこととしては、プラントから2マイルも離れたところから多数の燃料棒の破片が見つかっています。
以前にもお話しした4号機に目を向けるなら、4号機の使用済み燃料プールは水がなく、燃料棒は露出していますが、
燃料集合体は損傷を受けていない。
ということは、2,3マイル吹き飛ばされた燃料棒の破片は4号機の使用済み燃料プールからではなく、3号機からと見た方がいいでしょう。
また、とても細かな粒子のウランがハワイと西海岸で検出されました。同じくパウダー状のプルトニウムも発電所付近で検出され、アメリシウムは、ここ、ニューイングランドでも検出されています。
これらの物質は超ウラン元素と呼ばれ、ウランよりも重い。そして、その核種の検出は、フクシマの燃料棒が揮発したことを意味します。
爆発後の3号機の写真を見ると、建屋の大部分、特に南側が無くなっていることが分かります。
しかし赤外線写真を見ると同じ場所に高温部分の熱源が確認できる。
このデータが示していることは、3号機の格納容器・原子炉は損傷を受けてないということでしょう。
そこで謎が残ります。原子炉に損傷は無いのに、建屋は吹き飛んでいる。なぜでしょう?
50x50x50フィートの使用済み燃料プール容器内の{水}は空の状態だったと私は思っています。
そこにガスが溜まり上向きに爆発した。プール上部はもともと吹き抜けており、側面は防御するバリアとして働くので、その構造が上方への爆風を起こした。
さらに、説明を付け加えましょう。
私が言わんとしているのは、プールは上に向けられた銃口のようなもので、上に向けて狙い発射した。
ビデオを見ると、多量の破片が落ちてくるのが見えます。それらは、燃料棒を含む燃料集合体で、プルトニウムやウランの破片でしょう。
プルトニウム、ウランは2,3マイル離れたところからも検出されているのが納得できます。
その他としては、噴煙の黒さでしょう。その黒さは、ウランやプルトニウムが揮発したことを意味します。
それらはごく細かな粒子となり、太平洋を越えて、ハワイ・西海岸や、ここニューイングランドにまでも到達したのです。
何が上昇のエネルギーをもたらしたか?
それはただの水素反応だったと仮定すると、水素が酸素と結合して水を作る化学反応{水素爆発のこと}です。その化学反応が起きた時はdeflagrationで衝撃波が音速で伝わります。これが1号機で起きたことです。
劇的ではありますが、爆発的ではない。
何が3号機の爆発を引き起こしたか?
明らかに3号機は爆発であり、その二つの理由があります。一つは、噴煙が上方に立ち昇っている大きさ。二つ目は、赤い閃光が建屋の側面で光ったこと。
deflagrationは、あのような閃光は伴いませんが、detonationは閃光を伴います。
何がdetonationを引き起こしたのか?
水素・酸素の化学反応{水素爆発}だけではdetonationは起こりません。それ以外の何かがなくてはならないのです。
なぜかというのはまだ明らかにされていませんが、適切であろう理由は、
①水素・酸素の化学反応が始まり{水素爆発が起こり}、
②それによって燃料棒が激しく動いて変形するような衝撃波が生じた。
③使用済み燃料プールでの燃料棒が変形し{集約したことで}即発臨界による核反応を引き起こした。
④その核反応が、プールから燃料棒・燃料棒集合体などを吹き飛ばし、噴煙を噴き上げる爆発のエネルギーと、3号機での劇的な場面を作り出した。
この仮説を確かめるには、噴煙に含まれる核種の同位体を調べることです。現在、米軍機がサンプルを採集していますから、ラボで分析中でしょう。
2つのキセノン(Xe)の同位体ですが、比率によりますけれども、それによって、使用済み燃料プールで即発臨界を起こしたかどうかが分かります。
証拠は、まさにそこにありますが、まだ私たちの手には入っていない。おそらく、政府は持っていると思います。
ありがとうございました。
さらなる情報がありましたら、お知らせいたします。
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ここから管理人:
ガンダーソン氏は、3号機爆発時の黒煙は、原子炉内の燃料が爆発したのではなく(もし、そうなら今頃、北半球は大変なことになっているでしょうから)、燃料プールの燃料棒が即時臨界を起こして、真上に向かって大爆発したものだろうと見ています。
ガンターソン氏は、
「プルトニウム、ウランは2,3マイル離れたところからも検出されているのが納得できます。
その他としては、噴煙の黒さでしょう。その黒さは、ウランやプルトニウムが揮発したことを意味します。
それらはごく細かな粒子となり、太平洋を越えて、ハワイ・西海岸や、ここニューイングランドにまでも到達したのです」
と言っています。
米国環境保護局(EPA)のRadNetのデータベースを詳細に調べてみたところ、3月下旬から4月初旬にかけて行われたグアム・ハワイや米国西海岸での 計測において、異常な濃度のプルトニウム・ウランが検出されていたことが分かった。
これにより福島第一原発から最も毒性の強いプルトニウムやウランが大気中に飛散していることが裏付けられた(当然海中にも放出されていることになる)。
この事実に日本の政府・マスコミ・東電・御用学者はだんまりを決め込んでいるが(米国政府もアクセスの多い一般向けのページにはごく一部の放射性物質の情報しか掲載していない)、すでに海外の専門家の間やネットでは隠しきれな い事実になりつつある。
記事転載・・
http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-44.html
とありますが、これが事実なら、退避前の原発周辺の住民は、かなりの数、プルトニウムに被曝している恐れがあります。
原子力専門家は一様に、「プルトニウムは質量が重いので、遠くには飛んでいかない」といっていますが。
冷戦時代の米ソの核実験、また、中国の核実験などで、時間をかけて、徐々に世界中にプルトニウムが飛散したことは事実です。
急激に高まった肺ガンの発症率と、冷戦時代の核実験で世界中に放出されたプルトニウムとの間に因果関係があるのでは、と指摘する学者も少なからずいます。
ですので、福島住民のプルトニウムの内部被曝を疑ったとしても、決して「心配性」とは言えないでしょう。
ただ、米国はイスラエルとの関係(中東の石油)から、今回の福島第一原発の評価を高くしたいと考えているようです。
それが、唐突な「レベル7」への引き上げにつながったと考えるリサーチャーもいますから、データベースにプルトニウムの情報があるからといって、そのまま信じてしまうことは、今のところ控えるべきでしょう。
ガンターソン氏は、ロシアのメイン・メディア「Russian Today」の取材を受けたときに、「あなたは、おおげさでは?」と勘ぐりを入れられているのが気になります。
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