2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第9回熊本読書会開催!

熊本ミステリー読書会主催 第9回熊本読書会 僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)作者: S・S・ヴァン・ダイン,日暮雅通出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/04/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (27…

第21回(シンジケート後援第9回)せんだい読書会レポート

2015.9.26開催 せんだい探偵小説お茶会『エジプト十字架の秘密』読書会報告(執筆者・仙台のクイーンファン) 【第一幕】 せんだい探偵小説お茶会が3年目に入り、ホスト制で進められるようになってから、エラリー・クイーン作品の読書会が年1回の恒例行事…

祝! 第20回:『歯と爪』(執筆者:加藤篁・畠山志津佳)

第20回『歯と爪』――嬉し恥ずかし、魅惑の袋綴じ 全国15カ所以上で開催されている翻訳ミステリー読書会。その主だったメンバーのなかでも特にミステリーの知識が浅い2人が、杉江松恋著『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』をテキスト…

第六十九回はP・J・パリッシュの巻(執筆者・東野さやか)

小説を読む楽しみは人それぞれだけど、わたしの場合、自分の知らない場所を旅できる点をそのひとつとしてあげたい。S・J・ローザンやローレンス・ブロックが描くニューヨーク、ジョージ・ペレケーノスのワシントンDC、デニス・レヘインのボストン、マイク…

ひとたびの生を生きる〜マーガレット・ミラー『雪の墓標』他(執筆者:ストラングル・成田)

雪の墓標 (論創海外ミステリ 155)作者: マーガレット・ミラー,中川美帆子出版社/メーカー: 論創社発売日: 2015/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る 前月の『まるで天使のような』の記憶が冷めやらぬうちに、今月もマーガレット・ミラーの…

NY Timesベストセラー速報20151101(執筆者・中谷友紀子)

アメリカのベストセラー・ランキング 11月1日付 The New York Times紙(ハードカバー・フィクション部門) 1. SEE ME New! Nicholas Sparks ニコラス・スパークスSee Me作者: Nicholas Sparks出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2015/10/13メ…

【再掲】第7回金沢読書会開催!

第7回金沢読書会のご案内 少々季節はずれになってしまいますが、今回の課題書は、夏の南仏が舞台のサスペンス、セバスチアン・ジャプリゾの『新車のなかの女』です。新車のなかの女【新訳版】 (創元推理文庫)作者: セバスチアン・ジャプリゾ,平岡敦出版社/…

第16回福岡読書会開催!

おかげさまで満席となりましたので募集を締め切ります。 キャンセル待ちを希望される方は [email protected] までご連絡ください。(11月4日追記) 福岡で、まる天といえばうどんの具。おでんにも入りますし、そのままおいしくいただく…

【再掲】第2回南東京翻訳ミステリー読書会のご案内

忘れゆく男 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ピーターメイ,Peter May,青木創出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/03/20メディア: 新書この商品を含むブログ (15件) を見る 伯爵「秋も深まってきたな、カーソン」 執事「はい、さようで、旦那さま」 伯爵「…

第15回:中国ミステリは現実の事件を扱えるか(執筆者・阿井幸作)

毎回この場所を借りて中国ミステリの一部を取り上げてきましたが、今回は私が常々読みたいと思っている中国ミステリを紹介したいと思います。 中国ミステリと一口に言ってもこのジャンルは既に多岐に渡り、ある程度の読者のニーズにまで応えられるようになり…

第24回 天国への鍵をさがして(執筆者・佐竹裕)

今年になってもっともショックだったことのひとつが、英国ミステリー界の女王ルース・レンデルの訃報だ。享年85。もっとも好きな作家の一人だと迷わず断言できる存在だっただけに、残念でならない。 デビュー作『薔薇の殺意(From Doon with Death)』(1964…

第26回 心配性パパと甘えんぼ名探偵の挑戦は――『ローマ帽子の秘密』(執筆者・♪akira)

全国の腐女子の皆様とそうでない皆様、こんにちは! 小学校の図書室にあった子ども向けの怪盗ルパン全集、そして名探偵ホームズ全集が大人気だった昭和の時代。そこから翻訳ミステリファンになった方も少なくないと思います。かくいう筆者もそのひとり……と言…

NY Timesベストセラー速報20151025(執筆者・武藤陽生)

アメリカのベストセラー・ランキング 10月25日付 The New York Times紙(ハードカバー・フィクション部門) 1. THE SURVIVOR New! Vince Flynn and Kyle Mills ヴィンス・フリン、カイル・ミルズThe Survivor (A Mitch Rapp Novel Book 12) (English Edition…

文藝春秋・10月の新刊

『悲しみのイレーヌ』ピエール・ルメートル 橘明美訳 Travail soigné, Pierre Lemaitre悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)作者: ピエール・ルメートル,橘明美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/10/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (64件) を見る…

第7回神戸読書会開催!

「今年はSFもアンソロジーも課題書にしたし、今度は何にしようか」と考える秋の夕暮れ。「スパイ」「警察」「怪盗」「探偵」「コージー」と脳内プレゼン合戦が繰り広げられた末に、世話人がたどりついた結論は……「そうだ、コン・ゲームがあるじゃないか!」 …

第10回東東京読書会レポート(執筆者・青木悦子)

みなさんこんにちは。 年に3回ペースでゆるゆるまったりと続けてきた東東京読書会も、おかげさまで第10回を迎えることができました。 記念すべき節目の会ということで、今回は1.学生さん全員無料! 2.一般の方もワンコイン500円! 3.ことしに入って…

書評七福神の九月度ベスト発表!

書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 そろそろ年末に向けての動きが出てまいりました。豊作揃いだった2015年、10月には隠し球も出揃うのではないでしょうか。その前にまず、先月のおさらいです。今月も七福神をお届け…

ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』(今回の執筆者・平岡敦)

北欧勢やドイツ勢に押され気味で、いささか影の薄かったフランスミステリ。その鬱憤をいっきに晴らすかのような爆発的大ヒットを記録したのが、ピエール・ルメートルの『その女アレックス』だった。なにしろ「このミス」「文春ミステリーベスト10」「ミステ…

6月度の金の女子ミス・銀の女子ミス発表!(執筆者・大矢博子)

衣替えに余念のない奥様、こんにちは。秋のブーツを新調したお嬢様、ごきげんよう。あれほど暑かった夏も、過ぎてしまえば寂しいもの。今回は逝く夏を惜しんで、初夏を振り返りましょう。6月の金銀女子ミスです。こういう書き方をすると、まさかただ遅れて…

最新海外ミステリーニュース20151012(執筆者・木村二郎)

2015 Shamus Award Winners Announced (シェイマス賞受賞作発表) David Rosenfelt Wins Shamus (デイヴィッド・ローゼンフェルトがシェイマス賞受賞) The Private Eye Writers of America (PWA) has announced the winners for its 2015 Shamus Awards a…

NY Timesベストセラー速報20151018(執筆者・国弘喜美代)

アメリカのベストセラー・ランキング 10月18日付 The New York Times紙(ハードカバー・フィクション部門) 1. THE MURDER HOUSE New! James Patterson and David Ellis ジェイムズ・パタースン、デイヴィッド・エリスMurder House: Part One (Murder House …

第十回西東京読書会のお知らせ

おかげさまで満席となりましたので募集を締め切ります。 キャンセル待ちを希望される方は [email protected] までご連絡ください。(11月10日追記) 【追記】 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0],…

最新海外ミステリーニュース20151010(執筆者・木村二郎)

2015 Macavity and Barry Award Winners (マカヴィティ賞およびバリー賞受賞作発表) Alex Marwood Wins Macavity (アレックス・マーウッドがマカヴィティ賞を受賞) The Mystery Readers International has announced the winners for its 2015 Macavity …

第4回多摩南読書会開催!

第4回多摩南読書会開催します! おかげさまで前回もキャンセル待ちが出るほどご好評をいただいております「たまなん」こと多摩南読書会の4回目のお題発表です! ありふれた祈り (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: ウィリアムケントクルーガー,William K…

第10回埼玉読書会のお知らせ

おかげさまで満席となりましたので募集を締め切ります。 キャンセル待ちを希望される方は [email protected] までご連絡ください。(10月9日追記) 早いもので埼玉読書会も第10回を迎えることとなりました。だからというわけでもないのですが、今…

第9回:さすが、傑作。(執筆者・上條ひろみ)

みなさま、こんにちは。いよいよ読書の秋に突入ですね。でも、出版各社が年末のベストテンねらいで続々と目玉作品を投入してくるこの時期は、そうそうお気楽にもしていられなくなります。だって読みたい本だらけなのに、時間はかぎられているし、読み残し本…

2015年9月度カンパ報告

以下の方からカンパをちょうだいしました。 心よりお礼申し上げます。 ヨダ ヨウさま 翻訳ミステリー大賞、および宣伝媒体である当〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉は、特定のスポンサーに依存せずに、すべてボランティアによる運営をおこなっております…

第七回翻訳ミステリー大賞選出にむけて

翻訳者のみなさまへ 猛暑や豪雨、台風などに悩まされた夏もいつしか去り、朝夕めっきり涼しく秋めいてまいりました。気がつけば、そろそろ各地から紅葉のたよりがきこえてくる季節です。 みなさまにはますますご健勝のことと存じます。 今年も翻訳ミステリー…

第12回『メグレと死者の影』(執筆者・瀬名秀明)

メグレと死者の影 (メグレ警視シリーズ)作者: ジョルジュシムノン,Georges Simenon,榊原晃三出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1980/05/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るL'ombre chinoise, Fayard, 1932[原題:影絵(志那の影)] …

最新海外ミステリーニュース20151005

CWA賞受賞作発表 その2 英国推理作家教会(CWA)は9月30日、ゴールド・ダガー賞、イアン・フレミング・スチール・ダガー賞、ジョン・クリーシー・ダガー賞の受賞作を発表した。 ゴールド・ダガー賞 Life or Death, by Michael Robotham (Little, Bro…